なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ラクウショウ(スギ科・ヌマスギ属)

2012-06-11 13:08:39 | 樹木
 昨年の秋、この木の葉が、綺麗に紅葉し、地面を染めて散り敷いているのを見た時、その葉の形から、これはメタセコイアではないかと思っていました。ところが、今回、写真のような、面白い形の気根のあることに気がつき、ラクウショウであることが解りました。
 ラクウショウは北米原産で、明治の初めに渡来しました。幹の周りに、呼吸のため気根が出てくることがあり、膝根ともよばれます。湿潤地に適し、
根本が少々水につかった状態でも、自生することが多いそうです。
 なるほど、それで、曽根沼の近くでも、大木になっていたんだと解りました。
軽く、土中や水中で、腐朽しにくい性質を生かし、枕木や、土木、船舶材としても利用されているそうです。






気根が遊歩道の舗装を破って、顔を出しています。


葉はメタセコイアと似ていますが、小枝、小葉のつき方が互生になっていて、対生になっているメタセコイアとは違います。



根元近くに気根が見られます。