留学生活も、時代と共に、インターネットの発達とともに、変わってきたものです。
携帯もなかった時代は、海外から日本に電話する手段は、ホームステイ先の家電話のみ。
国際電話なんて、目が飛び出るほど高かった時代は、ホストファミリーに気兼ねしながら、
ちょっとだけ貸してもらって、ささっと電話するしかなかったけど、今は携帯電話は当たり前。
その上、スカイプがあって、ラインまである。
ラインがあるとどういうことができるようになったか?
例えば、シャワーのお湯の出し方が分からない。あー、困った。
ホストファミリーはまだ寝ているから、起こすわけにもいかないし、え~ん、どうしよう、お母さん!
そこでラインの登場。
シャワーのハンドル部の写真を撮って、ラインで送信!
「お母さん、シャワーの出し方が分かりません、教えて!」
そして30秒後
「あんた、なにバカな写真送ってくるのよ~」
「そこひねってみたら?」
「だめ」
「じゃあ、こっちは?」
「あっ、出た! ありがとう」
というような会話がラインでできて、無事シャワーのお湯ゲット。
例えばベッドメイキングの仕方が分からない場合。
写真を撮って、ラインで送信
「これでいいと思う?」と、お母さんに確認。
親も子供が何をやっているかがすぐわかるから、安心できていいのかもしれないけど、
この発想は新しい。
『可愛い子には旅をさせろ』 って言うけど、これじゃ世間の厳しさを学ぶことにならないのでは…。