昨年、アキレス腱断裂の大怪我を負った、元WBCチャンピオン矢吹正道の再起戦。
少し前に発表されましたが、3月16日にポートメッセ名古屋第3展示館、というところで行われます。
これはどこにある会場かなと調べたら、名古屋駅から「あおなみ線」というのに乗って、金城ふ頭駅という、以前田中恒成の世界戦で行った「武田テバオーシャンアリーナ=名古屋金城ふ頭アリーナ」と同じ最寄り駅で降りて、南側にある会場のようです。
第3展示館というのは、どうやら長方形の会場みたいですね。
対戦相手のニカラグア人、ケビン・ビバスは、WBOミニマム級暫定戦で12回TKO負けという記録があります。
矢吹が重傷を負った後の再起戦でもあり、昔なら強くないタイ人呼んできて、ということもあり得たでしょうが、そういう相手とはやれない、やらない、という意志、方針が見えます。
もっとも、このビバスが矢吹にとって、強敵難敵かというと、そこまでではないでしょうが。
ライトフライ級は、事実上アルファベット要らずの「世界」王者、寺地拳四朗が統一戦か、カルロス・カニサレスとの再戦か、或いはフライ級転向か、という岐路に立っていて、情勢が大きく動く可能性もあります。
そして、その拳四朗を一度は下した矢吹が、重篤な負傷を乗り越えて勝利して再起し、大きなトピックを生み出せるか。
それはひとえに、結果は当然のこと、矢吹の状態がどうか、にかかっていると言えましょう。というか、今回の相手どうよりも、それが一番心配です。
こちらでは短いですがミット打ちの様子が見られます。
試合まで後1ヶ月半‼️今週でチケット締切らせて頂きます😊三重テレビ(地上波🏫travel TV生中継📺宜しくお願いします🥊 pic.twitter.com/oFrwmRuTO8
— 矢吹正道 (@Yabukimasamichi) January 29, 2024
放送配信は、この日セミに出る静岡のホープ、佐野遥渉の前回の試合を配信したTravelTVでライブ配信があり、おそらくメインだけでしょうが、三重テレビでも生中継がある模様。
これはありがたい。私、三重在住の友人に頼んで録画してもらうことが出来ますので。
とはいえアンダーも、TravelTVでチェックせねば、というところ。
中部から、上記の佐野に加え、溝越斗夢(元日本Sバンタム、ユース王者)、村上勝也(飯村樹輝弥に判定負け)らが出ますので。
佐野はスーパーフライからバンタムに上げての試合。転級睨みか。
相手のマテオ・ハンティグというフィリピン人は、かつて高山勝成とIBFイリミネーターを闘った元世界ランカー。
まあ、最初はこういうところから、というカードではありますが。
溝越と村上は共に再起戦ということもあり、普通にタイ人との試合です。これを普通と言って良いのか、という意見もありましょうが...。