粟生隆寛、ついに再起戦。相手は因縁?のガマリエル・ディアス。
3月1日両国のアンダーに入るそうです。
私、この選手はデビュー戦をホールで見ておりまして、それ以降、何度も直に試合見てます。
長谷川との名古屋ダブルとか、前座だった頃とか。山中とのダブルも複数回。
日本王者だった頃も、榎洋之戦とか。宮田芳憲との若手対決やら、数えたら12試合も、です。
そしてもちろん、前回のディアスとの一戦も。
粟生は試合ごとに出来不出来の差が、と言われますが、この試合はまさに不出来の最たるもの。
あまりの完敗、大敗ぶりに、この前の強敵ターサク戦での好調ぶりとの落差が理解できず、
見ていて混乱さえした、というのが正直なところでした。
この再戦構想は一昨年にもあって、粟生の負傷で流れたという話が出ていましたが、
ああそうだったかな、と思うくらいでした。あまりに長いブランクでした。
兄貴分と慕った長谷川が引退し、粟生に勝った男として売り出した山中は、進退を賭けた試合に挑む。
粟生がプロ入りした頃、国際大会でほぼ勝てなかった日本のアマチュアは躍進し、
村田や井上のようなトップクラスが、プロでも粟生と入れ替わるように活躍しています。
時代はあっという間に変わり、かつて粟生が期待された「大成」は、他の選手によって実現されている。
長谷川の後は山中慎介の「王朝」があり、さらに若い世代が、その後を担おうとしています。
果たして今回の再起戦が、粟生の今後をどのように切り拓くのか、という話より先に、
この試合までの粟生隆寛が、どのような日々の鍛錬を己に課し、リングに戻ってきたのか。
その答えをまずは、試合内容で確かめたいと思います。結果どう、今後どうは、その後の話でしょうね。
実はこの試合、平日ながら会場にこっそりお邪魔します。
ということで、どうでもええ話ながら、私、ガマリエル・ディアスの来日試合、今度で5度目になります。
こんなのも「コンプリート」っていうんですかね。何の自慢にもならんですが...。
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一部ネットで情報が出てまして、まだメディアに向けて正式発表された記事はないんですが、
一応、4月28日、神戸?で、久保隼vs大沢宏晋戦が決定したそうです。
単純に、関西ボクシングの枠内では、好カードといえる試合です。
久保がフェザーに上げて再起するとして、再起戦の相手として、考え得る中で一番の
相手選びだな、と思いもします。ここに坂晃典が絡んできたら、さらに良いですが。
その坂も、再起自体は決まったそうです。具体的なカードなどは未定ですが。
最初は肩慣らし的な試合でも、その次が、この一戦の勝者であってほしいな、と思いますね。
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最近、生中継の数が思っていたより多いDAZN。
先日、スポナビライブというところが持っていたコンテンツが、DAZNに移行されると発表があり、
バスケットボールの「Bリーグ」も、DAZNに移るそうです。
私のような「充分に老いた身」(佐瀬稔さん風に)にとっては、よくわからないところもありますが、
Jリーグと共に、Bリーグというのは若い層の競技者やファンがかなり多く、
それをスマホやタブレットで気軽に見られる動画配信の動向は、かなりの重要ニュースなんだそうですね。
あまりひとつの業者に偏りすぎると、よくない部分もありましょうが、DAZNがより広範に、
スポーツ中継、配信の世界で支持される方向にある。それは確かなようです。
で、ボクシングですが、18日お昼からダニー・ガルシア戦ライブ配信と前記事で紹介しましたが、
同日未明、午前2時からは、元WBAミドル級暫定王者、ビンセント・フェイゲンブッツの試合も配信されます。
以前、WOWOWで何度か見たことのある、ドイツの若き強打者です。
若くして王座(暫定でしたが)に就き、若くして陥落した選手ですが、今はスーパーミドル級。
こちらも先日のローレンス・オコーリー同様、地域タイトルマッチのようです。
まあ、さすがに前座から全部見ることはかないませんが、見逃し配信であっても、見てみようと思います。
しかし要注目は改めて、翌週日曜のSuperfly2、ですが。ライブ配信はあるのか?
予定が出たら、速報(笑)しようと思っております、ハイ。
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年間表彰式。
プロMVPは村田諒太に決まりました。
その村田は、今や最も有名なスターボクサーとしての地位を自覚してか、
自身の目標のみならず、ボクシングというスポーツの普及、存在価値などを広い視野から語っています。
これはなかなか立派で、ファンとして感心します。
一昔前までは、本当に、お話にもならないようなのが最大の有名ボクサーでしたが、えらい違いですね。
村田諒太の今後が、さらにボクシングのイメージ向上に繋がるものであってほしいですね。
ただ「そのため」に、物事の優先順位をひっくり返すような話ばかりでは困りますが...。