なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ウバユリ(ユリ科・ウバユリ属)多年草

2017-07-21 19:25:33 | 草花
 愛知川、河川敷の竹藪の中へ、ウバユリの花を撮りに行きました。開花している株は少なく、
まだ蕾の状態のものが多かったです。夏草が生い茂っていて、なかなか近寄れません。それに、
ものすごい藪蚊との戦いです。ゆっくりピントを合わせている暇がありませんでした。
 ウバユリは、外側を向いて、殆ど真横に花を開きます。ぱっと平開しないで、6枚の花被片を
ほんの少し開くだけです。雄しべが花被片の隙間から見られます。雌しべに沿うように、長さの
違う雄しべが並んでいます。
 ウバユリは、一度花を咲かせると、鱗茎ごと枯れて、同じ所から芽を伸ばしません。鱗茎から
分かれた小さな鱗茎を作りますが、花を咲かせるようになるまでには、何年もかかるそうです。









































イネ(イネ科・イネ属)一年草  花の咲く様子

2017-07-19 13:28:16 | 草花
 今日は、やっと梅雨が明けて、からっとした快晴になりました。
田んぼにイネの穂が出て、花の咲く頃です。一度イネの花が撮りたくて、朝から田んぼに出かけました。
9時に行った時は、まだ、頴を開いておらず、昨日出たらしい雄しべが色変わりして残っていました。
10時にもう一度行くと、ようやく雄しべが伸びてきて、頴を開き、雌しべもちらりと見えました。
粘って何枚も撮っていたら、暑かったこと!暑かったこと!
それで、思いました。お米が実るには、この暑さと強い日光が大事なんだと・・。
この辺では、9月初めにもうイネの収穫が始まります。美味しい新米が食べられます。
























































オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科・ヒガンバナ属)多年草

2017-07-15 20:08:05 | 草花
 わが家の庭に、今年もオオキツネノカミソリの花茎が出てきたと思っていたら、みるみる伸びてきて
もう花を咲かせました。茎の先に3~5個の花を散形状につけています。
6個の花被片は、ヒガンバナのようには、反り返りません。雄しべ6個、雌しべ1個が花被片から
突き出て、長く伸びています。このような花の形体と、花期が7月中と早く終わることから、これは
オオキツネノカミソリではないかと思いました。
 2014年に種を採取して、9月に蒔きました。芽が出てきたのは、2016年の3月でしたが、今年も
3月にもう少し大きな葉を伸ばしました。でも、花を咲かせるには、何年もかかりそうです。


















ヤブカンゾウ(ユリ科・ワスレグサ属)多年草

2017-07-13 15:51:30 | 草花
 わが家のヤブカンゾウが昨日から咲き始めました。一日花ですので、これから毎日咲き替わり
ます。これは、数年前に連れ合いが浜近くの草地で、ヤブランを採取してきた時、ヤブカンゾウの
根塊がくっついてきて、鉢の中に生えてきたものです。
 最初は、葉だけ伸びてきたのを見て、どんな花が咲くのかしら・・と、楽しみにしていました。
以来、別の鉢に独立して、毎年花を咲かせています。
 ヤブカンゾウは、草原で見ると、その強烈な橙色に、何だか元気を貰います。
八重咲きなので、華やかでもあります。このヤブカンゾウは、雄しべが弁化しないで、そのままに
ついているのもありました。



































リョウブ(リョウブ科・リョウブ属)落葉小高木

2017-07-12 19:13:55 | 樹木
 ブロ友さんがリョウブの花を載せておられたので、確か荒神山の山裾にも生えていたな・・と
見に行きました。丁度白い花をつけているのが見られました。
枝先に総状花序を数個出し、花序の基部から先へと小花を開いていきます。
花弁は、5個、雄しべは10個で、雄しべは、花弁より長く突き出しています。葯がくさび形を
しているのが面白いです。雌しべは1個で、柱頭は3裂しています。
葉は互生していますが、枝先に集まってついています。樹皮は薄く剥がれ、剥がれたあとが、
まだら模様になっています。緑の濃い木立の中に白い花が涼しげに見えました。