さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

想定よりも若干大きく、遠かった? 井岡苦闘のドロー、二冠統一ならず

2022-12-31 19:22:46 | 井岡一翔


ということで大晦日の午後、paraviとTBSにて、ライブで三試合観戦しておりました。
取り急ぎメインの感想など。



初回、井岡一翔はジャブで間合いを探る、いつもの感じ。色々見ている、というか。
ジョシュア・フランコは体格的には井岡と変わらないが、リーチではやはりまさっている。
その差を井岡が測っている?
フランコ、スリーパンチ、さらに追加の手も出る。微妙。若干フランコか?


2回、フランコ手数が徐々に出る。しかし井岡のガードは堅い。井岡はワンツー、左ボディ、右クロス、攻撃の精度も良い。クリアに井岡。
3回、フランコの打ち終わりに井岡のコンビ。しかしフランコ出て、井岡ロープを背負う。
フランコも左ボディなどヒットがあるが、最後に井岡の右クロス。この印象の分、井岡?迷う回。

4回、フランコ出て、井岡も止まってインファイト。ここはフランコがまさっている。
井岡ロープを背負う。「背負わされている」感が、徐々に出てきたか。しかしヒットは左ボディ、右アッパーなどで井岡か。これもちょっと迷う。
5回は井岡がスリーパンチ決め、フランコの連打もガードする。この回はクリアに井岡。

6回、フランコが反転攻勢を始める。手数で攻め込む。井岡はロープ背負ってから右カウンター。
しかしフランコのスリーパンチ、左ボディなども決まる。フランコが取る。井岡の右アッパーなども良い。井岡。

※ここの部分、間違えて逆書いてました。訂正します。


7回、フランコの攻撃を井岡が外す。フランコ倦まずに手数を出し、ストレート連打。
井岡、防御の良さは見せたが、ラウンド全体はフランコの手数、攻勢か。迷うがフランコ。


中盤以降、井岡は徐々に、軽い打ち方だけでなく、右カウンターに力入れて打ち始める。コンビネーションも追加の手数を増やしている。
しかしフランコを食い止められない。井岡、思うように試合が運べていないことを、皮肉にも自らの頑張りで示してしまっている。


8回、フランコ、ストレート連打して攻め、井岡がロープを背に。これはもう「背負わされている」と見えてしまう。
井岡単発のカウンター、リターンはあるが、全体を見てフランコの攻勢か。
9回、井岡とフランコ、互いに趣は違うが左ボディをよく決める。
井岡はフランコの攻勢を食い止めようと踏ん張るが、最後にフランコがワンツー繰り出して攻めきる。フランコ。

10回、井岡は珍しく、5発、6発と連打を繰り出す。右カウンターも決まる。
しかしフランコ失速しない。序盤からペース変わらず、上下のコンビ、スリーパンチ。フランコ。

11回、井岡飛び込んで右、打って動く流れに持ち込みたい?しかし思うように闘えていない故の疲弊か、徐々に失速。
フランコは手数出して攻める。リーチある分、若干遠目からストレートを連打する。
この若干の遠さ、距離の長さが、井岡のカウンターの威力を削いでいる?手数、ヒットでフランコ。
12回、井岡気合い入れて出るが、またロープに下がり、追われる展開に。打ち合いになるが、手数でややフランコ?



ラウンド毎に見た印象を書き出して見ましたが、採点は?マークをつけたい回が多い、微妙なもの。
ただ、それを全部書いた通りに振り分けると、フイイイ、イイフフ、フフフフ、ということで、7対5でフランコになりました。
若干、井岡に甘い?かもしれませんが、公式判定、マジョリティドローは受け容れねばならない、ということになるのでしょう。


ただ、率直に言って他のロケーションだったら、こういう採点になるかどうかは微妙な気もします。
場内、けっして井岡の攻勢に大歓声が湧き上がる、という風でも無いので、井岡に有利とは必ずしも言えないかもしれませんが、それでもヒット数やその効果に大きく差が見えない以上、では前に出て手数を出していた方が勝って然るべきでは無いのか、という話です。
とはいえ、自分の採点でも迷いまくって僅差ですから、これ以上は言えない、というのも事実ですが。


採点のことはおいて、内容的には、井岡の構築する距離、枠内、寸法に収まると見えていたフランコが、若干大きく、距離も遠く、その寸法からはみ出すところの多い選手だったかな、というところです。
かつて敗れたアムナットと比べれば、長い距離の克服を強いられ、その分攻防の精度が落ちる、という展開では無かったと思いますが、カウンターやボディ攻撃の威力が目減りしたり、ストレートパンチの連打でロープに追われたりする頻度が、やはり高くなってしまい、その分、試合展開のコントロールが出来ずに失点を重ねた、という印象でした。
小柄だがリーチは結構長い、という面に加え、体格的にも、バンタムでの試合経験もけっこうあるという話で、その辺も、元々ミニマムからスタートした井岡には、苦しいところだったように見えましたね。




会場には本当にファン・フランシスコ・エストラーダが来ていて、画面に映ったかどうかはわかりませんが(試合前後のあれこれは、つぶさには見ていませんので)中谷潤人も来場していたとのことです。
彼らとの対戦が待望される中、井岡にすれば二団体統一という成果をもって、来年は大勝負へ、と行きたかったはずですが、統一戦でのドローというのは、普通の防衛戦のものよりも、さらに煮え切らない印象を残すもので、正直、うーん、という感じです。
世界から見れば、ある意味ではエストラーダへの挑戦者決定戦だったかもしれない一戦だった、ということも含めてしまうと、余計にその思いが強まりますね。



================




ということで、この感想文をもって、本年も広いお心でこの拙いブログにお付き合いくださった皆様へのご挨拶に代えさせていただきます。
世の中色々ありますが、今年も引き続き、ボクシングについて色々と、勝手ながら率直に色々と書かせていただくのみならず、皆様と色々語り合ったり教えていただいたり出来たことを、心より感謝しております。
来年もまた、よろしくお願いします。皆様、良いお年を!






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最近ちょくちょく目にしますが 井岡、僅かにオーバーも再計量パス

2022-12-30 14:19:33 | 井岡一翔



最近、こういうのちょくちょく目にするように思います。
井岡一翔、最初の計量で200グラムほどオーバー。
ほどなく、パンツ脱いで、布で隠して再計量、パスしました。
ジョシュア・フランコは52キロジャストというから、100グラムアンダーですかね。









誤差の範囲内というか、本人も表情に余裕あるし、問題無いとは思います。
しかし、ちょっと気になるのは、全裸になったのを隠すのは良いとしても、この布は大きすぎませんか。
ちょっと人の肩借りたり、手を添えてもらったりしたら、100グラムくらい軽く出そうと思えば出せるんで。
そういうことはしていない、というのを「絵」として見せるようにした方が良い、と思いますね。
別に誰を疑うとかいうのではありませんが。


まあとにかく計量も終わり、明日は今年を締め括る一戦です。
世界中、大晦日にこんな大きな試合は他に無い、ということで、ファンというかマニアというか、一定の層から注目されている、という話もあるようです。
基本、井岡有利というか、扱いやすい「寸法」の相手、と変わらず思いますが、フランコが小柄な反面、リーチは長い、というところが、どう作用するか。
そこは注目ポイントかなあ、と思っております。はてさて。


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WOWOW、見事なリカバリー ベテルビエフvsヤード戦ライブ決定

2022-12-29 10:11:09 | 海外ボクシング



先日、チャーロ弟vsティム・チュー戦延期という残念がありましたが、同日行われる世界ライトヘビー級タイトルマッチが、代わりにライブ配信されるとのことです。
1月29日午前4時頃から、WOWOWオンデマンドにて。







アルツール・ベテルビエフvsアンソニー・ヤード戦、要注目のカードでしたが、一度延期になったんでしたっけ?
これまた、この日だったのですね。
場所は英国ロンドン、ウェンブレー・アリーナ。さすがにスタジアムではありません。そらそうです。寒いですしね。

ひょっとしたら元々、チャーロ弟vsチュー戦共々配信をする予定だったのか、それともこちらは録画に回すはずだったのか。
その辺はわかりませんが、とりあえずWOWOWさん、見事なリカバリーショットでした、と受け取るとします。
ひとつなくなったと思った楽しみが、元に戻りました。これは有り難いですね。




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僅差判定で分かれた明暗 35歳対決は古橋岳也が生き残る

2022-12-28 17:01:34 | 関東ボクシング



一昨日のメイン、古橋岳也と田村亮一の再戦は、空位の日本スーパーバンタム級王座を賭けて闘われ、2-1、僅差で古橋岳也の勝利となりました。

立ち上がりは田村が良い距離で右クロスをヒットするが、徐々に古橋も迫り、左フック返す。
言っては悪いがこの両者、もっともつれる感じかと思っていたら、序盤は離れてクリーンなヒットの応酬。

しかし3回くらいから、互いに当たる間合いで「やり合い」始める。
ボディブローの応酬、上へ返し合い、古橋が最後に連打をまとめて抜け出したか、と思ったら田村が右ショート決めて、逆にラッシュ、打ちまくる。
4、5回も激しいラリー続くが、古橋が右ヒットして離れ、という場面の印象がやや強いか。

しかし7、8回くらいになると、田村の右クロス、徐々に正確なヒットが増えてくる。若干、地味な印象ではあるが。
終盤まで両者、手数とヒットで競い合う。手数で古橋、ヒットの質はやや田村?
両者譲らず、激戦必至の前評判通りの試合が続き、そして終わりました。


判定は2-1で古橋。
この内容だと、どちらの僅差勝利、ないしは引き分け、いずれの判定でも納得せざるを得ないでしょう。
判定に正解の無い試合、というところでしょうか。
そりゃ、映像を後からスローで見るなどして、子細にヒット数を数え、効果の差を目測で見直して、とやれば別でしょうが、ボクシングの判定はその場で出さねばならないものですので、そもそも無理な話です。


試合後、田村亮一は無念の様子でしたが、去り際に古橋岳也の方を振り返り、小さく右手を上げてからロープをくぐり、もう一度古橋を見やってから、階段を降りました。
両者清々しく健闘を称え合い、という、普通にあるような「絵」ではありませんでしたが、あの試合を見終えたあと、仰々しい「交歓」をしなかった田村の姿は、却って感動的に映りました。
そして、古橋岳也の方も、田村亮一の示した思いを多として、承知していたようにも見えました。

ベテラン同士の激しい試合、その後、リングの上に残った余韻。
それはなかなか、良いものでした。



そして、この両者と激しい試合を闘い、先頃引退した元王者、久我勇作については、加茂佳子記者によるこんなTweetがありました。
ボクシングとはやはり人の成すもの、様々な想いが込められているものですね。







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天才の輝き、一瞬で暗転 富岡浩介、ドミンゴに逆転KO負け

2022-12-27 14:00:52 | 関東ボクシング



ということで「ホール納め」の試合、昨夜はみんな大好きdTVで見ておりました。
メインはもちろん激戦必至と評される一戦だったわけですが、個人的に昨日のメインというか、一番の注目は、実は第二試合。
心配な天才肌兄弟の一員、富岡浩介が、ホープ飯村樹輝弥を破った「ホンマ」の強敵、エスネス・ドミンゴと対する一戦でした。


初回は痩身のサウスポー富岡が、スピードと距離で外していた印象。
ドミンゴは鋭い左フックで脅かす。
しかし2回から徐々に、富岡が身体を逃がして外すより、身体を残して打ち込みに行く方へシフトしていった感。
その分スリルある攻防が増える。ドミンゴの右ストレートが危ういところに届き、冨岡紙一重で躱して左返す。


3回、富岡がチャンス作る。スリーパンチの三発目、クリーンヒット。
右ジャブは捨て気味、左をストレートでなくアッパー気味の軌道でボディへ送り、直後に、大外から振り下ろす感じの右フックがドミンゴのテンプルにヒット。

ドミンゴぐらつき、冨岡追撃。20秒ばかり、強打を重ねる時間を二度作る。
ドミンゴ、足取り乱れ、ロープに追われて腰が落ちかけ、挙げ句に左瞼から出血。


しかし冨岡、詰めの段になってから、今ひとつ単調というか、緩急がない。内外の打ち分けによる狙いも乏しい。
本人のプライドとしては、強打して倒したかったのかもしれませんが、そこはある程度妥協して?ストップを呼び込む「絵作り」のための、連打のバリエーションが欲しかった。
ドミンゴが懸命に耐えたこともあるが、ここが富岡の課題かも。


とはいえ4回、冨岡優勢。右リードで測って、良い距離で闘えている。
冨岡、速いワンツー、さらに速い右フックフォローがズバリ決まって、ドミンゴを倒す。
リーチでまさる上に、間を詰めたワンツーの速さは、目にも止まらぬ、というベタな表現が通じるもの。

冨岡、ドミンゴをロープへ追って追撃するが、ドミンゴ耐えて右を返す。
このパンチで冨岡、マウスピースを出してしまい、レフェリーが止めて、マウスピースを入れ直して再開。

直後でした。ドミンゴが右ボディを外され、歩幅が狭まったまま身体を残す。
そこから前にのめるかと思ったら、右足を半歩退いてスタンスを作り直し、右を上に振る。
これが冨岡の右顔面にまっすぐ入り、冨岡、崩れるようにダウン。
ダメージ甚大で、立ち上がって続行をアピールするも、身体がよれていて、ストップとなりました。



勝利目前で大きな星を落としてしまった富岡浩介ですが、やはりその闘いぶりは、目を離せないものでした。
以前より、身体も少しずつ出来てきて、スピードとセンスは変わらず光る。
しかし上記のとおり、ところどころ「不備」も残ってはいて、見ていてやっぱり心配。
そして最後、本当にちょっとした隙というか、勝負の綾がどうこうという部分も含めて、ボクシングが描く明暗を、残酷なほど鮮烈に描いてしまう。

目先の勝敗や、今後へ向けての課題などはもちろん大事で、本人も陣営も、当然のこと、それをしっかり考えて、再び闘うために起つことでしょう。
しかし、見ているこちらとしては、とりあえずそれはおいといて、この若く美しいボクサーが放つ存在感というか、良し悪し含めて普通ではない部分に目を引かれてしまいます。
もちろん、願わくば、3度目となる敗北をも、さらに糧として、明るい今後が見えれば、と思いはしますが。



そして勝者エスネス・ドミンゴ。実況解説によればベストはライトフライだとかで、冨岡とは階級差が、体格差が、という話でもありましたが、見た感じではそんな印象もなく。
飯村樹輝弥相手には地力で完全に勝っていたが、今回は冨岡の天才的なセンスとスピードに、KO負け寸前の大ピンチに陥りました。
しかしそこから、たったひとつの転機というか、マウスピース装着直後のコンタクトで、強打を決めるチャンスを逃さずに逆転KO、これはもうお見事としかいえません。
それまでの展開でも、ぐらついたりダウンしたりしながら、冨岡の追撃を堅いガードと懸命の反撃で耐え抜いていたからこその逆転でもありました。

ベストがフライ級かどうかはわかりませんが、この近辺階級でホープと目される選手には、是非このドミンゴと対戦してもらいたい、と思います。
勝てば名前が上がりますし、傍目にも好試合、間違いない「ホンマ」の試合が見られる、という信頼感がある。
地域タイトルを持つではなく、世界ランク下位に名前があるでもなく、でも強い、という、日本ボクシング業界、その「村」の慣例からすれば、従来は「いなかったこと」にされてしまうような選手ですが、短期間で二度も来日してくれて、その試合を見られたことは、ファンとして僥倖だったのかもしれません。
しかし出来れば、来年以降も日本のリングで、その姿を見たい、と思いますね。




しかしPXBのナレーション、このドミンゴを「外来種」と呼ばわっていたのだけは、如何なものかと思います。
何と雑な言葉選びか...それなりに熱意を持って作られていることもわかる番組ではありますが、その反面、こういうところはなぁ、と。
あと、またアーカイブは月またぎですね。一言、セコいです。


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朗報が一夜にして暗転 チャーロ弟左手骨折、チュー戦延期

2022-12-26 12:08:21 | 海外ボクシング




ジャーメル・チャーロvsティム・チューの試合がWOWOWオンデマンドでライブ配信される、という朗報を聞いた翌日、今度は凶報。
ジャーメル、左手骨折。海外記事ではClash、という表現をしているところもあり、重傷なんでしょうね。







当然試合は延期。豪州のファンと覚しき方面からは、ジャーメルは王座返上せよ、というコメントも。
さすがにそんなわけいかんと、第三者としては思いますが。
しかし、暫定王座決定戦などは、昨今の趨勢からすると、避けようがないかもしれません。


4団体統一を成し遂げ、その直後にも世界的に注目を集めるティム・チューと闘うジャーメル・チャーロは、素直に応援したくなるチャンピオンです。
一刻も早い治癒を、と願うばかりですね。




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WOWOW一気の巻き返し! 新年早々ライブ配信連発

2022-12-24 20:14:12 | 海外ボクシング




19日月曜、WOWOWエキサイトマッチのホセ・セペダvsレジス・プログレイス戦放送(結果知ってても見入ってしまいましたなー)の際に流れた、来月放送予定は空白、未定ばっかりでした。
WOWOWも苦しいとこやなあ、色々ライブで見たいカードもあるのに...U-NEXTの配信とかも影響してるんやろうか、と思った次第です。

しかしどうやら、一気の巻き返しというのか、その見たいカードのライブ配信がふたつ決定したとのことです。
これは嬉しい知らせです。
ライアン・ガルシア戦への前哨戦...にしては、油断ならぬ相手と闘うジャーボンテイ・デービスの試合のみならず、ジャーメル「弟さん」チャーロと、ティム・チューの試合までライブで見られるとは。いやはや。


26日と大晦日が過ぎたら、しばしボクシングも休憩期間かなあ、と思っていたらとんでもない。
公式Twitterのお言葉どおり、大いに盛り上がっていきましょー(^^)



 



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井岡、フランコ戦アンダー paravi配信14時45分頃スタート

2022-12-23 15:38:35 | 井岡一翔


大晦日の井岡一翔、ジョシュア・フランコ戦に向けて、井岡一翔が会見。
複数のトピックスがあります。


まず、メイン開始は17時から。TBSの生中継も当然、この時間です。
そしてparaviによるアンダーカード、堤駿斗や大湾硫斗の試合は、14時45分頃から、とのこと。
特に堤駿斗、デビュー戦からなかなかの強敵相手で、派手なKOとはいかず、話題性という面では今ひとつですが、その実力は相当なものです。
負傷などに泣かされず、順調に伸びたら、ポスト井上尚弥の最右翼として、遠からず世の耳目を集めることでしょう。


ファン・フランシスコ・エストラーダの統一戦展望についてもコメントしています
フランコに勝ち、指名試合に勝って、来年末にも、という腹づもりなのだとしたら、そんな悠長なことで実現するものかどうか、と疑問です。
仮に実現したとして、ローマン・ゴンサレスにせよ同様ですが、ここまで大ベテランになってからやっとですか、という気もします。
本当に手強い相手と、滑り足の良いときに闘わず、今頃...と。
また、来年末までにどういう情勢になっているものかもわかりませんしね。


その意味で言えば、中谷潤人との対戦コメントは、前向きなものとして報じているところもあります。
よく読めば、一般論として語っただけ、という感じもしますが、ここはすんなり実現するのかもしれません。
だとしたら楽しみですが。


何にせよ、フランコに勝てないと始まらない話です。
もちろん、タイトルホルダーの一角を占める相手、楽なわけはないですが、あのくらいの「寸法」の選手を攻略するのは、井岡の得意とするところです。
霞のようにも見える統一戦云々は、とりあえず当てにしないで置いといて、中谷潤人戦実現のためにも、無事勝ってもらいたい、と思う次第です。
もっとも、フランコが勝てば、中谷はそちらに挑めば良いだけの話ですね...むー。

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昔、府立の地下でも見た/不屈の男、近影/年間最高試合/それはあんまりな

2022-12-22 07:56:54 | 話題あれこれ




来週月曜のライブ配信と、大晦日TBS生中継、及びparavi配信まで、しばし間が空くボクシング。
合間に、目に入ってきた話題あれこれ、というか、小ネタ。






ちなみにこちらが、26日配信情報。ABEMAでも見られる、とあります。
料金とかはどうなるんでしょうか?私は「みんな大好きNTT」でお馴染み、dTVで見ますが。


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さて、小ネタ。





こういうの、昔、府立の地下でも見ました。
悪いことに、関西ローカルとはいえ、TVでも流れたんですよねー。
素質でいえば、同時期の日本チャンピオンなんかにも負けてないような、良い選手だったんですけど、なんか上手く行かなかったですね...。
すいません、古い者の独り言でした。


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森合正範記者が、メキシコに渡航してあれこれ取材されているとのことです。
著作のための取材だそうですが、出版が楽しみですね。

ルペ・ピントール近影。今こないなってますか。衝撃です。
パパ・クーヨの時代を、ある意味象徴するチャンピオンでした。
これぞメキシカン、わてはメキシカンでおま、というボクシングをしてまして、批評とはまた別のところで、鈍く光る、存在感抜群のものでしたね。
それこそ語り出すと長いですが...以前のボクシングマガジン、バンタムのオールタイムランキングで、8人の中にこの人の名前がなかったのは、やっぱり間違ってたかなぁ、と今さらながらに思ったりもします。


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少し前のやつですが、年間最高試合だと。
なかなかええ打ち合いではあります。ストップ早いのは今時ですかな。


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情け容赦ないというか。それはあんまりな、って感じもします。
まあでも、厳しい物の見方が全部排除されるのも、それはそれで却って...という場合もあるのでしょうが。




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井上尚弥、早々に走り出す 転級後のWBO1位も事実上確定

2022-12-21 08:55:08 | 井上尚弥

バンタム級完全制覇から一週間、井上尚弥、早々に走り出す。





ここ最近、年二試合ペースを「堅持」していて、それはボクサーとしての商品価値が高まった故の、ビジネス面での事情でもあり、同時にボクサー年齢、という話で言えばもう若くない井上尚弥自身も、コンディション面を勘案し、それを受け容れているのかと思っていましたが、先の試合後は、来年は三試合したい、と言っていたようです。
そういう思いもあって?早々に、軽くではあるのでしょうが、もう走り出すようですね。


で、対戦相手は当然のこと、スーパーバンタム級になるのですが、こちらの杉浦大介氏の記事に、リングマガジン122ポンドのランキングボクサーを中心に、まとめて紹介されています。ありがたや。



ざっと見て、当然最有力候補であってほしいスティーブン・フルトンが、WBCフェザー級暫定戦、対ブランドン・フィゲロア再戦、という、従来の価値観で言えば筋を外した両天秤話に傾いているのが、どうにも鬱陶しいです。
井上尚弥が愚直に、馬鹿正直に階級最強を目指しても、手持ちの選手を囲い込みたいPBCの思惑と、それをいいことに好待遇を得つつ、自身の体重調整についても最適解を見出したい、というフルトンの「都合」が、「すんなり」な話の実現を阻みそうですね。


で、WBOはバンタム級新王者となった井上を、スーパー王者に認定
こちらはこちらで...当然、各団体とも、スーパーバンタム級において「ウチに来て欲しい」のでしょうが、WBOにはこの面白い制度があるんで、話が早くて結構、ですね。
日本が加盟して以降の、軽量級マーケット開拓を目的としたWBOの「営業」は、実に積極的ですが、対象が井上尚弥ともなればなおのこと、って感じです。


とにかく、フルトンがすんなりフェザーに転じ、王座返上となれば、空位決定戦が組みやすいのはWBO、というのが明確になった、と思います。
で、井上がWBO1位にいきなりランクされれば、従来1位だったライース・アキームとの対戦、となりそうです。
ことによると挑戦者決定戦か、暫定王座決定戦という話になるかもしれませんが、井上がそれを嫌えば、他のタイトルへの道を模索することになります。
しかし、WBA、IBF王者ムロジョン・アフマダリエフは、マーロン・タパレスとの指名試合があります。
井上が年三試合を希望通りに闘おうとするなら、タパレスに待ってもらって先に挑戦、という交渉が可能かどうか、ですね。



まあ、結局のところ年二試合ペースになりそうやなあ、と早くも諦観が勝つ話ではありますが...何しろ、誰と闘うことになっても、井上尚弥122ポンドの闘いを見る楽しみに変わりはありません。
ドネア戦では怖いくらいの切れ味が見られましたが、バトラー戦は相手のドン引き戦法があったにせよ、やはり118は厳しいのだろうなあ、と感じました。
122ポンドで、良いコンディションを作れたとしたら、井上尚弥が過去の転級でその都度見せてきた衝撃的な「新生」ぶりを、また違う形で見られるのではないか、という期待があります。
ついに階級の壁、体格差による難しい局面に井上が突き当たったとしたら、その時に彼が、どんな姿を見せてくれるのだろうか、という興味も含めて。


しかし、本当にフルトン、予想外の「立ち位置」をとったものですね。
次はフェザーでやるが、王座返上はしない、とは、いかにも今風、今時の処世術で...良いボクサーだとは思いますし、井上との対戦、第三者的にも興味深いですが、その反面「しょうもない奴や」という思いもあります。残念なことですが。



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