Bf109G再生作業 仕上げです。
ラインマスキング
転写シールを迷彩上に貼る場合、透過率や色調再現を考えた場合に白ベース・透明ベースともに難があるので今回の歩行可能ラインは塗装で再現します。
今回はじめてタミヤの曲面マスキングテープを使用しました。
画像の白いテープです。通常のマスキングテープよりしっかり表面に食いつきます。
赤ライン
白を塗装した後、赤を塗装。若干はみ出た白や赤をレタッチで消しました。
国籍マスキング
主翼上面の国籍表記もデザイン上、転写シールでは難しいので塗装します。
基本塗装完了
だいぶ雰囲気が出てきました。
A-ONE転写シール
毎度の作業です。ロゴマークや注意書き等、プリンターで出力し貼り付けるだけで再現できるなんて便利な時代になったとつくづく感じます。
25年程前にF-1のラジコンをやっていた頃にコレがあったらMarlboroやCAMELのステッカーを大量生産しただろうな~。
マーキング
主翼下面、胴体後方に国籍マーク。
尾翼には燦然と輝くハーケンクロイツ!
大戦機に行うこれらの作業は魂を入れる儀式、ビシっと身が引き締まります。
グルグルスピナー装着
フライングスタイロのこのスピナーは瞬間接着剤で固定するのですが中心軸をしっかり決めるのがいつも難しいんですよね~。子供が起きていたらとてもできません。
操縦席
コックピットパーツおよびパイロットを組み付けしました。
スミ入れ
機体のモールドに沿ってエナメル塗料のフラットブラックとフラットブラウンを溶剤で薄め筆塗りし、溶剤を含んだティッシュで拭きとりです。
エアブラシ
排気煙の再現のみにしました。このサイズだと下面に施した場合少し大げさかなと・・・ホントは腕前がついてこないからです。
Erich Hartmann
ブービ、ブロンドの騎士、そしてソ連軍からは黒い悪魔と呼ばれた352機を撃墜したエースパイロット!
私はいつもFLTさせる際は搭乗員(パイロット)に自分を投影しています。
まぁ、自分なりに搭乗員になった気分まで気持ちを高めて没入しようと思っています。
零戦ではとくにその傾向があり所属番号はとくに搭乗員が特定できない無名戦士仕様にしています。
ただ始めた頃から色々な資料や動画で当時の世界観や人物などを知る度に無名戦士は存在しないんだなっと思いました。それからはいくつかの有名パイロット仕様も手をだしたわけですがやはりプレッシャーは増しますね。
趣味の世界だから何も難しく考えず気楽に好きな仕様でいいじゃないかとも思うのですが、このこだわりは自分なりにあの時代に生きた人々への敬意だと思っております。
まぁ・・・かなりおこがましい気もするのですが・・・。
エーリヒ・ハルトマンになれるかな?
「スピナーが額、翼端が指先」そこまで投影できるよう、そうなりたいもんです。
作業完了!
今回の塗装はプラモデルを強く意識してみたのですがなかなか難しく疲れました。
いつもの日本機と比べてドイツ機の迷彩はかなり気を使いますね。
色味の知識からして足りてなかったのでかなり資料を読み漁りました。
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機体のパフォーマンス、空戦エピソード、搭乗パイロット及びマーキングの考証・・・etc
。視点を変えてみれば戦闘機も、勝つためだけに生まれた大空のコンペティションモデル。当時の空に思いをはせ、自分なりにストーリーを組み立て、そして”なりきる”楽しみ。いいっすねー、おっしゃるとおり、ソフト面でも楽しめる!これぞスケール機の醍醐味ですな~!^^
「お見事!」としか言いようのない再生作業でした。
私もYoutubeで当時の日本軍機を中心に大戦機や搭乗員の映像を見ることが多いのですが自分より遥かに若い青年が凛とした表情で機体に乗り込む姿にはとても感銘を受けます。
この時の心境は果たしてどのような物だったのか?恐浮ヘなかったのか?など自分には計り知れない複雑な思いを抱きながら空に散っていった多くのパイロットがいたわけですよね。その全てのパイロットに物語があって然りという事ですね。
コメントありがとうございます。
>はんちんぐさん
こんばんわ!
この機体がキレイだったのは作製して一時のみ、1FLT目から機首粉砕させそして修理復帰だったのでこの際できるまでキレイに戻してみようと思いました。10年前に比べると色んな資材が増えた事もあって何とかなりました。
あとはFLTさせて本当の作業完了となります。
最近はだいぶ飛行場の雰囲気にも慣れてきましたのでじょじょに没頭率は上がってくると思います。スケール機は悦に入れるようになると自分のモノになったって感じがします。
>零戦好きさん
こんばんわ!
今のご時世いつどもどこでも知りたい事を調べられるので便利と言うか凄いと言うか・・・使い方さえ間違えなければ楽しい世の中ですね。
あの時代に命を賭して日本を守った方々がいてこそ、今の日本があり趣味も楽しめるわけですね!
私なんぞに当時の方々の思いや考えなど到底及ばないのですが今の平和を導いてくれた事に感謝し少しでも近づけるよう思いを寄せたいものだと思っております。
アウグスブルクの本社工場でもさじを投げたかも w
Hartmannが何故352機も撃墜できたのか?
怪我もなくずっと戦い続けられたからです。
他のトップエースはつい格闘戦に巻き込まれ被撃墜、ついでに政治的意図で前線から外され管理業務、なんて内にこつこつと(いやガンガンハイペース w)、、、。
やっぱりメルダース達が提唱したロッテ・シュヴァルムとズーム&ダイブを素直に実践したのが大きいと思います。
僚機のパイロットの戦死もゼロって言うのも立派ですよね。
マルセイユ辺りの天才肌とどちらが好きか?好みが分かれるところですね。
それにしても効果的な迷彩柄 w お互い要注意ですね~。
そうですね、よくあんなバラバラから何とかなったもんだと・・・今はひとまずホっとしております。
FSKのBf109Gは日本では入手困難なので何とか復帰させたいと思い作業してました。
色々な資料を読み漁ってルフトヴァッフェのドラマ性に痺れていました。
第一次大戦の格闘戦から機体の進化と共に運用方法をズーム&ダイブに切り替え対応していく合理性、それでも格闘戦を好んじゃうマルセイユ。
初出撃は散々でも着実に一撃離脱をマスターしていくハルトマン・・・どちらも魅力的です♪
まだまだ付け焼刃なので知っていく事が楽しい状態です。
でも色々調べられた跡が見え隠れして、私にはとても真似できないレベルですわ。
Hartmannも数年で50機前後のちょぼちょぼエースだったのが、1943年秋頃から毎月数十機のペースになってます。
こつを掴むと、って事なんでしょうけど、何時まで経っても作りも飛ばしも中途半端で弱ってますわ ^^;
ハルトマンは基本に忠実、勝利の方程式を絶対に変えなかった印象がありますね。
継続は力なり・・・ただ継続するだけでなく徐々に力を蓄えながら開花していく・・・。
そうなれるよう頑張りたいと思います。