なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

アカバナユウゲショウ(アカバナ科・マツヨイグサ属)多年草

2020-05-20 17:02:44 | 草花
 アカバナユウゲショウは帰化植物ということですが、最近道端でも河川敷でも、よく見かける
ようになりました。繁殖力の強い草なのですね。
 丸い花弁は4枚で、紅色の脈が目立ちます。雄しべの花粉は、蜘蛛の糸のような粘着糸によっ
て、緩くくっついています。
 花が落ちた後、花の下にある子房が膨らんで、果実になります。8個の稜が目立った独特の
形をしています。熟すと、この上部が裂開して、種が出てくるそうです。また、見に来たいと
思います。





























ナワシロイチゴ(バラ科・キイチゴ属)落葉小低木

2020-05-19 16:09:18 | 樹木
 イネの苗代を作る頃に果実が熟すので、この名がついたというナワシロイチゴ・・宇曽川の
土手の斜面に少し生えていました。
 茎が地面を這い、花をつけた枝は立ち上がっています。茎には綿毛があり、直立する棘があり
ます。葉は、3~5の複葉です。
 紅紫色の美しい花ですが、萼だけが平開し、花弁は閉じたままです。雄しべ雌しべの先だけが
見えます。受粉する頃、花弁は落ち、受粉を終えると、萼がまた閉じてきます。
 つぶつぶの赤い美味しそうなキイチゴが熟す頃には、萼は落ちています。





























ナヨクサフジ(マメ科・ソラマメ属)つる性一年草

2020-05-18 16:55:39 | 草花
 コロナ対策で、曾根沼も荒神山公園も駐車場が通せんぼです。
宇曽川河川敷への階段を下りると、水辺の近くに、紫色のやや草丈の高い花が群生していました。
何の花かしら・・と、近づくと、これがナヨクサフジらしい花でした。こんなにたくさん咲いて
いるのは、初めて見ました。わたしの背丈程に高く伸びて繁っています。マメ科の草なので、
葉の先が巻きひげになっていて、他の草などに絡みついて伸びているようです。
 花は花茎の片側に偏って10数個つき、一つの花序となっています。
 クサフジとの違いは、旗弁の筒状部が長く、反り返った部分のほぼ2倍の長さとなっている点
だということです。
 ヨーロッパ原産の帰化植物で、飼料や緑肥として使われていたものが、野生化して、道端や
河川敷などに自生するようになりました。






























ミヤマオダマキ(キンポウゲ科・オダマキ属)多年草

2020-05-15 11:07:36 | 草花
 庭のミヤマオダマキが、今年も咲くかな・・と、気を揉んでいましたが、ようやく2株だけ
開花しました。最初はうつむき加減に開き、次第に横向きになって、最後は上向きになり、
花弁や萼を落とします。先の尖った5個の袋果は筒状にくっついていますが、だんだんと開いて
きます。毎年たくさん種を散らしている筈なのですが、新しい芽は、あまり育ってきません。





























ムシクサ(オオバコ科・クワガタソウ属)1年草

2020-05-11 16:18:02 | 草花
 ブロ友さんが、ムシクサの写真を掲載されていたので、思い出して、家の周りを探して
みました。
 ムシクサはまだいくらか生えていましたが、残念、やや時期が遅かったのか、花は少な
かったです。花の大きさは、タチイヌノフグリより更に小さく、撮るのが難しかったこと。
 直径2~3mmの白い4深裂した花冠ですが、花が小さいので、その下に出来ている
ハート型の果実をでっかく感じました。