雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

ブレーンと機関車と傍観者

2008-04-12 05:44:46 | 日常生活・園芸、バラ、メダカ、金魚
現役時代、『ブレーンと機関車』の役割ばかりをやってきたように思う。
新入社員の頃から、上司がやったことがないことばかりを探してやってきたので、下っ端ではあったが『ブレーンと機関車』を同時にこなせたのだとと思う。

入社して、2年目に取り組んだのは、『償却物件の償却計算のIBM化』だった。
1958年ごろだから、普通一般の大企業にもIBMなどなかった時代である。
当時のカワサキ航空機には米軍が駐在していてIBM室があったのである。

タイガー計算機を1年中回して7,8人が計算をしているのは無駄だと思った。
1年掛かってコード化などに取り組んだ。
兎に角JET以外の一般でははじめての機械化であったので、教えてくれる上司など居なかったのである。
このシステムが出来たら7,8人の計算屋が要らなくなって、自分自身が単車営業に転籍する破目になったのである。


それからは単車一筋だったが、これもエンジン製造はしていたが、会社が事業として本格的に取り組むのははじめてだったので、経験者など一人も居なかったのである。
先生は全て、社外の人だった。
当時のカワサキ自販の人には多くを教わった。物怖じせずに何度もホンダさんにも教えて貰いに行っている。
社内に戻ったら、若いくせに先生、指導者の立場であった。

新しいことは、『すぐお鉢が回ってくるようになった』
そんなことに慣れてしまうと『新しいことをやる』のに何の抵抗もなくなって、『厚かましくなってしまう』
決して物怖じなどしないのである。

事実、そんなに無茶苦茶な失敗などなしに過ごせた。
経験を積むうちにカンが働いて、『リスク管理』はそれなりに出来るようになると思う。



定年になって、『傍観者の立場』になった。
これも結構、楽しく面白い。『時間を持て余す』ことなど一切なかった。
時間を潰す面白いことを見つければいいのである。

『薔薇』など最高であった。
1年中、することがある。やればちゃんと結果で報いてくれる。
70本も植えると、シーズンには結構見物人も来られて、楽しい自慢話が出来る。
『薔薇は難しい』などと言う神話があるので、余計である。
『難しい』ことなど何もない。ただすることをちゃんとすればいい花は咲くのである。


2年ほど前に、ひょんなことから三木の市政に関心を持ち出して、『フレーン』の立場に徹して、市長メールなど出していたのだが、お役所の考え方にはついていけずにギブアップ。
少し関係のある面白いことをと思っていたら、ブログやSNSに出会った。

同時に、人とも出会ってまた面白そうなことが、ゴロゴロしているに気がついた。


ちょっと色気を出して、『どこ竹の竹とんぼを飛ばそう会』などコミユニテイを立ち上げ、この2ヶ月間久しぶりに『ブレーンと機関車』をやってみた。
『ひょこむ』や『どこ竹』といういい仕組みのお陰で、何とか上手く成功した。



今後は、組織の方たちや市民活動をやりたいと思っている方たちにお返しして、
元の『ブレーンと傍観者』に徹したいと思っている。


「竹とんぼ」や「ミニSL」などモノにはあまり関心はないのである。
『二輪車』という50年付き合ったバイクにも、モノそのものには関心は殆どなかった。
それに拘っている『人』や『システム、ネットワーク』などには、今でも『人一倍』関心を持っているのである。


コメント (2)
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