なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ハナヤエムグラ(アカネ科・ハナヤエムグラ属)1~越年草

2017-06-18 16:20:14 | 草花
 曽根沼公園の芝生の中にヤエムグラとよく似た草が生えていて、たくさんの花がさいていました。
但し、ヤエムグラのように高く伸びず、草丈は20cmぐらいでした。
 掲示板で教えてもらって、ハナヤエムグラという花だとわかりました。
 白い花に見えますが、よく見ると、かすかにピンクがかっています。直径は、5mmあるかないかで、
数個の花が集まってついています。花冠は、4裂し、雄しべも4個です。
茎の断面は四角形で、稜に沿って、下向きの刺があります。葉の表面にも毛が生えています。
 ハナヤエムグラは、千葉県で近年発見されたという、比較的新しい帰化植物です。現在では、全国に
分布しているそうです。




































ナギナタガヤ(イネ科・ナギナタガヤ属)1~越年草

2017-06-17 20:11:48 | 草花
 ナギナタガヤは、果樹園の樹の下で栽培されるそうです。6月中旬頃から倒伏すると、藁を敷き
つめたようになり、雑草を抑えたり、土壌の浸食予防、干ばつ予防、また、堆肥の役目も果たすと
いうことです。
 先日、田んぼの道端で、枯れて倒れかかった、芒のある柔らかそうな草を見つけました。
それで、これが、そのナギナタガヤでは、ないかと思いました。でも、全く違うかもしれません。
 >ナギナタガヤの花序は、薙刀状の円錐形で、上部は、一方に傾きます。枝は、各節に単生し、
長さ2~4cm。小穂は、枝に沿ってつき、長さ5~8mm、3~5の花があります。芒は、護穎に
頂性し、15mmぐらいです。
 以上は、ナギナタガヤの形について説明されたものです。



























オカトラノオ(サクラソウ科・オカトラノオ属)多年草

2017-06-16 15:31:35 | 草花
 長く伸びた花序を、虎の尾に例えて呼ばれているオカトラノオです。
お隣の畑で毎年たくさん花を咲かせているのを撮らせてもらいました。自然の中でも、丘陵の日当たりの
よい草地などに生えているそうです。
 花は、総状花序で、下の方から上に咲いていきます。花冠は直径1cmぐらいで、深く5裂していま
す。雄しべも5個です。茎にも葉にも縮れた毛が密生しています。




























カラスムギ(イネ科・カラスムギ属)越年草

2017-06-15 19:30:18 | 草花
 カラスムギという名前は、カラスの嘴に似ているからかな・・と、思っていましたが、
そうではなく、この野生のムギが人間の食用には、適さないからだそうです。
 カラスムギには、2枚の大きな(2cmぐらい)包頴があり、中に2~3個の小花があります。
カラスムギの頴果を覆う護穎には、背面に屈折した長い芒がついています。穂から脱落すると、
この芒が乾湿運動によって、屈曲点を軸に回転を繰り返し、結果、頴果は、土壌に押し込まれて
いくしかけになっているそうです。
 カラスムギは、どう言うわけか、車のよく通る路傍に沿って、集中して見かけられます。



































ネズミホソムギ(イネ科・ドクムギ属)1~越年草

2017-06-14 15:44:03 | 草花
 ネズミムギは、護穎に芒があり、ホソムギには芒がないとのことですが、ネズミムギやホソムギ
には、交雑種も多く、芒のないのや、あっても短いのがあります。
 ホソムギは、小花が少なく(6~10個)、ネズミムギには、小花が多い(10~20個)との
説明もありますが、多いのや、少ないのが混じっています。
 よくわからないので、今回道端で撮ったものは、ネズミホソムギとしました。
 種の同定にこだわっても、1本1本違っているものもあり、こだわる意味がわからなくなります。