さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

さらに15日延長 無観客試合も自粛

2020-03-31 15:30:39 | その他


高山勝成の再起戦のことを書いた昨日のうちに、4月末までだった興行自粛が、さらに15日延長と発表されました。
高山の試合も当然延期。定年期限に関しては、JBCは「対応する」と示唆した、とのことです。
せめてもの救い...というより、まあ、これが当然といえばそうですが。

これで5月2日の日本ミドル級タイトルマッチ、6日のライトフライ級タイトルマッチも含め、また延期試合が増えました。
ことに刈谷の試合は、これで二度目の延期です。
選手、関係者の心労、負担たるや、と思うと、暗澹たる気持ちになります。

そして、新人王予選の無観客試合、YouTubeでのライブ配信も延期となりました。
新人王戦のスケジュールは相当厳しいものになりそうです。
石井一太郎会長も苦しいところでしょうが、せっかくの新しい試みなのですから「立ち消え」にせずに、延期になっても色々と、挑戦し続けてほしいものですね。

一応期限開けではあるものの、16日、墨田区のスーパーフライ級タイトルマッチも延期になるとのことです。
これも仕方ないでしょうね。どんなスポーツでも同じでしょうが、ボクシングは特に、調整期間などを含めて考えないといかんわけですから。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山勝成5月復帰戦発表 無事挙行となるか

2020-03-30 11:22:39 | 高山勝成




高山勝成の再起戦、日時と相手が決まりました
5月10日、大阪は天満橋のエルシアター。大鵬ジムがよく興行を打つ、劇場の舞台にリングを置く会場です。
相手は泉北ジムの森青葉。爽やかな名前が印象的。新人王戦で一度見ましたが、負けたものの良い試合してました。

フライ級で6回戦というのが、今の高山にどう出るかも含め、予想は難しいかも、と思います。
ラウンドが短いこともあり、高山がスタートダッシュをかけるのか、逆にそれをやられるのかで変わってきます。
もし先手取られたら、ベテランとなった今、巻き返しが届かず、追いつけず、という展開もあり得るでしょう。
普通ならキャリアの差、スピードの差を生かし...となるのですが、色々不確定要素が多いです。


しかし一番の不確定要素は、この日程で本当に、無事に試合が行われるのか、ということですね。
ここ数日の「情勢」は、複数の集団感染を除けば、爆発的とまではいかないのかもしれませんが、それでも出てくる数字は確実に悪化しています。
5月を迎える頃には、多少なりとも収束の方向へ...というのは、単なる希望的観測というか願望に過ぎない、と断じられても、今のところ返す言葉もありません。

もし、この試合がキャンセルになった場合は、JBCも「37歳の誕生日まで」と切った期限を先延ばしにするとか、してあげて欲しいものですね。
その辺の想定がどうなっているのか、どこにも記述が見当たらないもので、ちょっと不安です。



================



ということで、一曲。
Bryan Ferry “Don't Stop The Dance” です。








コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンクル・ロジャー追悼 私的ベストはウィテカー戦

2020-03-29 16:14:45 | 海外ボクシング


旧聞ですが、フロイド・メイウェザーJr.の叔父、トレーナーとして知られる「アンクル・ロジャー」ことロジャー・メイウェザーが亡くなりました。

私にとっては、トレーナーというよりも現役時代のイメージが強烈でした。
勝った試合で見せる強烈な強さ、鋭さは、いかにもアメリカ中量級のトップ選手、という感じでしたが、負ける時もまた、違う意味で強烈というか。
ジュニアライト級時代、日本でもお馴染みの技巧派サムエル・セラノを文字通り「叩きのめした」感じでフィニッシュしたのですが、ロッキー・ロックリッジの右一発で「昏倒」して陥落。
WBC王者フリオ・セサール・チャベスとの一戦でも、見事な「仕留められ」ぷりを見せる。

その後ライト級に上げるも、勝率5割程度の選手にTKOを食らい、ロス五輪メダリストの新人に負け、という具合でしたから、彼が浜田剛史に雪辱したレネ・アルレドンドをKOした、という試合結果には心底驚いたものです。
上記の「5割程度」の選手が、後にIBF王者となるフレディ・ペンドルトンであり、新人がパーネル・ウィテカーなわけですから、今思えば強敵相手に仕方ない敗戦だったのでしょうが、その時はその辺がよく分かっていなかったのです。

その後は続けてKO防衛をし、ビニー・パジエンザ戦の映像がTV東京の放送で終盤だけ流れたのを見たときは、以前と違って安定していて、精神的にも余裕がある様子で、しっかり迎え撃ちのボクシングをやっているのを見て、また驚きました。
当時、ジョーさんが「これはアメリカの大和田正春だ」と書いていましたが、思い切って階級を上げると、こういう良い方向性が見えることもあるのだなぁ、と納得したのを覚えています。

引退後は甥フロイド・ジュニアを指導していたものの、健康上や素行の問題はいろいろあったようです。
とはいえ、58歳での死というのは、あまりに早過ぎます。
実現しなかった浜田剛史戦のことなども含め、昔、色々と思うところの多かったボクサーでした。
少し遅いですが、冥福を祈りたいと思います。


この人の試合動画というと、勝ちも負けも印象的なのが多すぎて迷うんですが、普通に、プレーンに試合として見て、一番内容的に良いのは、パーネル・ウィテカー戦かな、という気がします。
普通の基準で言えば勝ち試合から、それも鮮やかに倒した試合から選ぶべきなんでしょうが、敢えてコレを、と。

昔、あまり画質のよろしくないビデオで見たことがありましたが、YouTubeで探してみたら、けっこう見やすいハイライトがありましたんで、貼っておきます。
ウィテカーも、相手が手強いこと、そしてまだ若かったこともあって、後年の闘いぶりよりも魅力のある「ファイト」をしています。
これほど巧い選手同士が「好戦性」も兼ね備えていて、それをかなりの程度まで露わにして闘っている、という意味で、非常に見応えありな試合ですね。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エキサイトマッチ、4月から特集番組を放送

2020-03-28 12:36:29 | 海外ボクシング

世界規模で、ボクシングのみならず、ありとあらゆるプロスポーツが休業中ですが(サッカーでは、ベラルーシのプロリーグのみが通常通り開催されているそうです)、そうなると、当然有料の放送や配信、コンテンツの提供が途絶えることになります。

日本におけるDAZNは、サッカーや野球の関連コンテンツが増え始めました。
サッカーは過去の大試合アーカイブや、ドキュメンタリーなどがアップされています。
あと「キャプテン翼」などのスポーツ関連アニメもあるんですね。えらく絵が綺麗なんで、どうしたのかと思ったら、新たにアニメ化しなおしたんですね。

で、ボクシングはというと “SATURDAY FIGHT LIVE ” というコンテンツが、今週末(日本時間で日曜午前)に配信されるようです。
これまでもあった、過去試合のアーカイブではなく「エピソード2」という題がついていますから、ドキュメンタリーなんでしょう。
明日午前9時からの配信で、オスカー・デラホーヤvsアルツロ・ガッティ戦が取り上げられるようです。

どういう内容のものかわかりませんが、後日見られるようにもなるでしょうから、見てみようと思います。
日本語字幕がついているとありがたいんですが...DAZN日本において、ボクシングは半ば継子扱いみたいなときもありますので、どうなりますやら。


一方、WOWOWはというと、3月中は休止でしたが、4月第一月曜から、特集番組を放送する模様
西岡利晃、村田諒太、三浦隆司と続き、月末は日曜日にWOWOWプライムで井上尚弥、長谷川穂積、山中慎介によるバンタム級特集。
月が明けて5月からは、順番にパッキャオ、エドウィン・バレロ、ロマゴンにリナレスと続くようです。

当面、5月末までは、こうした特集番組で乗り切る、ということのようです。
世界各国の状況を見るに、もう少し先まで待たないと、大きな試合が開催される流れにはならないかもしれませんが、ひとまずは...なのでしょう。
そうなっても、当面は無観客試合の開催などもあり得るでしょうか。

WOWOWはスポーツ以外にもコンテンツが多いですが(私も昔と違って、映画をそこそこ見るようになりました)、DAZNなどは一時的に解約する人も多いでしょうし、この辺は「地力」が問われるところでしょうね。
そういう言い方をすれば、ことボクシングに関しては、WOWOWの方がかなり上を行っている、というところでしょう。
もっとも、内容的には想像の範囲内ではありますが。WOWOWにとり、手近なところから、という印象です。

しかし、さらに帝拳の関係から、日テレ系のものになりますが、高画質でもう一度見てみたい、と思う、もうひと世代前のボクサーの試合もありますね。
日本なら浜田剛史や辰吉丈一郎あたりでしょうか。私はいまさら、もう一度見たいとは思っていませんが、世代的に「直撃」を受けていない世代に、改めて見てもらえたらなあ、と思ったりもします。
何にせよ、苦境にあるから今だからこそ、今しか出来ないこと、今だからこそ見ておかねばならないものが色々とある、と思うところですね。



====================



ということで、一曲。
ACIDMAN「赤橙」。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末、ジムが閉ざされる 新人王出場選手の調整は

2020-03-27 17:21:07 | 新人王戦


東日本ボクシング協会、加盟ジムに週末の閉館を要請、という記事

感染者数が増加している首都圏では、各都道府県の知事がビデオ会議を行った後、外出自粛要請がそれぞれに出ていて、それを受けてのもの。

昨日、4月5日の新人王予選について期待を書きましたが、週末、ジムが休みなのは普通のこととしても、やはり試合が迫っている選手にとっては、調整に不安もあろう、というところです。
これ以上、事態が大ごとにならないようにと願いますが、好転の兆しは中々見えてきませんね。


ところで、プロ野球でも、阪神の藤波晋太郎が感染したとのこと。
昨年、ワールドカップでジャパンが健闘したラグビー、最新の球技プロ、バスケットは、リーグ戦を打ち切ってしまうといいますし。
野球の方のみならず、色々雲行きが怪しくなってきた感じですね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月5日、再来週の日曜日は新人王戦生中継

2020-03-26 20:34:21 | 新人王戦



4月5日、東日本新人王予選が無観客で開催され、そのライブ配信がYouTubeのA-Signチャンネルで行われます。
ボクシング・ビート誌などでも、横浜光ジム石井一太郎会長が語っていましたが、単に試合の様子を流すだけでなく、日本のトップボクサーたちを招いてのライブ配信を行うそうです。
いわゆる「スーパーチャット」というものを通じて「投げ銭」を行い、コメントを優先的に読んで貰うことも可能、というやつですね。

詳しいことはこちらの動画で。
ゆるーい雰囲気で楽しむ、というものになるみたいですが、それでも時折、これは聞き捨てならんぞ、というような鋭い部分もきっとあるでしょう。
私は当日、全部見られるかどうかはわからないんですが、アーカイブにして置いてもらえたら、チェックは出来ると思います。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五輪延期決定 世界最終予選はどうなる

2020-03-25 18:04:25 | その他




少し前にボクシング日本代表が選出されたばかりですが、昨日、ご存じの通り東京五輪の延期が決まりました。

代表選手については、こちらの記事にもありますが、何とかアジア・オセアニア予選を終えての選出であり、あとはIOCが決定を認めれば問題なし。
ここから何か、違う話になる要因があるとも思えませんし、まずはこのままで大丈夫なのでしょう。

問題は世界最終予選です。
パリで行われる予定だったものが延期されましたが、記事の一番最後にコメントしている堤駿斗にとっては、五輪出場の夢がかかった最後の大会です。

来年夏頃に五輪本大会があるとして、最終予選がその数ヶ月前に行われるとしたら、それまでにこの事態が、世界的に収束していれば良いですが、もしそうでないとしたら...という、最悪の想像もしてしまいます。
ただでさえ四年に一度の大会、ほんの僅かな巡り合わせによって、ボクサーのみならず様々なアスリートの運命が左右されるところ、こんなことで堤駿斗のような逸材が、五輪出場ならずとなってしまったら、やりきれないものがあります。

そんなことにならないよう、今は事態が収まるのを祈るのみ、です。



==================



ということで、一曲。
Bruce Springsteen “Badlands” です。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

史上初、108ポンドの100万ドルファイター 井上尚弥を語る

2020-03-24 18:07:57 | 井上尚弥



試合延期の話ばかりで、いい加減気が滅入るところですが、こういうときこそ温故知新じゃないですけど、過去と現在、未来を繋ぐような、地に足着けた記事をじっくり読んでみたいものです。

ということで、いくつか「読ませるなあ」と思った記事がありました。
史上初、108ポンドクラスで一試合100万ドルの報酬を取ったボクサー、マイケル・カルバハルを取り上げた記事

「マイノリティーの拳」「神様のリング」など、ボクシング関連書籍のみならず、アメリカの社会問題を扱った著書もある林壮一氏の記事です。
カルバハルとは長年に渡る取材から信頼関係があり、井上尚弥について、トップランク社について、率直に語った言葉を伝えてくれています。

ボブ・アラムの、井上に対する扱いについて「お眼鏡にかなっている」「バークレーのようには扱われない」と語った部分は、今のところは、という注釈付きで読まねばならないでしょう。
井上が彼の期待通りに、組まれた試合に勝ち続け、栄光の道をひた走ればともかく、そうでないとしたら...今更ながら、井上が到達した高みと、これからの道のりの険しさを思わされますね。



=================



ということで、一曲。
ROSSO「星のメロディー」。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試合自粛は4月末までの方針 5月からの再開なるか

2020-03-23 21:34:19 | 関東ボクシング




協会とコミッションの協議会が行われ、興行の自粛は4月末まで、延長はしないという「方針」を確認した、とのことです。

もし今後、感染者数が減り、収束への方向性が見えてくるとしたら、5月からの再開は可能でしょう。
5月2日の試合から、客席の間隔を開けての開催、というところからスタートすることになるんでしょうか。

プロ野球やJリーグも、4月下旬か5月からか、そのあたりを目処に考えているようです。
それまでに、さらなる感染爆発が起こったりしないように、と願うところですね。
もし、そんなことになったら、何もかも飛んでしまいますので...。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井上尚弥、WOWOW特番はそのまま放送

2020-03-22 15:08:42 | 井上尚弥



WOWOWライブ、29日午後2時から放送予定の「井上尚弥 ボクシング最強王者への道」は、そのまま放送されるようです。
レコーダの自動録画ワードに「井上尚弥」と入れてあるのですが(笑)番組表で確認したら、他の番組に差し替えられることなく、そのまま自動録画が予約されていました。


その井上尚弥の試合延期にまつわるあれこれ、杉浦大介氏の記事。Webスポルティーバより。
アメリカの大興行において、ゲート収入はその成否を大きく左右するものではない、というのは、実際その通りなのでしょうが、さりとて今、トップランクの週末興行のうちのひとつとして行われる井上の試合が、そこまでの規模のものなのか、というのは、正直言って疑問です。
無観客試合としての開催の可能性も含め、アラムが大きな期待をかけているのは事実なのでしょうが...。

肝心の試合開催の目処が立っていないのは残念ですが、何しろ、延期の期間が少しでも短く済んでほしいものです。
少しだけ触れられている日本開催も、夏までに目処が立たないようなら、と期待しています。



============================


ということで、一曲。
THE STREET SLIDERS “ON THE ROAD AGAIN” です。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする