ムベ（アケビ科・ムベ属）つる性常緑樹 別名トキワアケビ

　その昔、天智天皇が蒲生野に御遊猟に来られた時、８人の男児を持つ老夫婦が差し出したこの果実を「むべなるかな。」
と仰せられたという言い伝えの果実です。毎年１１月に宮中へ献上されてきたということです。
　この実は、安土の沙々貴神社で、棚づくりされているものを撮影させてもらいました。
葉は、柄のある３～７枚の小葉からなる掌状複葉で、葉身は厚い深緑色です。裏側は、やや色が薄く、特徴的な網状の
葉脈があります。
アケビに比べ、果実が小さく、果肉は甘いですが、食べ難いので、商品としての価値はないということです。