北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ウクライナ情勢-ベルゴロド州国境付近の新飛行場とウクライナ軍大規模長距離無人機攻撃

2024-05-06 07:00:52 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 日本の間隔といいかすか感覚で云うと75kmというのは最前線過ぎるような気もするのですがたくさん飛行場を造って予備とするのでしょうか。

 ロシア軍はウクライナ国境から75km離れた地域に新しい飛行場を建設中との事、ISWアメリカ戦争研究所が4月29日に発表した戦況分析によれば、27日までに撮影された衛星画像を精査した結果、ウクライナとの国境に近いベルゴロド州に1800m滑走路を有する飛行場が新しく建設されていることを発見、長さからIl-76輸送機用と分析があります。

 ロシア軍はアイディイフカ北西とクラスノホリスカ東方で暫時前進しており、ロシア軍はアウディイフカ周辺において複数の地域で攻撃を行える選択肢を兵力配置や接近経路から残しているものの、ロシア軍がどの方面へ攻撃を加えるのかは不明とのこと。ウクライナ軍はチャシブヤールの低地側、イヴァニフスケが攻撃に曝されているとしています。
■防衛情報-ウクライナ戦争
 ウクライナがまた大規模な無人機攻撃を行いましたがロシア側の防衛リソースの分散を強要しているのでしょう。

 ウクライナ保安庁によればウクライナ軍はロシア深部へ大規模無人機攻撃を行いました、4月30日付のイギリス国防省ウクライナ戦況報告によれば、ウクライナ軍はロシアのクラスノダールに所在するクシチャフスカヤ飛行場、イルスキー石油施設、スラビャンスコイル石油施設等を攻撃、ロシア軍もウクライナ側無人機66機の撃墜を発表しています。

 クシチャフスカヤ飛行場は、ロシア軍にとりウクライナ本土を攻撃する戦闘機部隊の重要基地であり、Su-34戦闘爆撃機やSu-35戦闘機などが多数駐留しているとのこと。戦闘機へ損害を与えたのかは不明ですが、オープンソース情報では滑空爆弾等が複数破壊されているとのこと。ロシア軍は前線飛行場から毎日100回から150回の出撃を行っています。
■国連ウクライナ人権監視団
 ガザでの死者数報道を考えると複雑な印象ですが。

 国連ウクライナ人権監視団によれば3月にウクライナで死傷した非戦闘員は604名とのこと、4月29日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告によれば、この非戦闘員犠牲者数は2月と比較し20%増大しているという。この背景にはウクライナ全土へのロシア軍による無人機攻撃やミサイル攻撃強化と、前線付近での砲撃の増大などが影響しているとのこと。

 攻撃は重要インフラ施設に対するものが増大しており、20カ所が破壊若しくは損傷したという。また子供の死者数が57名と2月よりもほぼ倍増したとされ、この背景には航空機による爆撃の増大が影響していると国連は報告書に記しました。2022年2月24日以来、ウクライナでの死傷者は3万1366名、この内死者数は10810名となっているとのこと。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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