さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

井上尚弥挑戦へ最短ルートと見た? カシメロ、赤穂亮との一戦締結か

2022-09-30 18:07:36 | 井上尚弥




赤穂亮の次戦が、ルイス・ネリーかジョンリエル・カシメロか、という話は、9月3日、初回KO勝ちの後に石井一太郎会長がコメントし、動画も上がっていました。
その後、ネリーがかつてオマール・ナルバエスや井上尚弥、カリド・ヤファイにに挑んだダビ・カルモナと対戦が決まり、続いてカシメロが、赤穂戦は12月3日、と表明しました







日本か韓国か、というコメントをしていますが、そういう二択があり得るのか、とちょっと驚きです。
少し前に、大橋ジムが主催興行を韓国で行う、という話がありましたが、韓国のボクシング界も、徐々に復興への途上にあるということなんでしょうかね。
もっとも、昔の日本における相撲や柔道の如く、腕に覚えのある若者が片っ端からボクシングジムの門を叩く、というノリだった、かつての韓国ボクシングの隆盛が再現されることは、おそらくないでしょうが...。


それはさておき、日本でやるとなると、その興行規模が、カシメロの報酬をまかなえるものになるかどうか、ちょっとわかりません。
さりとて、このカードを井上尚弥、バトラー戦のアンダーに入れたら、ごちゃごちゃうるさい、という感じになりましょうし。


カシメロがこのカードを受けた理由としては、赤穂と親しい関係にあるノニト・ドネアの後押しがあったかもしれませんし、また、日本の人気選手を倒せば、井上尚弥挑戦へアピールが出来る、いわば最短ルートである、という算段もあるのかもしれません。
今の彼のマネジメント体制が、彼の闘志に充分に応えて支え、闘いに集中出来る状況を整えうるものであれば、その実力や勝負度胸を侮るわけにはいきません。
その辺の答えは、赤穂との試合で見られることでしょう。


さて、いざやるとなったら、激しい打ち合いになりそうですが、試合としてあまり良い「絵」にならないんではないか、と危惧もします。
ちょっとごちゃごちゃするんやないかなあ、というか。まあ、白黒はっきり着いてくれたら何より、ですかね。
基本、カシメロが復調していれば、予想はカシメロ有利かと思うんですが、スーパーバンタムで闘う、ほぼ初めての機会が、トリッキーで果敢、えらく思い切りの良いスインガー、赤穂亮相手というのは、カシメロにとってそれなりの困難だったりするかもしれません。

何にせよ、日本でやるなら、出来ればライブで見られますように、と願いますが...はてさて、どうなりますやら。



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「コンフォートゾーン」を離れて 井上尚弥、ロス合宿をリング誌に語る

2022-09-29 06:22:48 | 井上尚弥





リングマガジン編集長、ダグラス・フィッシャーが、ロサンゼルス合宿中の井上尚弥を訪ねて、パウンド・フォー・パウンド1位の盾を手渡した、というのは少し前に報じられましたが、今回、その記事がアップされました。
フィッシャー編集長のTwitterから。






井上尚弥に拓真も同道し、兄弟ともども、いろんな選手とスパーリングで拳を交わした模様。
日本語に訳して読んでみましたが、アメリカのスポーツライティングは、良くも悪くも試合展開の描写に凝った表現を多く使うので、細かいところまではよくわかりません。その辺はまた勉強です。
しかし、日本でやっているスパーリングより、激しい内容になったのは確かなようです。


記事のテーマとしては、井上尚弥がこれまで、大橋ジム以外のところでトレーニングした経験がほぼ皆無だった、というところでしょう。
試合前の調整は別として。
記事のタイトルにもあるように、コンフォートゾーン、安住の地を離れて、様々なスタイルのボクサーとスパーリングを積めたことは、井上の今後に取り有益なことのはずです。

ただ、試合ではロスやベガス、グラスゴーで全部KO勝ちしているんですから、別に内弁慶でも何でもないんですけども。
試合はせんけど練習だけは海外で、という過去の例とは真逆だったりします。やっぱり、どてらいお方です。


何しろ興味深い記事ではありました。
これだけ世界タイトルマッチの数をこなし、勝ちまくって、海外進出して、その果てに今頃やっと、海外でのトレーニングが出来たのか、という見方をすれば、如何なものかと思いもしますが。


さて、月が明ければバトラー戦もそろそろ、発表になることでしょう。
遠足の準備に取りかからねばならないところです。二ヶ月連続はきついですが...あ、いやいや。




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右ではなく左でした 小林豪己、ボディブロー打ちまくる

2022-09-28 05:50:54 | 関西ボクシング




政治の話じゃなくて(笑)BOXING REALチャンネルの公式動画で、日曜の試合がアップされています。
ありがたや。
サンボーホールの試合風景、懐かしいです。
長谷川穂積が世界獲る前は、ここでの試合が多かったので、何度も行きました。
小國以載もよくここで試合してましたね。


とりあえず小林豪己vsクリス・ガノーザ戦、貼っておきます。







打つパンチの大半がボディブロー。
他ではなかなか見ない組み立てのボクシングです。
サウスポー相手でも、いつもとあまり変わらないみたいです。却って打ちやすかったりも?

いつもは右で決めることが多いですが、フィニッシュは左でした。
相手が気の毒な感じさえ。

この先、マッチメイクも大変そうですが、上手くキャリアを積んで、大成してほしいですね。
重岡兄弟は確かに強いですが(アマ時代、対戦しているとのこと)、西から彼らに対抗出来る選手として、名乗りを上げてほしいです。
最軽量級とはいえ、このボクシングが上のレベルでも出来たら、相当人気出ると思いますしね。




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間口が広いのは良いですね/地元で優勝/独占ではない?/決勝進出

2022-09-27 07:26:17 | 話題あれこれ


久々かもしれませんが、今日は話題あれこれ、ということで。



一昨日はメイウェザーのエキシビションの話題で、格闘技界は持ちきりだったようです。
政治家モドキってんですか?ややこしいのが狼藉を働いたとかいう話も。
悪名でも名が売れれば、ってことなのか、単なる馬鹿なのか知りませんが。


それはさておき、日曜の夕方、所用が済んだので、楽しみにしていた日本GPの録画を見る前に、レコーダの番組表で気付いたんですが、BSスカパーのチャンネルでも生中継してたんですね。
これ、確かスカパーの他のチャンネルを契約していたら見られるやつだったような。それともPPVだったのでしょうか。よくわかりませんが。
ABEMAだけかと思っていたらU-NEXTもあり、ネット配信だけかと思っていたらBSでもやっているんですね。

イベント自体に思うことは無いですが、この辺りの間口の広さというんですか、ボクシングも何とか倣ってほしいものです。
ちょっと羨ましく思いました。


===============


ということで母国のGPで小椋藍、Moto2クラス優勝。
ポイントリーダーのアウグスト・フェルナンデスを振り切り、2ポイント差に迫る今季3勝目、お見事でした!
あ、これは関係ないか...。


===============


昨日のWOWOWエキサイトマッチを見ていると、10月のラインナップ告知では、ワイルダー、ヘレニウス戦と、ロマチェンコの試合は、WOWOWオンデマンドでライブ配信、としっかり告知されていました。
ひと安心、というところですが、ではU-NEXTの謳った「独占」はいったい何なのだろう、と疑問です。
こういう場合は「老舗」の方を信ずるべき、なのでしょう...かね。


===============


昨日は輪島さんの孫として有名な、磯谷大心が新人王戦の準決勝でKO勝ち
話題性のみならず、なかなか素質に恵まれているように見える選手でしたが、遂に決勝進出。

過去の試合はG+で放送されていて見ましたが、今回はBoxingRaiseでの録画配信です。
Twitterによると、もう見られるようになっています。
まだチェック出来ていませんが、当然見ようと思っています。






今日は赤井英和の子息、英五郎が登場。相手はK1から転じた左右田泰臣。
はてさて、どうなりますやら。
双方、心配な感じもしますが、磯谷同様、注目度はかなり高いのでしょうね。





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神戸の試合、YouTubeライブ見られず 小林豪己、デビュー4連勝

2022-09-26 00:08:46 | 関西ボクシング




昨日は神戸、懐かしの?サンボーホールにて、真正ジム主催、大橋哲朗メインの興行があり、YouTubeでライブ配信があった模様。
一応、前日もBOXING REALチャンネルはチェックしていたんですが、動画配信の告知などが見当たらず、今回はライブ配信がないのかと思っていたら、あったようです。
Twitterなどで告知があったんでしょうかね。そちらも検索してみればよかったです。


もっとも、昨日はいろいろ用事があって、見るにしてもアーカイブがないと無理でした。
興行全体の配信動画は、アーカイブが置かれていないようで、後日試合ごとにアップされるのを待たねばならないようです。
結果知らずに見たかったところですが。

メインの大橋はもとより、アンダーに出るミニマム級の強打、小林豪己にも注目していました。
右ストレートのボディ打ちを効かせて倒す、凄みのある痩身のパンチャー。
すでに木村彪吾や竹田宙といった新人王たちをKOし、後楽園ホールでも勝利しています。

もっと頻繁に試合を見たいと思うくらいですが、コロナもあり、彼自身の強打もあり、なかなか難しいのでしょうね。
今回は重岡優大に敗れたものの、4戦目の相手としては強いだろうフィリピン人、クリス・ガノーザでしたが、2回で倒したとのこと。
またボディブローが決め手になったようですが、どんなパンチだったのか。
早く映像をチェックしたいものです。



そういうことで、小林豪己、過去試合動画をふたつ。
こちらはデビュー戦、木村彪吾戦ハイライト。
B級デビューとはいえ、木村彪吾にデビューから当てるとは、どんな選手なんだろうと思ったものですが。






こちらはデビュー3戦目、竹田宙戦。
スマホで見るにはこういうのが便利なんですね。






もちろん、今後の大成を今から断じる眼力などはありませんが、ボディ攻撃の威力は、最軽量級では出色に見えます。
関西リングの貴重なスターとして、活躍してもらいたいと思います。




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U-NEXT、ワイルダー戦をライブ配信 WOWOWとの兼ね合いは?

2022-09-25 06:24:24 | 海外ボクシング




数日前に知らされて、へーと思ったニュースです。
U-NEXTが、FIGHT SPORTSという会社と独占配信契約を結び、来月16日(日本時間)のデオンテイ・ワイルダー再起戦をライブ配信するとのこと。
記事はこちら


何でも今日、メイウェザーのエキシビションがあるんですが、ABEMAだけじゃなくて、U-NEXTでも配信があるんだそうですね。
ネット見てたら広告が出てました。
その関連で、メイウェザーの過去試合も見られるようにするみたいです、という話でしたが、記事にもそのような記述がありますね。


で、気になるのはワイルダー、ヘレニウス戦ですが、WOWOWオンデマンドでライブ配信の予定だった、はず。
しかし記事には「独占配信契約を結んだ」とあります。
WOWOWで見られるんやから関係ないか、と思っていたので、少し驚き。
WOWOWのHPで、エキサイトマッチの放送・配信予定を見ると、ワイルダー戦は17日、WOWOWライブで録画放送の記載はあるが、16日のWOWOWオンデマンド配信、の記載が消えていました。


ところがページの上部、スライドになっているところでは、オンデマンドによるライブ配信の記載がそのまま残っています。
この辺、はっきりせんというかややこしいというか。
やれるならやれる、無理なら無理で、わかりやすく表明してもらいたいです。気持ちの悪い話ですね。



しかしU-NEXTが契約を結んだFIGHT SPORTSという会社の試合放映権が、WOWOWの持つ(持っていた?)範囲にある(あった?)ものだとしたら、エキサイトマッチので見られるカードが減り、海外ボクシング視聴に新たな出費が必要になります。
この辺、録画ならWOWOWでも放送出来るが、ライブのみU-NEXTの独占、ということかもしれませんが。
正直、ワイルダー、ヘレニウス戦なら、どうしてもライブで見たい、とまでは思いませんが、他のビッグマッチがあったとしたら、そうも言ってられなくなります。


WOWOWとDAZNに加え、また新たな有料放送配信となると...これ以上分散すると、日本における海外ボクシング視聴が衰退するだけじゃないのかな、と思います。
その辺、どういう形で収斂されていくものか、ちょっとわかりませんが、気になるところですね。




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健康とお金は確かに大事ですが シャクール計量失格、闘わずして無冠に

2022-09-24 08:57:14 | 海外ボクシング




この手の話、本当に増えたというか、珍しくなくなったなあ、と。
シャクール・スティーブンソン、計量失格でWBC、WBOタイトル剥奪、無冠となる。
挑戦者ロブソン・コンセイソンは計量パス。試合で勝てばタイトル獲得となる。


計量時も平然、その後も悪びれることなくフェイスオフに臨んだとか、挙げ句には「健康が最優先」というコメントとか、もうどこから突っ込むべきか迷う感じですが(笑)、もちろん本人もどうかと思いますけど、タイトルというものが徹底的に軽くなった、ボクシング界の荒廃した現状もまた、こういう事態の要因ではあるでしょうね。
それでいて、こんな「失態」があろうとなかろうと、それなりの待遇を得て次も試合が出来てしまうのだから...。

杉浦大介記者のTwitterによる情報によると、コンセイソン陣営との「金銭交渉」も終わり、試合は挙行される、とのことです。







まあ、健康もお金も確かに大事です。
しかし、他に大事にせないかんこともあろうでしょう、と。
本当に、誰も彼もがこんな調子で、ボクシング大丈夫か、というしかありません。
自分で自分の首を絞め続けているようにしか見えませんけどね。どないなものですかね。



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圧されていると見えたのは作戦だった 千葉開、栗原慶太を最終回TKO

2022-09-23 06:04:51 | 関東ボクシング




ということで昨日はYouTubeで、栗原慶太vs千葉開戦のライブ配信をありがたく見ました。感想から。


序盤は栗原慶太が良く見て、コンパクトな振りで打っていく。千葉開は動いて左を突くスタート。
2回、千葉が左ジャブから左フックのコンビ、鋭い。
ただ、序盤は4つは、イーブンかやや栗原、という感じでした。
栗原の右フック、ワンツーは、単発ではあるが重い音を響かせていました。

途中採点は3対1で、三者とも栗原。
5回は、千葉が出るが、打ち勝つとはいかず、クリンチが増加。

しかし6回、エンジンがかかってこない?栗原に対し、動いて仕掛ける千葉の右クロスがクリーンヒットし、栗原が失速。
そうは見せないよう努めていたが、ダメージありか。
7回以降、千葉が波状攻撃の流れに乗る。栗原の反撃は単発。千葉に煽られ、横向いて避ける場面も。

8回、右相打ちがあったが、千葉がボディ連打、右アッパー、左フックなどで攻勢をかける。
栗原も返すが、打ち合いの中で左ジャブを突いて、コンビに繋げる千葉が打ち勝つ。
栗原、ベタ足で広いスタンス。こうしないと保たないという感じ。
9回も千葉がラッシュ。栗原右を打ち返すが、一発打つたびに、上体が前に折れてしまう。

しかし10回、千葉の左フックなどが決まり、ロープに追われた栗原がそこから逆襲。
左右フックを打ちまくる。ヒットもあるがミスも目に付く。しかし構わず攻めて、千葉が引く。
しかし凌いだ千葉がまた攻める。左ジャブを突いておいて、右などで追撃。栗原また返して打ち合い。この日のベストラウンド。

形勢は明らかに千葉。11回、左ボディジャブで突き放し、左フック、右ストレート。
ボディを連打して栗原を止め、上に返す攻めで、千葉が攻勢。
栗原も打たれながら返すものの、ヒットの質がもう全然違っている。栗原が手を出していようとも、レフェリーが止めても良いような展開。
最終回、千葉がボディから連打で攻勢をかけ、さらに攻めるとレフェリーが止め、千葉のTKO勝ち。
栗原がその場に座り込んで、しばし動けず。壮絶な幕切れでした。



試合が始まり、栗原の身体付きを見て、ちょっと引き締まり「過ぎ」ているような感じを受けました。
一度、小國以載戦で階級を上げて、今回またバンタムに下げたわけですが、本来の階級だから問題無い、というほど単純なものではないかもしれない、と危惧しました。

栗原はよく見て、コンパクトな振りのパンチを打っていましたが、なかなか動きがほぐれない。
そうこうするうちに千葉が、打って下がるのでは無く、打ったら前に出るようになっていきました。
クリンチが増えた時間帯もありましたが、徐々に千葉が攻め込む流れに。
この辺で、強打の栗原相手に、序盤叩いて捌きにかかるのでなく、逆の作戦を採るのか、と少々驚きました。リスク高くないか、と。

しかし、積極性と攻撃力が魅力の千葉、その特性を考えたら、これが最適の選択だったのでしょう。
離れて間を取った闘い方では、それこそ栗原相手に保つかどうか、わからなかったかもしれません。
A-Signの興行に継続して出ていた栗原について、横浜光陣営が、不利を予想されながらもしっかり分析し、対策を練っていた、ということでもあるのでしょう。
いずれにせよ激闘でした。そして、強烈な王座交代劇でした。



この配信は「三杯目ひかる」さんという方のYouTubeチャンネルでの配信で、どういう方かは存じませんが、内山高志や一力ジムとの交流があるらしく、今回、配信を手がけることになった模様。
バルコニーからの映像でしたが、しっかり見られましたし、この試合をライブで見られて、有り難い限りでした。感謝です。

ただ、本来、どこかのプラットフォームでライブ配信があっても良いようなカードかと思いましたが、場内の入りもかなりよろしくなく、その辺は残念に思うところではありました。
ただし、ここ最近、国内のライブ配信カードが、悉く好ファイト、激戦となる中、この試合も、違う形ではありますが、配信されたことで、何とかその流れに乗れた、と言えるのではないでしょうか。
今後は、新王者の千葉開という、新たな「軸」が生まれた日本バンタム級戦線、今後の盛り上がりに期待したいところですね。






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本日、栗原慶太vs千葉開激突 YouTubeにてライブ配信あり

2022-09-22 06:33:25 | 関東ボクシング




今日、ホールにて栗原慶太、千葉開戦があります。OPBFバンタム級タイトルマッチ。
あしたのジョーメモリアルファイト、とのことですが、まあそれはともかくも、両者前日計量パスしました。







で、昨今の事例で行けば、当然どこかでライブ配信されて然るべきレベルのカードだと思うのですが、なかなか情報が出ず。
ZAIKOのようなプラットフォームでの、単体PPVになるのかなと思っていましたが、前々日になっても何の情報もない。
今回は、A-Signで後日、YouTubeに動画が置かれる「だけ」なのか...と思っていたら、Twitterでこんな情報が。







YouTuberか何かをやっている人が、自身のチャンネルでライブ配信するとのことです。
この人はYouTubeやツイキャスでいろいろ配信をしているようですが、一力ジムでトレーニングしたり、内山高志とトークしたり、という動画をアップしている人らしいですね。
中部でも個人で試合のライブ配信をやっている方がいますが、今回、こちらは内山が解説、とあります。
ただ、どういう形になるものかちょっとわかりません。
何にせよ映像がライブで見られるのなら、それだけでも充分、ありがたいですね。


そういうことで今日もまた、ライブ配信視聴の予定です。ちょっと不安もありますが、楽しく見たいと思います。


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信念に生きた悲運の巨星 矢尾板貞雄死す

2022-09-21 06:01:31 | 関東ボクシング



矢尾板貞雄氏が亡くなったとのことです。

大まかな来歴は報道されているとおりです。
白井義男の後継として期待された中でも最大級の、国民的スターボクサー。
フライ級史上最強のパスカル・ペレスに初黒星をつけるが、世界戦では逆転で敗れる。
キングピッチへの二度目の挑戦を前に、突然の引退。
引退後は評論家として多くに支持された。


その実力は、当時の日本ボクシングにおけるアウトボクサーの最高峰であり、ペレス戦のみならず、三迫仁志や米倉健司、エデル・ジョフレやジョー・メデルとの闘いで、多くのボクシングファンに記憶されるものでした。
映像は限られたものしか見たことが無いですが、そのスピードと精度は、今の目にも相当なものに見えました。
今のボクシング界で、同じだけの卓越度を持つアウトボクサーとして存在したら、それこそ井上尚弥とも好ファイトを繰り広げていたのではないか、と思ったりもします。

今とは違い、世界王座の希少性や、ボクシングに対する世間の注目度が桁違いに高い時代に、真に世界のトップボクサーとして闘い続ける途上に「ボクサーには、辞める以外の自由がない」を地で行く悲運により、そのボクサー人生に幕を下ろす。
しかしその後の評論家としての仕事ぶりには、信念を貫いて生きた「人物」ならではの信頼性があり、多くのファンや関係者に強く支持されてきました。
悲運の引退ではあった反面、ジム経営には手を出さず「在野」の立場でいられたことも、幸運ではあったのかもしれません。



その人となりは魅力的なものだったと、今回も様々に語られていますが、私も何度も会場でお見かけしたことがあり、その一端に触れたこともあります。
往年の名選手で解説者となれば、ホールに行けば他にもいますが、世界戦でもないような府立の興行でも、そのお姿を見ました。
険の無い穏やかな風情の矢尾板さんが、大勢の、高齢のファンに囲まれて談笑する、いわば「モテモテ」な様子と、それを「あれ、誰なんやろ?」と、若い世代のファンが遠巻きに見る、という構図は、可笑しくも心温まるものでありました。


一度、岡山で世界タイトルマッチがあったとき、帰りの新幹線のホームでお見かけし、写真を一枚、お願いしたことがあります。
とても気さくに応じてもらいました。ちょっとだけでしたが言葉を交わせたことは、ボクシングファンとして楽しい記憶のひとつとなりました。
何しろ「偉い人」であるにもかかわらず、岡山まで試合見に来てはるんやなあ、と...その一点だけでも尊敬の対象でした。


同時代を生きた多くのファンとは全然違うし、理解も浅いものではありますが、偉大な方だったことは、自分なりにわかっているつもりです。
ご冥福をお祈りします。


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