2012/11/29 (木曜日) 晴れのち曇り
新しく作った加温板を取り付けてボイラーの燃焼試験をしてみた。
この加温板は熱源はボイラー燃焼室の外壁だ。
そして熱を沢山吸収できるように外壁に接する面積をなるべく
広くした。
またカセットボンベに熱がよく伝わるように板の厚さも厚くして
継ぎ目のない一枚板で工作した。
さぁ、熱がうまく伝わってボンベを温めることができるだろうか
↓ 新しい加温板を取り付けて組み立て終わったボイラーの燃焼室。

↓ ボンベは加温板のバネりで挟み込んで固定する。 ただし材料はアルミ板(1mm厚)なので
バネりはすぐ甘くなってしまう。

↓ 加温板の熱伝導部に温度計を張り付けて温度の上昇を確認してみた。

↓ テスト開始時点では10℃ほどだった。

↓ テスト開始直後はボンベもさほど冷えていなくて火力も強い。

↓ 何分か運転していると、ボンベの温度が下がり始め、火力は低下し始めた。

加温板はまだ温まりきれず、30℃ばかりだ。
でもかすかに温度は上昇している。
↓ 蒸気の圧力は0.5気圧ぐらいに下がってしまった。 でもこれ以上は下がらないようだ。

↓ 加温板熱伝導部は60℃に近づいた。

↓ 圧力は僅かに上昇を始めた。 ボンベ付近に触れてみるとかすかに暖かさを感じた。

今までの加温板ではボンベはどんどん熱がさがり、バーナーの炎も消えてしまいそうだったが
この新しい加温板ではまだ青い火が燃えている。
少しは効果があるということだ。
そこでボートを水に浮かべてスクリューに負荷がかかった状態での圧力を測ってみることにした。
↓ ガスバーナーや火力コントローラが載ったので船首が重くなり、前のめりになってしまった。

↓ 左右のバランスも狂ってしまった。

↓ 船首部のバラストを外して調整した。
バラスとは1個だいたい60gぐらいだから全部で700gぐらい外した勘定だ。

↓ バラスト調整完了。 さぁ、ボイラーに点火するぞ!


初めてガス焚きボイラーでボートを動かしてみた。
感じでは前よりもパワーがありそうな気がした。
圧力計の指示も1気圧近い。
だけど、安全弁は1気圧で開くはずだから大丈夫だ・・・・・・・
ところがどっこい、1気圧を超えても全然開かない。
ちょっと心配になってきた・・・・・・
この辺のテストの様子を動画でご覧ください。
今までの固形燃料での運転ではせいぜい0.8気圧どまり。
1気圧を超えたことなんて滅多にない。
それが今回の運転では1.5気圧もかけてしまったんだから大変だ。
蒸気供給パイプ(真鍮・5φ)とシリコンチューブ(外形6φ 内径4φ)の
接続部が圧力に押されて変形して外れてしまったのだ。
こんな調子ではフィールドで運転することなんてできやしない。
逃げの手としてパイプとチューブの結合部を金具で締め付けてみよう。
↓ チューブを締め付ける金具を作った。

↓ パイプとチューブの締め付けはこんな具合です。

↓ 高圧がかかるのはボイラー蒸気出口から蒸気切替バルブの蒸気入り口までだ。
そこの接続点を全部金具で締め付けた。 狭い場所の作業で大変だった。
これ以下の負荷側はそれほど高圧にはならないと思うので省略した。

安全弁にも問題がありそうだ。
圧力が上がって弁が開いてもすぐには圧力が低下せず、まだ上昇を続けてしまう。
きっと蒸気の逃げ道が狭いのだ。
もっと太いパイプで一気に蒸気を逃がさなくてダメなんだろ。
安全弁も作り直しだな、きっと。
あぁーあ、一つ問題をクリアーすると、また次の難問が現れる。
いつになったらフィールドでボートを走らせられるんだろう?
「世の中、そんなに甘いもんじゃぁないぜ・・・・」
へい、まったくおっしゃるとおりで・・・・・・・・
新しく作った加温板を取り付けてボイラーの燃焼試験をしてみた。
この加温板は熱源はボイラー燃焼室の外壁だ。
そして熱を沢山吸収できるように外壁に接する面積をなるべく
広くした。
またカセットボンベに熱がよく伝わるように板の厚さも厚くして
継ぎ目のない一枚板で工作した。
さぁ、熱がうまく伝わってボンベを温めることができるだろうか
↓ 新しい加温板を取り付けて組み立て終わったボイラーの燃焼室。

↓ ボンベは加温板のバネりで挟み込んで固定する。 ただし材料はアルミ板(1mm厚)なので
バネりはすぐ甘くなってしまう。

↓ 加温板の熱伝導部に温度計を張り付けて温度の上昇を確認してみた。

↓ テスト開始時点では10℃ほどだった。

↓ テスト開始直後はボンベもさほど冷えていなくて火力も強い。

↓ 何分か運転していると、ボンベの温度が下がり始め、火力は低下し始めた。

加温板はまだ温まりきれず、30℃ばかりだ。
でもかすかに温度は上昇している。
↓ 蒸気の圧力は0.5気圧ぐらいに下がってしまった。 でもこれ以上は下がらないようだ。

↓ 加温板熱伝導部は60℃に近づいた。

↓ 圧力は僅かに上昇を始めた。 ボンベ付近に触れてみるとかすかに暖かさを感じた。

今までの加温板ではボンベはどんどん熱がさがり、バーナーの炎も消えてしまいそうだったが
この新しい加温板ではまだ青い火が燃えている。
少しは効果があるということだ。
そこでボートを水に浮かべてスクリューに負荷がかかった状態での圧力を測ってみることにした。
↓ ガスバーナーや火力コントローラが載ったので船首が重くなり、前のめりになってしまった。

↓ 左右のバランスも狂ってしまった。

↓ 船首部のバラストを外して調整した。
バラスとは1個だいたい60gぐらいだから全部で700gぐらい外した勘定だ。

↓ バラスト調整完了。 さぁ、ボイラーに点火するぞ!


初めてガス焚きボイラーでボートを動かしてみた。
感じでは前よりもパワーがありそうな気がした。
圧力計の指示も1気圧近い。
だけど、安全弁は1気圧で開くはずだから大丈夫だ・・・・・・・
ところがどっこい、1気圧を超えても全然開かない。
ちょっと心配になってきた・・・・・・
この辺のテストの様子を動画でご覧ください。
今までの固形燃料での運転ではせいぜい0.8気圧どまり。
1気圧を超えたことなんて滅多にない。
それが今回の運転では1.5気圧もかけてしまったんだから大変だ。
蒸気供給パイプ(真鍮・5φ)とシリコンチューブ(外形6φ 内径4φ)の
接続部が圧力に押されて変形して外れてしまったのだ。
こんな調子ではフィールドで運転することなんてできやしない。
逃げの手としてパイプとチューブの結合部を金具で締め付けてみよう。
↓ チューブを締め付ける金具を作った。

↓ パイプとチューブの締め付けはこんな具合です。

↓ 高圧がかかるのはボイラー蒸気出口から蒸気切替バルブの蒸気入り口までだ。
そこの接続点を全部金具で締め付けた。 狭い場所の作業で大変だった。
これ以下の負荷側はそれほど高圧にはならないと思うので省略した。

安全弁にも問題がありそうだ。
圧力が上がって弁が開いてもすぐには圧力が低下せず、まだ上昇を続けてしまう。
きっと蒸気の逃げ道が狭いのだ。
もっと太いパイプで一気に蒸気を逃がさなくてダメなんだろ。
安全弁も作り直しだな、きっと。
あぁーあ、一つ問題をクリアーすると、また次の難問が現れる。
いつになったらフィールドでボートを走らせられるんだろう?
「世の中、そんなに甘いもんじゃぁないぜ・・・・」
へい、まったくおっしゃるとおりで・・・・・・・・