ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

和製ナポリタン?

2024-05-21 09:09:46 | 健康・病気・薬・食事

失敗は成功の母とよく言われる。

日曜日の午前中、私は二度寝を楽しむのが通例だ。朝食を摂るのは多量の薬を飲むためなので、トーストとサラダで軽く済ませ、服薬後に再び寝床に潜り込むのを至上の楽しみとしている。昼時が近づいてくると自然と空腹から目が覚める。

ウトウトしながら何を食べるか考えるのは幸せだ。たしか朝、冷蔵庫を開けた時、野菜室にグリーンアスパラガスがあった。あれは三日ほど前に買ったやつなので、そろそろ食べないとまずい。トマトもあるので付け合わせの野菜は茹でたアスパラに冷たいトマトを添えたサラダにしよう。

そうなるとメインはパスタが良いな。たしかレトルトのナポリタンがあったから、あれもそろそろ片付けよう。そう考えて寝床から起きると、鍋を水で満たして湯を沸かせる。その間にアスパラを茹で、トマトを切り、ドレッシングをかけて一旦冷蔵庫にしまう。

さて、お鍋のお湯が沸騰してきたのでパスタを投入・・・・

私は日ごろパスタを1.5リットルの空っぽのペットボトルに入れて保存している。底には米を少し入れて乾燥材替わりにしている。そのペットボトルが空っぽだった。そういえば先週の月曜日にペペロンチーノを作った時に、すべて使い切ったことを忘れてた。

今から買いに行くか・・・ここでナマケグマの本性が出てしまう。面倒くさい。そう考えると、後は如何にするかを考える。よく考えたら最近の暑さにめげて、素麺を買ってあることを思い出した。既に熱くなっているレトルトのナポリタンを横目に、まぁ試してみるかと素麺を茹でだす。

素麺は好きだが、毎年夏の終わりには飽きる。だから、残った素麺を茹でて温めたレトルトカレーを混ぜて食べることがある。その応用だと思って試した次第である。そこで茹で上がった素麺にレトルトのナポリタンを加えて良くかき回す。

これが意外なことにさっぱりとした食感で、美味しく頂けた。多分刻んだベーコンかソーセージを斜め切りしたやつも加えたほうが良かったかもしれない。瓢箪から駒ではないが、思わぬ失敗から新しい献立が私のレシピに増えた。

ただし、たまに食べればイケる程度なので、自慢する気にはなれないのは、パスタを買い忘れたことへの後悔があるからでしょうね。

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ロイヤルミルクティー

2024-04-24 10:16:01 | 健康・病気・薬・食事

知らなかったことって結構ある。

冬場に自販機で時折買うのがロイヤルミルクティーだ。冷えた身体に美味しい飲み物だと気に入っている。

なんとなくミルクティの本場イギリスの王室で愛飲されている印象を持っていた。ところがどっこい、これは和製英語でむしろイギリス人が不思議に思っていたらしい。いや、イギリスだけでなく、欧米から日本に来た外国人は一様に不思議がる。あるいはただのミルクティだと思い、いざ飲んでみると美味しさにビックリするらしい。

ちなみにミルクティー自体、和製英語で本場では通用しなかった。ただ観光客の日本人があまりに誤用するので、分かる人は分かるらしい。正確には Tea with Milk と呼ばれる。もちろんロイヤルミルクティーなんて存在しない。

いくつか諸説があるが、リプトンの極東支店喫茶部が考案した説と、大阪の喫茶店ロンドンティールームの考案した説が有名だ。年代的にはリプトンが先なのだが、現在使われるレシピはロンドンティールームが公開したものが一般的だとされる。これは特許権取得済みである。

もっとも紅茶に関してはうるさ型が多く、本国英国では100年以上続く論争があるほどにその淹れ方は多彩で多様である。ただロイヤルミルクティーの製法は、やはり日本発祥で間違いないようだ。

まぁ私としては、美味しければ良しなのであまり気にしていない。敢えて言えば、自宅で作る時はなるべく簡便な方法が望ましいので、複雑なレシピは御免被る。つまりナマケグマに相応しい手抜きレシピである。

紅茶のカップに三分の一の水を小鍋に入れて沸騰させる。一旦火を弱めてから茶葉を小さじ一杯分いれて1~2分放置する。沸騰する前に牛乳を入れて温める。絶対に沸騰させてはいけない。なんか風味が変ってしまうので、沸騰させるのはお勧めしない。

元々猫舌の私なので、香りがたってきたら鍋から茶葉を濾してカップに注いで出来上がりである。最初の頃は沸騰させてしまい妙な渋みが出てしまったが、今は滅多に失敗しない。これは趣味に属するが、このような芳醇なミルクティーの場合、チョコレートよりもクッキーが合うと思う。

麦芽たっぷりのクッキーが一番合うと信じている。先日お客さんに頂いたクッキーがまだあるので、今夜も食後に楽しみますかね。

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玉ねぎスープ

2024-03-11 09:37:18 | 健康・病気・薬・食事

年々ナマケグマになっていく気がする。

この時期は仕事柄非常に忙しい。帰宅するのも10時を過ぎることも珍しくない。外食で済ませてもいいが、やはりカロリーや塩分が気になる。さりとて自宅で手の込んだ料理を作る余裕はない。

そんな時こそナマケグマ根性を発揮して、手抜き料理を作り出す。その一つが玉ねぎスープだ。一人分なので、割と手早くできるのが良いところ。

作り方は簡単だ。玉ねぎを半分に切って皮を向き、味が染み込み易いように十字に切れ目をいれておく。鍋に玉ねぎを並べて、ひたひたに水をいれて固形コンソメを一粒。塩は小さじ一杯で、胡椒を二振りほど振りかける。

ここでシャウエッセンのソーセージを三本、斜めに切って入れる。なおベーコンでも可だが、その場合は少し塩を減らす。一度強火で沸騰させたら、後は弱火で30分ほど煮込めば出来上がり。最後に味見をして塩や胡椒で調整するのを忘れずに。

その間に風呂に入り、ゆったりとした気持ちで遅めの夕食を取る。付け合わせにパンと冷やしトマトで十分腹は満たされる。なお、少し余ったら翌朝、チーズを入れて温め直して頂くこともよくやります。

3月とはいえまだまだ寒い。そんな時こそ玉ねぎスープは美味しいです。

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バターと醤油

2024-01-17 14:02:35 | 健康・病気・薬・食事

この一年、私は自宅ではあまり米を炊かなくなった。

理由は減量のためで、美味しいご飯はダイエットの大敵だと分かったからだ。でも、完全に止めるには、ご飯は美味しすぎる。だから一日一回と決めている。つまり外食オンリーの平日の昼間にご飯を食べたら、もう家では食べない。

だから米の消費量が大幅に減った。ただ、そのわりに体重が減らないのは、きっと私が間食好きなせいだと思う。こればっかりは分かっていても止められない。ご飯を減らしてみて分かったのは、やはりお米は美味しいということだ。

特に特定のブランド米は美味い。特に農協を通さない農家直販(商社は介在)のお米の美味しいこと、美味しいこと。米食を減らそうとしているので本末転倒なのは分かっているが、日本人のDNAには、米食の習慣が組み込まれているのだから仕方ない。

でも一日一食の原則は守っている。日ごろは2合炊きで、大体3.5回に分けて食べる。0.5は冷凍庫にしまっておき、蒸して食べる。そう、私は電子レンジは使わない。あるけど使わない。蒸籠で蒸して冷えたご飯を温めるのが好きだ。

さらに米を炊くのは半世紀近く使っているガス炊飯器である。たしか三軒茶屋に引っ越した時に母が購入したもので、ガス管を交換するだけで、今も現役の骨とう品である。最新の電気炊飯器に興味がない訳ではないが、使い慣れ過ぎて買い替える気になれない。

ところで私は割合とおばあちゃん子である。幼い頃に祖父母のもとに預けられた経験もあり、また初孫であったので大層可愛がられていたことは自覚している。おばあちゃんはいつも和服を着ている江戸っ子で、洋装の記憶がない。当然に作る食事も和食中心である。

もっとも子供って奴は小学校の給食で洋食中心の食事に慣れ親しむので、正直和食はいささか苦手であった。でも残したことはない。「箸を付けたら、すべて食べることが、作ってくれた人への礼儀ですよ」と教わっていたからだ。以来この教えは忠実に守ってきた。

たとえ命の危機にある入院中であっても、出された食事を残したことは、ほとんどない。全部と断言できないのは、食事中に失神したことが何回かあったからだ。これならば、三途の川を渡った時、おばあちゃんは褒めてくれると思う。

和食中心のおばあちゃんであったが、時折不思議な献立を出してくれることがあった。その一つがバター醬油ご飯であった。熱々の白いご飯の上に薄切りしたバターを乗せ、醤油を少しだけ垂らす。ただそれだけなのだが、これが望外に美味かった。

ただし、他のおかずも食べてバランスをとるようにとも云われてた。正直、このバター醤油だけでお椀一杯食べる自信はあったが、他のおかずも残さないため少量に留めていた。なんとなくだけど、このバター醬油だけでご飯を食べるのは、栄養学的に良くないと感じていたせいでもある。実際、塩分は高めだと思うしね。

それでも私の記憶の中では、子供の頃に食べた美味しい食事として脳裏に刻まれている。腎臓が傷み、塩分を控えるようになったので滅多に食べないが、年に数回時々ちょこっと食べている。特に寒い時節に食べると美味しいんですよね。炊きたてのご飯にバターを乗せて、醤油をチョコっとかけて食べると、口の中で溶けて絶妙なハーモニーを奏でるのです。

あぁたまんねえ。

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ボージョレ・ヌーヴォー

2023-12-15 12:34:32 | 健康・病気・薬・食事

地雷原に踏み入る覚悟で書きます。

私はなんでも食べますし、飲み物にも好き嫌いはありません。ただ不味いものは嫌いなだけ。

酒は身体のことを考えて控えめですけど、決して嫌いではない。美味しい食事には、美味しい酒があったほうがより楽しいと考えているからです。

もっと言えば、食事をより美味しく食べるには、その食事にあったお酒があると思うのです。例えば和食、とりわけ魚料理だと日本酒か焼酎が合うと思う。また焼肉、とりわけステーキだと赤ワインがあると嬉しい。ちなみにお寿司だと私は熱燗か熱めの日本茶がいい。

その一方、フレンチやイタリアンでの魚料理だと白ワインが合うと云われてますが、私はウィスキーロックか焼酎のほうが好きです。そして貝料理だと断固、日本酒。白ワインが合うという人が多いのは承知していますが、なんとなく鉄分の味が強く感じられてしまい、私は敬遠しています。白ワインが合うのはチーズだと思うのですよね。

回数は多くありませんが、欧州に旅行した時だと各地の地ビールかワインを楽しみました。やはり地元の食材には地元のお酒が合うというのは一理あると納得しています。最もアルコールにさほど強くない私は酔うことが目的ではなく、あくまで食事を美味しく食べるための飲酒。その意味で本当の酒飲みではないとの自覚はあります。

だからあまり自信はありませんが、それでも言いたくなるのがボージョレ・ヌーヴォーです。あれ、そんなに美味しいですか。

私には熟成が足らず、酸味が強すぎる気がするのです。しかもコスト的にも疑問を感じます。通常ワインは船便で輸入されます。しかしボージョレ・ヌーヴォーの場合は、解禁日を予定して販売されますから航空便なのです。つまり輸送費用が格段に違う。

だから私なんぞは、ボージョレ・ヌーヴォーに三千円出すくらいなら、同額の他のワインを買ってしまいます。最近有名になりましたチリ産もいいし、山梨産や島根産もけっこういい味だと思います。

もちろん嗜好品なので好きなものを飲むのが一番ですけど、ワインに関しては熟成が大事だと思います。なお日本酒に関しては新酒の美味しさは認めております。

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