さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

本年もあとわずか

2006-12-31 15:36:56 | その他
大晦日でございます。
このつたないブログをちらっと見ていただいた皆様に
心より感謝しております。
来年もどうかよろしくお願いしますm(_ _)m


さて、よそでもちらちら見ますが私的年間各賞などやってみたいと思います。

MVP 長谷川穂積。次点名城信男。
ガルシア戦でのロープを背負って足を止めた戦い方には、
かつての辰吉丈一郎と大久保淳一トレーナーのコンビのように、
やや非現実的な夢を追っているような印象を受け、今後に不安を残しましたが、
ウィラポン戦の芸術KOは、あまりに大きなインパクトがありました。
米大陸でのカスティーヨ攻略のインパクトの強さからいうと、名城もMVPで
いいかもしれませんね。

技能賞 高山勝成。次点徳山昌守。
高山はWBA役員やカルロス・メロ陣営からの絶賛を浴びた、
見事な攻防一体のボクシングが素晴らしかったので。
徳山はホセ・ナバーロ戦の勝利を評価して。今年は米大陸の強豪を
打ち破るボクサーが何人も出ましたが、この勝利も高く評価されるべきです。

殊勲賞 名城信男。カスティーヨ攻略はいわずもがな。
昨年までの、世界戦に至る過程も濃密。8戦目とは思えぬ堂々たる闘いでした。

敢闘賞 イーグル京和。年3度の防衛、いずれも中身のある引き締まった闘いでした。

KO賞...特に、KOで突っ走ったって選手が思い浮かばなかったので
ウィラポン戦のKOを評価して長谷川穂積で。

新鋭賞...大場や名城のようなインパクトのある新鋭との邂逅がなかった一年。
TV観戦のみですが内山高志でいきたいです。巧く伸びたらすごい選手になるかも。

年間最高試合 イーグル京和vsロデル・マヨール。
ツニャカオvs大場、長谷川vsウィラポン、カスティーヨvs名城、
その他にもすごい試合がありましたが、試合自体のおもしろさを言えば
やはりコレですね。燃えました(^^)v


と、固いのはこれくらいにして、以下は、極私的な奴をいくつか。

最高興行賞 グリーンツダ主催「HonmamoN」vsフィリピン選抜。
久高vsカツバイ、鮫島vsデラダ、奈須vsフェンテスなどなど、
緊迫感のある、噛ませゼロの6試合。大いに楽しみました。

最高タイ人賞 キティポップ・サンディジム。
亀田大毅判定勝利の次戦で、鮮やかなKO負けを期待されて対戦相手に選ばれ、
その期待に見事応えた完璧な試合ぶりが、タイ人マニアの感涙を誘いました。
男には負けるとわかっていても闘わねばならぬときが...しょっちゅうあるんやね。

最高どつきあい賞 金正範vs山本大五郎。
真夏の試合なのに、えらく冷房がきつくて寒かったクレオ大阪の地下会場。
しかしこの試合が始まるとそんなものは吹き飛びました。
ものすごい試合でしたが、ノーTVというのが悲しいです。

あしたのジョー賞 青空西田。
先日の試合で一気に有名になりました。
打たれて打たれて、相手を引きつけて右カウンターの一撃でKO、
相手が担架で退場と、もはやこうして書いても現実味のない、
漫画を越えたKO。「ああコワ」系パンチャー西田、今後の活躍に期待です。

亀田スタイル継承賞 牛若丸あきべぇ。
「大曲だか小曲だか知らねぇが」とまで言うて、カーニバル挑戦回避。
亀田流の継承を完璧に果たしました。なんじゃそりゃ。
まあ、今やっても勝てん、という判断自体は正しいんでしょうが、
そんなら余計なクチ叩きないな、ということで。

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徳山vsウィラポン?

2006-12-28 09:55:25 | 徳山昌守

長谷川穂積のV4戦のセミファイナルで
徳山vsウィラポン戦を行うという構想があるようです。

もし実現すれば、この日はメインが長谷川穂積vsシモーネ・マルドロッツ、
セミが徳山昌守vsウィラポンで次期挑戦者決定戦になるとのこと。
長谷川が1位のマルドロッツを退ければ、ウィラポンに勝った徳山が次の1位になり、
そうすれば長谷川も徳山戦を受けるということですね。

この話、徳山とウィラポンが受けるかどうかが問題ですが、
徳山にやる気があってもウィラポン陣営が断ってくるかもしれません
(その場合、例えばマルコム・ツニャカオとやればいい、なんて気もしますけど)。


かつて、WBCにおいて、ジュニアフェザー級ジェフ・フェネック、
フェザー級アズマー・ネルソン、ジュニアライト級フリオ・セサール・チャベスと
3人の王者がほぼ同時期に転級したとき、チャベスはWBAのライト級に挑み、
あとのふたりはすんなりと上のクラスで1位になり、空位決定戦に出場したことがありました。

WBCはそういう前例もありますし、案外、徳山がバンタム級で
無条件のまま世界1位にランクされるかもしれませんが、
現時点では、見込みの立たない、不確かな話です。
それを踏まえた上で、ウィラポン戦という構想が出てきたようですね。

本来、こういう流れであれば万人が納得すると思いますが、
なかなか道理の通らないこの世界。
まだまだ紆余曲折があるかもですね。あってほしくはないですが。

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長谷川穂積vsレイ・バウティスタ?

2006-12-26 10:42:04 | 長谷川穂積
すったもんだあった長谷川穂積の次期防衛戦ですが、
どうやら神戸開催の方向のようですね。
前回は関東で平日開催だったので観戦できませんでしたが、
今度はなんとかなりそうです。
出来れば土曜日開催でお願いしたいです(^^)

さて、相手ですが候補が何人か挙がっています。
従来の方針なら、1位のイタリア人シモーネ・マルドロッツなんでしょうが、
この選手については正直何も知りません。14位のアフリカンも同じ。

それよりももう一人の候補が良いじゃないですか(^^)
WOWOWでも見たことありますが、フィリピンのレイ・バウティスタ。
アメリカで活躍中の若きスラッガーです。

この選手を倒せば、長谷川が望むアメリカ進出の足がかりになるかも、ですね。
正直言って、今すぐ長谷川がアメリカに行っても、良い待遇を受けられるか、
疑問に思いますが、バウティスタに勝てば、ちょっと話が変わってくる...かもしれません。

まだ決まったわけじゃないですけど、こういう試合なら徳山戦を置いてでも
大いにやる価値がありそうですね。
それに、もちろん誰とやっても長谷川の試合なら見に行きますが、
出来ればバウティスタも生で見たいっすよねー(^^)


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全日本新人王決勝戦

2006-12-25 13:51:16 | 新人王戦
年暮れの忙しい合間を縫って、G+で録画したのをぼちぼち見ています。
ゆうべはフェザー級まで見終えました。

フライ級の大逆転劇、バンタム級の激闘、フェザー級の一進一退の攻防、
その他、どの試合も、本当に面白いですね。感動的でさえあります。
勝った選手にも負けた選手にも拍手を送りたいです。

しかし、残念なことに我らが西日本勢は全敗だったそうで...
ま、しょうがないかぁ...。
負けたけど江坂ジムのフェザー級、山本敏充なんか、キャリアを積んで
ボクシングがこなれてきたら面白い存在かも知れませんね。
将来、佐竹政一みたいになれ...るかなぁ?

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日本フライ級暫定王座

2006-12-23 16:34:59 | 話題あれこれ
チャンピオンカーニバルのカード一覧なんですが、
フライ級のとこに「内藤大助負傷のため暫定王座設置」とあります。

詳細不明ですが、吉山博司戦のカットでしょうか。
久高戦、或いは清水戦、さらには三度目の世界挑戦が期待されるところですが、
ちょっと残念な足止めですね。


それにしてもこうしてざっと見ると、面白そうなカードがいっぱいですね。
個人的にはバンタム、フェザー、ウェルターあたりが特に楽しみです。

ほとんどが後楽園ホール開催なのが地方のファンにはつらいとこですけど。
数少ない関西開催のミドル級は、なんとか見に行きたいところですが、
姫路は遠いなぁ...。


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MVP&エディ賞

2006-12-22 23:48:52 | 話題あれこれ
長谷川穂積、二年連続MVP(^^)v
徳山が休養中の今、長谷川以外、いませんよね。最高試合賞もダブル受賞です。
来年も、長谷川をしのいでMVPを獲るボクサーはなかなか出ないかも...。


で、エディタウンゼント賞は、名城信男を指導した
六島ジムの藤原俊志トレーナーが受賞(^^)v

何せ、デビュー8戦目の選手を、あのマルティン・カスティーヨに勝たせたんですから、
文句のないところでしょうね。
枝川会長、名城との二人三脚で、来年も頑張ってほしいと思います。


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「1ポンドの福音」最終回

2006-12-21 22:26:37 | 話題あれこれ
高橋留美子大センセのボクシング漫画「1ポンドの福音」。
ヤングサンデー読んだら、なんと唐突に最終回でした。

まー、しかし、あの畑中耕作が...あ、読んでない人もおられますよね。
いかんいかん。

ほのぼのと終わりましたが、これはこれでいいんでないすか、と思います。
終わってしまうのは残念だけど、いちいち細かいところが面白くて、好きな漫画でした

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期待はしてませんでしたが

2006-12-20 22:52:41 | その他
えー、そもそも試合自体に何ひとつ期待してはいませんでしたが、
あまりにも中身の薄い12ラウンズに、さすがにため息が出ました。
これ、他の選手が同じことをやったら、次からTV中継なくなるんじゃないですかね。

亀田は必死でした。かわいそうなくらいでした。
序盤から、「ボクシング」から逃げるかのように大きな距離を取って、
しかし打たないとポイントは取れないから、しょうがなく攻める。
そのときは必ず、下向いて頭から入って、当てるだけのパンチを伸ばす。
当たれば動いて、当たらねばそのままもぐってクリンチ。
時には斜に構えるというのを通り越して半ば後ろ向きで逃げました。

誤解されるかもしれませんが、私はこれを非難するつもりはありません。
これが弱者の、劣る者の必死さというものです。

ただ、限度ぎりぎりの無様さではありましたが。
あの、下向いて頭持って行く、いわば「頭がリードブロー」なボクシングは、
とてもじゃないが見られたものではありません。

まあ、なんとか今日の試合を「やり過ごす」ことには成功した、
そんな印象でした。
今後には何も残らない闘いぶりだったと思います。


対するランダエタは、ちょっときつく言えば、本来の姿を出してしまいましたね。
追い足がなく、切り崩しもない。自分から試合を作れない。
相手の試合運びを安易に受け入れ、その中で相手と相対してしまう。
前回の詰めの甘さを上回る物足りなさでした。

今回、事前に考えていた中で、最悪のランダエタが出た感じです。
まあ、そもそもそういう選手だろう、という意見もありましょうけど...。


採点については、小差で亀田、というところでしょうか。
正直、中盤以降、あまりに双方中身がなくて、途中で採点するのやめちゃいました。
なんか、ひとり大差で亀田を支持してるのがいて、それはないだろうとは思いましたが。


あと、TVの解説にはもう、何も言う気になれません。
ランダエタのボディブローなど目に入らん!といわんばかりの実況&解説に、
TBSの確固たる信念をひしひしと感じました。


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とりとめもない前日の昼下がり

2006-12-19 12:16:42 | その他
あれでも一応ボクシングの試合という体にはなっておるのですから、
一応触れておかなならんのでしょうな。
ハイ、明日の試合です。

前回ほどの大騒ぎではなくとも、今回もそれなりに話題はあるようです。
やれ亀田がスタイル変えただの、ランダエタが空港で嗚呼勘違いとか、
計量後の体重増加を狙った減量法をやるだの、
果てはチケが売れてなくて招待券が出たやの。

まー、いざリングでおふたりさんが向かい合えば、
あとはそこで起こることが全てなんですから、あっという間に消し飛ぶような
些末なお話ばかりではあります。いちいち突っ込むのも気の毒な感じですね。

この再戦については、亀田に対しては「やるだけ立派」だと思います。
ランダエタに対しては「ちゃんとやれよ」とだけですね。
(八百長だとか言うんじゃなく、やらないかんことをちゃんとやれ、という、そのままの意味です)
試合自体には、前回と同じく、何も期待しておりません。

さて、一部で話題になっている、試合のチケ売れ残りの件ですが。
悲しいことにコレ、昨今のボクシング界では当然のことでありまして
そういう意味では、亀田もついに普通のボクサーの仲間入りかも...なんて、
シャレにもならないことをぼんやりと思う試合前日なのでした。

ほんとにとりとめがありませんなぁ...どうかご容赦をば(^^;)
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小松則幸移籍&再起戦

2006-12-16 22:59:30 | 小松則幸
内藤大助とのダブルタイトルマッチに敗れて以来
音沙汰無しだった前OPBFフライ級チャンピオンの
小松則幸がグリーンツダジムに移籍し、再起するとのこと。

慣れ親しんだエディタウンゼントジムからの移籍、
当然、色々悩んだでしょうが、本人のコメントからは、
前向きな決意が見てとれます。
環境ががらりと変わることになりますが、送り出してくれた人と、
受け入れてくれた人たち、両方のために、心機一転、頑張って欲しいですね(^^)

その再起戦は2月12日、尼崎アルカイックホールにて。
OPBFウェルター級タイトルマッチ、丸元大成vs竹中義則戦の前座で行われます。


さて、このメインカードですが、元チャンピオン、レブ・サンティリャンが
他の選手と試合することもあり、丸元と竹中との対戦になったようです。

竹中は有沢、湯場、大曲といった強豪チャンピオンに挑み続けた
悲運のチャレンジャーでしたが、今度こそ最後のチャンス、
気合いが入っているでしょう。
執念の逆転劇でチャンピオンとなった丸元との激突は
ベテラン同士の意地と意地が火花を散らしそうですね。

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