ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ピアノコンクール

2024-04-17 12:28:28 | パソコン・インターネット

TVゲームというかコンピューターゲームには効果音だけでなく、ゲームミュージックと呼ばれる音楽が必要不可欠である。

多分、世界で一番有名なゲームミュージックは、スーパーマリオブラザーズのあの「タラッタラッタ、タン!♪」だと思う。実際、ゲームミュージックがないと、ゲームは酷く間の抜けたものとなる。

私は学生の頃からシューティングゲームが好きであった。これもゲームミュージックが良くないと、ひどく退屈なものとなってしまう。だからゲーム制作会社はゲームのシステムプログラミングや画像と同じくらい音楽に重点を置く。

有名なのは「ドラゴン・クエスト」のすぎやまこういち、「スーパーマリオ」の近藤浩治、「ファイナルファンタジー」の植松伸夫、「モンスターハンター」の小宮山優子と多彩な人材がゲームミュージックを作曲している。他にも多数いるが、その一人に東方プロジェクトのZUN氏がいる。

幻想郷を舞台とした数々のシューティングゲームを制作したZUN氏だが、実は本来はゲームミュージックの作曲家志望であった。実際、作曲が先で、ゲームそのものは後付けで制作することさえあったと本人が述べているほどだ。

実際、私も口ずさむほどに馴染みのある曲もいくつかある。そして演奏するのが難しいとされる曲もあるのだが、よりにもよってピアノコンクール、それも香港で行われたコンテストで東方Pの曲を演奏したピアニストがいる。

それがストリート系のピアノYouTuberとして知られるよみぃ氏である。一般部門に参加し、他の参加者がクラシックを演奏しているのをしり目に、東方プロジェクトの曲を演奏してしまった。審査員は皆、聴いたことのない曲に驚きを隠せないが、それでも耳を傾ける。

さすがに若い聴衆の中には、その曲がゲームミュージックであることに気が付いた人もいて、演奏中からニコニコとしている。私はよみぃ氏のピアニストとしての技量がどの程度なのかは分からない。ただ、かてぃん氏やはらみちゃんともコラボしているのは知っている。やはり絶対音感の持ち主であり、一度聴けば、それを再現できる才能の持ち主であることも知っている。

しかしクラシックピアノのコンクールで、ゲームミュージックを演奏するといった蛮行には驚かされた。なお、よみぃ氏は太鼓の達人というゲームの名人としても知られている。ゲームの大会での優勝歴もあるゲームマニアでもある。

なおコンクールの結果だが、よみぃ氏はなんと優勝した。まったく知らない曲の演奏者を優勝させた香港の審査員の度量には感服だが、それだけの演奏技術が伴っていたのもよみぃ氏の実力なのだろう。いやいや、面白い番組でしたよ。

 

 

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東方紅魔郷

2024-03-06 10:46:30 | パソコン・インターネット

税理士として働きだして数年が経ち、大学の恩師に挨拶にいった時のことだ。

監査論で知られた三沢教授は丁度講義中なので、研究室で待たせてもらった。その時に若手の研究者がパソコンで遊んでいたゲームに目を惹かれた。モニターの前面に広がる花火のような弾幕を掻い潜って敵キャラを攻撃するシューティングゲームであった。これが私の東方プロジェクトとの初めての出会いであった。

元はPC98で動くゲームであったようだが、当時はWin98に移植されて再販されていた。私もさっそく買ってみてやってみた。実はシューティングゲームはけっこう好きだ。グラディウスや1942などをゲーセンで遊んでいたので、やる気になった。

最初に大学で見かけた時は絶対無理と思ったが、若手の研究者によると弾幕の中にも攻略ルートがあり、それを見出せばクリアできるとのこと。自宅のPCでやってみたが、最初はまるで歯が立たない。でも検索して攻略法を見つけてプリントアウトしてやってみると、案外と簡単にクリアできた。もっともハードモードに設定すると、まるでダメなので、私はノーマルモードで遊んでいた。

ちなみに宇宙船や航空機を操作するのではなく、博麗霊夢という巫女さんの御札での攻撃か、霧雨魔理沙という魔法使いの魔法で敵の妖怪を打ち倒すゲームである。私は2チャンネルに関心がなかったので、この二人の頭部が「ゆっくりしていってね」なんて出てきて人気を博していることは知らなかった。原作者のZUNさんは、商業利用以外での二次利用を認めているからこそだと思う。

仕事が忙しくなり、面白くもあったので、次第にシューティングゲームはやらなくなっていた。特にこの東方のゲームは目が疲れるので、やらなくなったのが本音だ。だからコロナ禍で自宅で動画を視るようになると、霊夢と魔理沙が出てきて様々な事柄を解説する「ゆっくり解説」の番組が多数あることを知りビックリしたものだ。ちなみに私のお勧めは「ゆっくり土建図鑑」である。

解説動画とは別に、この東方のゲームの登場人物たちを使った二次創作動画が多数あることを知ったのもこの時だ。主人公である霊夢や魔理沙だけでなく、他のキャラクターまでが主役として活躍している動画も数多くあった。表題のゲームのラスボスであるレミリアまでもが霊夢たちと仲良くしているのには驚いた。

それどころかゲームでは雑魚でしかなかったキャラクターまでもが、この二次創作動画で活躍しているのである。私のお気に入りは、ワッキュウさんの動画で、天狗の飯綱丸・出世物語である。TNTさんの霊夢と魔理沙の幼少時を描いた動画も面白い。他にも幾多の動画があるが、驚くべきは多少の違いはあれども、基本的な流れ、キャラクターの造形などは原作のZUN氏のものを大きく阻害するものはないことだ。

動画制作者の多くは、ZUN氏主宰の同人サークルとは無縁であることが普通で、単に東方のゲームのファンであるに過ぎない。しかしZUN氏へのリスペクトからか、決して大筋の流れを阻害するような動画はまず見かけない。もしかしたら、あったのかもしれないが動画運営側に消されたのかも。

私も全ての東方プロジェクトのゲームをやっている訳ではない。いや、実際は紅魔郷だけだ。また全ての二次創作動画を視ている訳ではないが、それでも製作者たちに原作に対するリスペクトがあるのは分かる。

ZUN氏は著作権フリーを謳っているので、やろうと思えば好き勝手できるはずですが、誰もそれをやらないから凄い。原作に対するリスペクトが欠落している日テレを始めとしたマスコミ様は、真剣に反省して欲しいものです。

コメント (4)
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しろぎつねの杜

2023-10-05 09:14:06 | パソコン・インターネット

コロナ禍以前は、ほとんど動画を視なかった私が、今では一日小一時間以上は動画を視ている。

動画の番組は、概ね30分以内が多いが、時として1時間を超えるものがある。歴史ものなどがそれだが、内容から仕方ないものも多いが、出来たら20分程度で数回に分けて欲しいと思う。

面白い番組ほど長くなるケースが多い。だからこそ短い番組で面白いものが視たくなる。

拙ブログでも時折コメントを頂ける「しろぎつね」さんはブロガーなのだが、最近動画投稿を始めている。実に嬉しいことに、ほとんどの番組が5分以内であり、2分程度のものもある。大きく盛り上がるような内容ではないが、ほっこりするような動画投稿をしているので、良かったらどうぞ。

 

 

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かえるオセロ

2022-06-27 11:55:12 | パソコン・インターネット
あァ気持ちいい。

私はゲーム好きだが、多分一番長くやっているゲームは「フリーセル」か「かえるオセロ」である。

なにがイイって短時間で出来る。ドキュメントのプリントアウト待ちとか、顧客からの急ぎの返信待ちのような空き時間で遊んでいる。

たかがオセロだが、これが結構奥深く、ちょっと油断するとコンピューターに負けてしまう。特に電話待ちで考え事などしていると、大概負ける。カエルに負けた気がして実に悔しい。

だからこそ完勝した時の嬉しさは格別だ。滅多にないだけに嬉しい。ネット上の無料アプリで遊んでいるが、以前よりも難しくなっているのは制作者が工夫しているからだろう。だからこそ遣り甲斐がある。

ただ何回もやると飽きるから、連続してはやらない。だから仕事中でも、仕事を放り出すようなことはない。さて、今日もカエルをボコってやるかな。
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YouTuberの政治的発言

2021-09-09 14:54:00 | パソコン・インターネット
外国人で日本語で情報発信するYouTubeの番組が増えたのは、ブログのように文章で綴るより映像で語ったほうが簡単だからだと思う。

ただ興味深いのは、旧ソ連やシナのYouTuberらは、驚くほどに政治的な発言を避けることだ。政治的な言論の自由がない国の方々なので、政治的な言動を無意識に避けるのだろう。

それでも全くに無視できる訳でもないようだ。プーチン大統領の命令でクリミア半島がロシア軍の支配下に落ちた時のロシア人の反応がまさにそれだった。

先月紹介したロシア人のAshiyaさんとその友人であるアリョーナ(安涼奈)さんとのコラボ動画が、実に微妙だった。あしやはロシア人(ただし人種的にはタタール系)なのだが、アリョーナはウクライナ人。


そしてロシアのクリミア半島侵攻は、まさに本来はウクライナの領土であるべきところ。この二人、けっこうコラボした番組を作っているほどの仲なのだが、さすがにこの時の二人の間の妙な緊張感と、少しわざとらしいほどの親密感は不思議だった。

ちなみにアリョーナは欧米各国でモデルをやっていた長身美女だが、本来は知性派であり東京大学(外国人枠)及び大学院卒業の経歴を持つインテリである。実際、日本が長いAshiyaにも負けないほど日本語が達者である。この二人のロシア文学談義は面白かった。

もっとも喧嘩もするらしく、最近も一年近くコラボをしてなかったが、再び仲が復活したご様子。そのせいか、殊更政治的な問題は避ける。ただ互いに興味はあるようで、政治を省いたところでの最近のロシア事情、ウクライナ事情など新聞TVが報じない実情を知らせてくれる。


多分、本当は言いたいのだろうけど、そこは上手に避ける。このあたりの微妙さは、政治的に呑気な日本人には及びもつかない。そもそも、言論の自由が確立しているのは、アメリカと西欧ぐらいで、世界の大半は政治、宗教、民族に関する話題は制約があるのが普通であるようだ。

ただアジアでもシナはかなり特殊で、シナの人が日本語で発信するYouTubeの番組も見るが、こちらは曖昧さよりも明確に分けて話すから面白い。もちろん多数派は政治的発言は避けるが、逆に積極的に発言する人もいる。ただし、予想はつくと思うけど、その政治的発言は北京政府寄りのものである。

では政府よりのYouTuberなのかと思いきや、実は違っている場合が多い。政治的発言では北京政府よりの癖に、経済とか文化になると途端に西欧というか日本寄りの発言となる。ある意味、非常に分かり易い。

個人的にはシナの方の家庭料理に注目しているんですけどね。これがなかなかに美味しそうで・・・

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