STP おやじ

スピード スリル パワーをテーマに生きて来たが時間が過ぎてもただのおっさんの生活を送っている。ぼやきかな?

YS-11を見てきた

2011-01-15 19:52:32 | その他
茨城空港で13日解役した 長距離探索救難機YS-11ブルーイレブンの展示を見てきた。
この機体はおそらく羽田空港行きモノレールに乗っているときに
駐機しているのを何度も見かけたと思う。長く使われた飛行機だ。

車で2時間半掛けて茨城空港に向かう。
YS-11の展示だから見物客は少ないと想像していたがっ、しかし。

ソフトフォーカスなのは展望台ガラスのため。

売店の物色、海保グッズ売り場を冷やかし早々に機体の近くに向かう。

解役機なので機体間近で見物できるのだ、こうゆう機会は滅多にない。
フライトを控えている機体はそうはいかない、柵の中。

機内見学は順番待ちの列が長すぎて観るのはあきらめた。残念だが まあいいか。

後胴まわりを見ると各種装備が目に付く。

写真緑枠の中 垂直&水平尾翼前縁に黒い着氷防止ゴムが付いている。
(ゴムに空気を入れて氷が付いたら剥がすやつ)
主翼前縁にもコレが付いていた。
垂直尾翼にはドーサルフィンが付いている。
面積が足りなかったのかな、それとも高さを下げたかったのかな?

後胴写真赤丸内 バブルウインドウ
拡大写真はR側

機内からこの窓に頭を突っ込み機体下方を見ることが出来る。
(救難者捜索に大変役立つと思われる)

後胴写真青丸内 何?


物資投下口のようだ。機内まで筒抜け。
キャビンの与圧はどうしているのだろう?何か工夫してあるのかな。
  
 
牽引車など 空港地上機材も展示していた。


私が子供のころ 旅客機といえばジャンボジェットとYS-11なのだ。
YS-11は戦後の国産機で、エンジンはロールスロイスのターボブロップが付いている。
双発エンジンのプロペラから出る飛行音が独特で、その低音の響きにミックスされる
タービンエンジンの高い音を聞いただけでもYSと解るほど。
機体構造は日本の第二次大戦機の延長で今ではローテクなのだろうが航空機技術の基礎
そのままの感がある。

人力で動く補助翼。
アスペクト比の高い主翼で安定性と揚力を稼ぎ。
低翼式で脚柱を短くし重量を減らし。
エンジンナセルは主翼の上に付けてプロペラ径を稼ぐ。また主脚の収納スペースとして活用。
したがって主脚幅も広く取れて着陸安定性も高められる。
設計思想が解りやすーい。つくづくいい機体だと思う。

この機体今後自衛隊で部品が活用されるそうで自衛隊機の方はまだまだ飛び続けるようだ。
基地祭で見るYS-11あれらだな。 
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