さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

来月15日、G+の福永戦代替番組は「海外に挑んだ日本人」特集

2021-12-30 19:40:28 | 関東ボクシング




明日、井岡一翔に挑む福永亮次、本来なら来月15日に、中村祐斗と対戦する予定で、G+で生中継されるはずでした。
しかし、その試合が中止になり、代替カードの発表もなく、興行自体が中止になったようです。
ことが世界挑戦だけに、このあたりは仕方ないことかもしれません。
中村祐斗に、遠からずタイトルマッチやそれに準ずる?試合の機会があればさいわいです。


で、G+も当然、何か他の番組やるんだろうと思っていたら、今日、HPに代替番組の記載を見つけました。
「ボクシング特別編 2021年海外に挑戦した日本人 岩佐亮佑・中谷潤人・井上岳志・尾川堅一」という番組です。







放送時間は18時から22時まで。まんま、生中継の時間枠ですね。
急遽、事態が変わったので、対応策としてこういう番組を作ることになったのでしょう。

それぞれ「使える」素材がある選手で、なおかつ海外リングでそれぞれに「挑戦」した選手、という共通点があります。
4時間で4人ということは、それぞれ一試合ずつ、テーマに該当する試合を流す、ということなのでしょうか。

それはそれとして、やはり、明暗分かれるそれぞれの今後について、短くても良いからインタビューか何か、見せて欲しいところですね。
勝者として今後の展望を語れる中谷潤人、尾川堅一は良いですが、フェザーに転じると表明したものの、試合の話が聞こえてこない岩佐亮佑、そして豪州遠征で厳しい結果に終わった井上岳志が気にかかります。



あと、G+といえば2月の全日本新人王決定戦も気になりますね。
西軍代表決定戦、東日本決勝戦はともに録画放送でしたが、全日本は生中継であると、これらの録画放送中にテロップが出ていました。
HPにはまだ記載がありませんが、まず間違いないでしょう。これも楽しみです。



ということで明日は井岡一翔、福永亮次戦で締め括りです。明日は更新できないかもしれません。
感想文は年明けに、と思っております。

結局、もう一年、コロナに支配された感がありますが、さすがに来年、春頃には...と思いたいです。
そうでないと、せっかく決まった大試合が「延期」では済まなくなってしまいそうですので。



そういうことで、今年一年、引き続き大変な一年でしたが、この拙いブログを通じて、率直に、勝手に、思うことを色々書かせていただき、コメント欄を通じて、皆様と色々と語り合えたことを、とても嬉しく思っております。
今後とも、広いお心でお付き合いくだされば幸いです。いつもありがとうございます。
一日早いですが、皆様、良いお年をお迎えください。




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防御の不備を隠して闘えるか 井岡一翔、福永亮次戦迫る

2021-12-28 06:23:00 | 井岡一翔


ということで、本来ならさいたま決戦前日、明日は遠足です、と書いているところですけど(←やっぱり行く気やったんか)、残念なことになってしまった師走です。
というか、本当にここ数年、年末は首都圏へ観戦旅行するのが決まり事になっていて、まあなんやかんや、あれこれつべこべぶつくさと書きまくっていてナニですが、結局は大きな楽しみだったのだなあ、と今さらながらに思ったり。



まあしかし、かろうじてといいますか、大晦日、統一戦の代わりに井岡一翔が福永亮次と対戦することが決まり、もちろんTV観戦ですが、ひとつボクシングを見る慣習?はなくならずに済みました。
なんやかや言って、基本、これは有り難いことです。

井岡一翔にすれば、ジェルウィン・アンカハス戦への意気込みは相当だったでしょうから、気持ちの面で...とは誰もが思うことでしょうが、まあそこは抜かりないというか、切り換えてくることでありましょう。
むしろ、心身の話をいえば「身」の方がどうなのかな、9月の試合ぶりを見ると、不確定要素はそっちかな、と思ったりもします。


対する福永亮次はというと、コロナの影響なくば、スーパーフライ級の「世界情勢」からして、なかなか世界挑戦が実現しそうには見えず、今後大変だろうなあ、と傍目に思っていたところ、まさしく急転直下の挑戦決定です。
調整期間も短く、梶颯戦からも余裕のある間隔ではないですが、幸いなのは1月中旬に試合が決まっていた、というところでしょう。
調整は何とかなる、と言える範囲の話でしょうから。



で、大晦日が迫って来たんで、改めてちょこっと予想を書いてみよう、と思ったんですが、いざ真面目に考えてみると、悪いですが相当差がある、と思います。
ことに防御の面というか、打った後の身じまい、というと変ですけど、何しろ福永、打つ前の迫力、打ち出しの思い切り、実際打ったパンチの威力は凄いんですけど、打ったあとがどうにも、いろいろよろしくない。

身体が流れた姿勢になってしまうし、その姿勢のまま、相手の打てる位置に「滞在」してしまうところがあります。
左ストレートならまだ、その威力や勢いで、相手を威圧することも(相手次第で、ですが)出来るんでしょうが、井岡一翔相手となると。
ボディへの連打をするときなど、もろに両手とも下げてしまって、そのまま打つので、当然反撃が来たら打たれます。
この辺の、防御面での穴というか、意識の低さというか、その辺は井岡と、歴然とした差が見えるところです。



しかし、今からこれが全部直るものでもないでしょう。それはしょうがないので、出来るだけそれを隠す、悪い言い方ですが「ボロ」を出さずに済ますには、というと、結局は井岡一翔がその巧さを発揮出来る「寸法」「枠内」に収まる時間を出来るだけ減らすこと、ではないかな、と。

スーパーフライ級転向後、様々なタイプの強敵と立て続けに闘ってきましたが、距離や高低差があまりない相手、それを生かそうとしない相手には、基本、自分の良さを出して勝てる実力が、井岡にはあります。
その中で唯一敗れたのがドニー・ニエテスですが、あれはまあ、別格というか、スーパークラスですので脇に置くとして。

基本的に、井岡は距離を生かし、遠くから打てる相手が苦手です。以前の所属ジムでは、その辺はもう、厳選して相手を選んでいました。
アムナット・ルエンロン戦での敗北以降、その傾向は特に強まったと思います。
それ以外で、長身といえばジェイビエール・シントロンを攻略していますが、クリアに勝ったものの、反面、苦闘でもありましたね。
また、先のフランシスコ・ロドリゲス戦でも、体格では同等か小柄か、という相手ながら、ちょっと遠目の位置から飛び込んで打ってくるパンチを嫌がっていた印象でもありました。


福永亮次が、遠目からの「飛び込み」で左ストレートを狙い、なおかつ打ったあと、なりふり構わぬクリンチだったり、または「当て逃げ」や、と割り切ったサイドステップや、極端なダックを駆使して、飛び込んでは飛び退き、という感じを繰り返し、井岡の巧さとは関係ないところで闘うこと、それに徹する「嫌がらせ」ボクシングを、意識的にやれたら。
ある意味、ポイント度外視で、井岡の技巧、そのメカニズムを狂わせる展開を、意識して作れたら。
そして、その過程の中で、左の強打、返しの右フックなどを好打出来たら。


実際の試合で、こんなに何もかもが上手くいくはずもないですが、要するに、福永に対しては、ただ果敢に、勇敢に挑みかかるだけでなく、何か「悪しき意図」を持って闘ってほしい、ということが言いたいわけです。
単に「一発」に賭けて、というのでは、明るい展望は見えません。
はっきり言って、防御ひとつのみならず、実績や知名度どうこう、全部ひっくるめて「格」が違います。しかし、言えばそれは、福永の方に、良い試合をする責任はない、ということでもあります。
その事実を、自分の都合の良い解釈で割り切って闘えれば...と。



ただ、つらつら書いておいて気が引けますが、予想はというと、井岡の勝利する確率が圧倒的に高いだろうなあ、と思います。
井岡がベストなら、ワンサイドの展開も大いにありうるでしょう。仮に多少、手こずって失点しても、勝ち負けが逆になる可能性は低い、と。
まあ、誰もが思うことを同じように思います。

しかし、けっして、逆の目が出る可能性もゼロではない。まあ、それはどんな試合でもそうやと言われればそうなんですが(笑)。
福永亮次、けっして順風満帆とは言えないキャリア、そして人生だったボクサーですが、その激しい試合ぶりでホールを沸かせてきた魅力を、国内三冠の所以を、技巧の王者、井岡一翔と対峙する大舞台で、かなう限り見せて欲しい。まずはそれを期待しています。



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干せばいい、そらそうなんですが(笑)

2021-12-26 21:06:29 | 井上尚弥




井上尚弥、WOWOW年末特番(明日放送)の収録後、報道陣の取材に応じ、カシメロについて「干せばいい」とコメント(笑)。


いやほんまに...普通なら、そこまで言うべきじゃない、と思うところですが、こればかりは。
ほんまにそうなるのが一番ですね、と思ってしまいます。

しかしまあ、剥き付けて言えば、あんな者でも、動かせば銭になる間は、誰かが寄ってきて使おうとするもので。
なかなかそうはいかんのでしょう。
さらに言えば、井上側、と見るべき人間の中にも、ある意味その価値を高く見積もって「使いたい」と思っている者はいるでしょうから。


とはいえ、客観的に、対立王者として扱うのは止めたらいい、と思いますね。
せいぜい「挑戦者候補」のひとり、それも立場が危うい、序列をかなり落としたうちのひとり、として。
井上がどう思うとかどう言うとかじゃなくて、陣営が、実際の交渉のところで、そう扱えばいい、と。
問題はそれが出来るかどうか、井上の意志や思いが反映されるかどうか、ですが。



とりあえず、カシメロの王座剥奪は「ひとまず」なくなっただけで、実質、結論は先送りというところでしょうから、その成り行きを見守るしかないでしょうね。
改めて、ファンとしては、ドネア再戦が終われば、スーパーバンタム転向でいいと思います。
いきなりタイトルマッチとなるかどうか、またそうなるとしたら、その是非は、とか、語るに足る話も出てきます。
少なくとも、まともに試合出来るのかどうかもわからん者のことを、ああでもないこうでもないと語るより、よほど意味のある話が出来るでしょうね。


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ひとまず剥奪はないが WBO、カシメロにバトラー戦再度指示

2021-12-24 07:53:00 | 井上尚弥



WBO、ジョンリエル・カシメロのバンタム級王座剥奪はせず、とのことです。

とりあえず、WBOはカシメロを切ることはしなかったですが、15日以内にポール・バトラー戦のスケジュールを決めろ、と命じてもいます。
要するに、指名試合飛ばして井上と、という目論見には「ノー」を突きつけた、ということです。

しかし、今回の計量放棄が、本当に病気による致し方ないものだったのなら、この話ですんなり行くはずですが、それ以外のあれこれが本当のところだったとしたら、結局同じ事になりませんかね。
相手が変わらず、報酬もまさか上がるとは思えませんし。
もしカシメロがこのリスケに応じなければ、今度は剥奪になるのでしょうから。



ということで、現時点では、井上尚弥4団体統一には、最低、あと二試合必要、という情勢ですが、これも「ひとまず」そうなっただけ、と見るべきでしょう。
もっとも、井上陣営、とはまた別の「興行者」の立場からすれば、ドネアとカシメロ、二試合やれる方が...てなところでしょうかね。口では違うことも言うでしょうが。

で、ファンとしては、やっぱり剥奪、となってくれれば一番です。一昨日も書いたとおり、カシメロ来ても、チケット買うか買うまいかで悩みます。
大橋ジムが、前日計量終わってからチケット売り出してくれたら助かるんですが。
当日券ならぬ「前日券」とかいって。スマホで買えて、入場も出来るようにしてもらって。

...まあ、なかなかそうもいかんでしょうからねえ。困ったものです。



と、井上尚弥Twitter更新。お怒りの模様。







まあ、そらそうです。前王者テテがベルト持ったままWBSSトーナメントを離脱し、テテを破ったカシメロがこの有様。
実力以外のところで、4団体統一を阻まれることの苛立ちたるや、もう限界を超えていることでしょうね。



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本来やるべき試合が組めていないことが、何より問題

2021-12-23 06:49:11 | 関西ボクシング



昨日、拙ブログのアクセスを見ると、木村翔について過去に書いた記事のページビューがやたら伸びていました。
え?と一瞬思ったんですが、ああそうか、あの中国での格闘技選手?とのエキジビションの件のせいか、と。


ことの次第は記事をざっと読んだだけで、動画までは見ていません。
中国人のYouTuber兼格闘家、みたいな感じのを相手に、エキジビションのつもりでリングに上がったらあれこれやってきた、みたいな話ですね。


まあ、これとある意味「逆」かもしれませんが、昔、プロレスというかアトラクションのつもりで日本にやってきたモハメド・アリに対し、真剣?勝負をやろうと目論んでいたプロレスラーがいました。
さいわいにもハーバード・モハメドやボブ・アラムら、アリの周辺がしっかりしていて、最悪の事態は免れたわけですが、それでもアリが足を蹴られるという「被害」を被ったのは、有名な話です。
今回、木村の周辺が、結果として木村を護れなかったのは事実で、この辺りに不足があったのでしょうね。

木村翔本人がコメントしたとおり、どこの国にも良い人もいれば、悪いというか碌でもない奴はいる。
日本がどう中国がどう、というのは、基本的にはそのとおりで、上記の例からすれば、日本人とて言えた義理ではない、という気がします。情けないことこの上ないですが。



その上で、こういう試合に元世界チャンピオンたる木村翔が出たことに、まず驚きます。
そもそも、こういう「事件」が記事になるまで、こんな「試合」があることすら、どこでも見たことがなかったですし。
所属ジムの会長さんは知っていたような話ですが、現地に同行したわけでもなく、我々と同じように「びっくりした」みたいなコメントしてはりますしね。
コミッションの管理も全然行き届いてないし、責任の所在はどこにある、と問うのも空しくなるほど、何から何までいい加減というか適当というか。
色々と、体裁とかけはなれた実情が垣間見えるお話です。


ただ、そういう話は全部、細かいことでしかない、という感想です。
そもそも木村翔というボクサーが、本来やるべき試合、やるに値すると思う試合が、ボクシングの公式試合ではなく、この手のものしか無いのか、という話です。
中国のリングで衝撃的な王座奪取を果たし、田中恒成との名勝負を残すなど、そのファイターとしての魅力を、試合のたびにしっかり見せていた選手に相応しい試合、舞台を得られていない。
その事実こそが、何よりも問題だ、と思います。細かい体裁や、それを取り繕うためでしかない、上辺の処分やら何やらは、基本的にはどうでもいい。
人材を生かそう、活躍の場を与えようという意志が薄弱で、そのような情勢にもない、日本のボクシング界全体の力不足、融通の効かなさこそが、まず責められるべき話だと。


もちろん本人の側にも問題が無いとは言いません。
しかし、例えば国内のリングで、世界戦に挑む前、国内上位にいた中谷潤人との試合が組まれ、それが双方にとり、様々な意味で闘う甲斐のあるイベントになるかいえば、まったくそうではない。
なんでもかでも「世界」と冠をつけないとならない...という時代すらもう過去ですけども。
そういう貧しい状況へと、言えば自らボクシングを導いた業界全体が、木村のような貴重な人材を活用出来ずにいて、その延長線上に今回の話がある。
そんな風に思います。


そんなことで、ボクシングファンとして、またひとつ、良い気分のしない話題でありました。
彼の現状、コンディションや適正体重がどうか、ということまで、細かくは分かりませんが、今でも国内上位と組めば、それこそ有料配信でもけっこう「いける」カードはあると思いますし、そういう前向きな話になれば幸いですけども...。



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次戦で4団体統一の目論見 井上vsドネア再戦がWBO決定戦に?

2021-12-22 12:19:54 | 井上尚弥


先のノニト・ドネアvsレイマート・ガバリョ戦の後、リチャード・シェイファーが井上尚弥vsドネア再戦について、WBO王座もかかる一戦になる可能性を語った、とのことです。
三浦勝夫氏の記事ですが、もちろん推測も含めてですけど、可能性はなくもない、という感じでしょうかね。


この話が前向きに進むとしたら、やはり日本における井上尚弥の商品価値により、対ドネア再戦がビッグマネーファイトになる、その経済効果ゆえ、でしょう。
しかも、先の試合で、国内では画期を成す(いろいろ言いたいことはあるにせよ)PPVの世界に一歩目を記したことで、その価値はさらに上昇しているのかもしれません。
ジョンリエル・カシメロがタイトル剥奪され、WBO指名挑戦者たるポール・バトラーが権利を主張しても、この現実の前にはおそらく意味を成さないでしょう。

井上がドネアとの再戦にて、4団体統一を果たせば、後は王座を返上して、スーパーバンタムに転じるだけの話で、そこでカシメロとバトラーで空位決定戦をやりなおすなり、まあ何なりと好きにしたらよろしい、と。
井上ファンとしては、そういう思いです。


しかし、そうなったらどんなにいいか、と思うところですが、現実がそんなにうまいこと行くとも思えません。
タイトルマッチを蹴手繰りにしたカシメロ、暫定戦を拒否したバトラー、WBOにしたら共に処分したい対象でしょうが...下手なことして裁判とかになったら面倒でもありましょう。
とはいえ、WBOにしたら、井上尚弥というビッグマネーファイトの主役と、WBOタイトルを「絡める」ために、カシメロを「介する」必要があるのか、それとも...という判断になるのだろう、と思います。

もっとも、一番悪い想像をすれば、今回はカシメロの王座を剥奪し、井上vsドネア再戦をWBOタイトルマッチとして認定し、その勝者にカシメロの挑戦権を与える、というのが、WBOにしたら一番「美味しい」のでしょうね。
単純に、井上絡みの試合が一つから二つに増えるんで...。


その辺の落としどころがどうなのか、近々発表されるであろう処分、カシメロ王座剥奪か否かで、先行きどうかが見えてくるでしょう。
しかし、その処分がなかなか発表されませんね。下手したら年越すかな、という感じもしますが。困ったことです。



ちなみに、赤穂亮の大人気YouTubeチャンネル「ルーTUBE」にて、カシメロの動向について、京口紘人と語り合う形で色々と、面白い話が聞けます。ご紹介。







大まかにまとめて言えば、カシメロの周辺がもう少し整理されないと、まともな話になりようがない、というところですかね。
少なくとも、こんな奴を日本に呼んで、井上と当てようとしても、こちらとしたら試合以前のところで怖くて、チケット買おうかどうかも迷います。
大橋会長あたりは、それでも興行価値を見込んで...っていう感じなのかもしれませんが。




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土日でDAZN三興行 ラミレス、ビボル戦へ前進

2021-12-20 07:12:40 | 海外ボクシング





今週も土日、DAZNでライブ配信、三興行分ありました。
だんだん感覚が麻痺してきて、毎週末、何かライブで見るのが当たり前みたいになってます。
もちろん、師走ともなれば土日もあれこれあって、TVの前に張り付いてもいられませんが、かいつまんで「コレ見とこ」な試合だけでも、という感じです。



世界各地で行われたこの週末の試合の中で「メインイベント」は何か、となると、アルツール・ベテルビエフの試合ということになりましょう。
YouTubeの、スカイスポーツのチャンネルで、普通にフルラウンドの動画が上がってたりもしますが(もちろん「公式」なんですよね、あれ)まあWOWOWで来月、ゆっくり見たらええわ、というところです。
結果知ってることに変わりはないですし。


同じライトヘビー級では、WBA王者ドミトリー・ビボルへの挑戦権をかけて、ヒルベルト・ラミレスがユニエスキ・ゴンサレスと闘い、激戦の末10回TKO勝ち。
中盤までの展開は、ゴンサレスの大奮戦があり、ラミレスも苦闘。互いにヒットの応酬となった4回など、年間ベストラウンドの候補かな、と思うくらい。
攻防の切り換え、連打力などでクラスの常識を超えたものを見せるラミレスですが、ライトヘビーに上げて少しがっちり、悪く言えばちょっとだけ重い?印象も。
それが招いた激闘ではありましたが、終盤に向けてしっかり立て直し。ヒットも喫し、頭も二度ばかり、きついのもらってましたが、顔色変えず闘い続け、10回「ストップ用」連打で仕留めました。
無念のゴンサレスは、レフェリーを抱きかかえてアピール?してましたが、その後は潔くラミレスと健闘を称え合う。良い光景でした。


挑戦権という話でいくと、スーパーウェルター級でも、チャーロ弟への挑戦権をかけた試合が、ウズベキスタンで行われました。
地元期待のイスラエル・マドリモフは、一見地味ながら色々と攻め口があり、なかなか強い。パンチ力4割引きのゴロフキン、というと乱暴ですかね。
フランスのミシェル・ソロを9回、連打で打ち込んでTKOに持ち込みましたが、試合後えらく揉めている。
ストップが早いということか、と思ったら、どうもゴング後だったよう。確かにそれなら反則だし、そうでなくても止めるの早い、ゴングに救われている場面だ、ということでもあるか。
それが即ストップとなると、納得はし難いかもしれません。
しかしこちらには、変に音声落としてあるせいで、いつゴング鳴ったのかがよくわからない。結局そのままマドリモフ勝利でしたが...まあ、いろんなことが起こるものです。



英国ではヘビー級ランカー対決、元WBO王者ジョセフ・パーカーとデレク・チゾラの再戦。
マンチェスターの大会場(昔、マンチェスター・イブニングニュース・アリーナと言ってた会場ですね)を埋めた観衆の前で、3度ダウンしながらチゾラが奮戦、場内大盛り上がりの一戦で、さすがヘビー級の迫力、というところでしたが、パーカーが判定勝ち。


アンダーではIBFスーパーフェザー級のイリミネーションバウトがあり、英国のゼルファ・バレットが、タンザニアのブルーノ・タリモに判定勝ち。
長身のバレットが、小柄なサウスポーのファイター、タリモを3回にダウンさせ、捌いて判定勝ちでした。
バレットはリーチあり、懐深く、相当やりにくそうな選手。しかし攻めには厚みがなく、尾川が突進してきたら持ちこたえられるものか、ちょっと疑問。
世界戦ともなれば割増し、ネジ巻いてくるにしても。
ただ、小柄なサウスポー相手にいまひとつと見えても、右相手なら違ってくる...もっと「冴えた」選手に化ける?可能性はあるでしょうが。

もし、尾川の方が英国に出向いて、となれば、この手の選手は面倒でしょう。しかし日本でやれれば逆かも。
昨今の情勢では、中立?というのも微妙ながら、アメリカでやる場合もあるでしょうね。はてさて。



と、以上の試合を見逃し配信でざっと見た感想でした。
大阪では西田凌佑、大橋哲朗戦がありましたが、こちらは西田が判定勝ちとのこと。
正直、大橋はバンタムでは小さいだろう、と思っていましたが、どんな感じだったか。またBoxingRaiseでチェックせねば。




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大晦日、運命の交錯がドラマを生むか、それとも 井岡一翔、福永亮次戦決定

2021-12-18 12:03:50 | 井岡一翔




年末、29日と31日の大試合が延期、中止となってしまったのですが、大晦日の方は、考え得る中ではもっとも良いと言える「次善の策」があり、それがやはり実現する運びとなりました。
井岡一翔、ジェルウィン・アンカハスの代わりに福永亮次を挑戦者に迎えて、恒例の大晦日出場となります


国内で群雄割拠のスーパーフライ級、先日も下の階級から上げて来た元三階級制覇の田中恒成と、元WBA1位で日本王座5度防衛の石田匠という、世界ランカー対決が盛り上がりましたが、その次に来る、国内シーンでは文句なしの最上位、と言える選手が、福永亮次です。
日本、OPBF、WBOアジアパシフィックの三冠を獲得する過程で、フロイラン・サルダール、中川健太を激闘の末沈め、梶颯に競り勝つなど、着実に実績を積み上げてきた。
とはいえ、世界戦のマッチメイクとなると色々難しそう、とも見え、年齢のことも考えると、傍目には色々心配な感じもあったところです。

それがまさしく運命の悪戯か、世界中を苦しめるコロナパンデミックが、その状況打開に限って言えば幸いしました。
また、アンカハスと同じくサウスポーであることも、このマッチメイクを後押しした...少なくとも、妨げにはならなかった、とも言えるでしょう。



井岡弘樹の甥として、デビュー戦から注目された元アマエリートの井岡と、黒星スタートで二度の移籍を経て這い上がってきた福永、あまりに対照的なキャリアの両者が、本来交錯することがなかった運命に導かれて、相まみえる大晦日のリング。
予想をすれば単純に井岡、となるでしょうが、これは内容結果以前に、なかなか...目を引かれるドラマやなあ、と思います。

そして、こと攻撃力ならアンカハスにも匹敵する...と断じたら過大評価かもしれませんが、少なくとも世界ランカー、コンテンダーとして十分な水準にはある福永が、捨て身で突撃し、それが統一戦を流したばかりの井岡が抱えているかもしれない、心身の空漠を突くこともあり得る。
若干、下世話かつ勝手な野次馬根性も混ざっていますが、そんな想像もしてしまいます。


まあ、何にせよ、国内のボクシングに関心を持って見ているファンからすれば、世界しか眼中に無い、と自他共に認める立場を維持し続けてきた井岡一翔に、国内シーンの代表格たる福永亮次が挑む、「どうなるか見てみたい」一戦であることは確かです。
終わって、やはり「立場」の違いは故無きものではなかった、となるのか。
それとも格の違いとされる様々が、何も隔てられることなき闘いの場において、打ち破られるのか。

もう二週間もないですが、楽しみな一戦です。
統一戦に比べれば...というのは当然なれど、その代わりとして、本当にこれ以上はあり得ないカードが決まってくれましたね。




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色々と付け焼き刃の感あり 両国PPV興行雑感

2021-12-16 08:23:41 | 関東ボクシング


ということで、火曜日の興行、AbemaのPPV観賞、メイン以外の雑感あれこれ。


まあ何より一番良かったのは、谷口将隆の勝利ですね。

長身サウスポーのWBOミニマム級王者ウィルフレッド・メンデスは、見るからにやりにくそうに見えたが、2回、打ち合い、揉み合い、押し合いのさなか、バランス乱す。隙あり。
それを逃さず、左を決めてダウンを奪った谷口、それこそボクサー人生を賭けた一戦で、気迫と集中力の高さが見えました。

4回くらいまでは、その気迫でインファイトを仕掛けるも、ヒット自体は乏しかったのですが、5回くらいから右リードが冴え、足も動き始める。
こういう押し引きが出来れば、長身のボクサータイプ攻略には一番良い、という試合運び。
メンデス徐々に苦しくなり、6回、ホールドで減点される。

8回はメンデスもジャブやボディ攻撃で渡り合ったが、9回は谷口のボディ攻撃で後退。
ここから谷口もやや攻めあぐむ。上下へ散らす攻撃が出来れば、と思ったが、10回にはワンツーからボディへとヒットが繋がる。
11回、早々に左を好打し、TKOに持ち込みました。


試合中から、ライバルにして盟友の京口紘人と覚しき声をはじめ、陣営のアドバイスがけっこう的確というか、谷口の闘い方や特徴をよく把握した指示が出ているなあ、と思いながら見ていました。
相手との位置関係や、出方の変化、展開への対応など。大一番に意気込む谷口の闘志は、それこそ表情からありありと見えましたが、それが悪い方に出なかったのは、陣営が一体感をもって、谷口を支えていた故かなあ、という印象が残りました。その辺は、見ていて、なかなか「良いもの」でしたね。

府立の地下でたまたまデビュー戦を見た選手ですが、こういう大舞台で再挑戦が出来た幸いを得て、しっかり結果を出したのを見ると、やはり嬉しい気持ちになりますね。
これからは王者として、さらに一段上の闘いとなりますが、さらなる健闘に期待します。



大橋ジム期待の若手、松本圭佑はデビュー4連続KO勝ち。体格はますます良くなっていて、見るからに大器という感じ。
強烈なKO勝ちでしたが、これまでのように、スタートから良いのもらう、ということもなし。
徐々に強いのと当たっていくことになろう、来年以降に注目です。

元K1王者武居由樹は3戦目、またも初回KO勝ち。
パンチの交錯があった、と思ったら、際どく避けて打って、当てていて、それでダウンを奪ってのTKO勝ちでした。
この辺はもう、感覚的な部分で、ルーキーとしてはやはり並外れています。
ただ、少ない試合数でこの先を急くとしたら、まだ正直、見えていない部分もあるわけで...その辺、なまじ決定打をすでに持っている選手の難しさというものが、今後出てくるのでは、という気もします。


この試合、ひとつ気になったのはレフェリーのストップです。今村和寛、確かに打たれてダウンしましたが、レフェリー、あんなに「大わらわ」で止める必要ありますかね。
これ、倒した方と倒された方の所属ジムが逆だったら、絶対に続行の可能性を探るところです。普段から、そんな様子はいくらでも見ています。
本当に、しっかりと「設定」が生きている、というか、よう躾けられているというか...あと一、二秒、選手の顔見るなりしろよ、と。
健康管理のお題目を利用して、青コーナーの選手の闘う権利を奪うレフェリング、と断じていいものでした。心底から、嫌な気分になりました。



場内でやっていたという、白のドレスコードがどうのこうの、というのは、画面越しにはよくわかりませんでした。
この辺はもう、緩いカードだから何でもいい、話題が欲しかったのかな、というところです。
仮にメインの相手がドネアやカシメロや、それこそスティーブン・フルトンだったりしたら、そんなどうでもええこと、誰の口からも出て来んやろう、としか...。


PPVの放送については、画質は何しろ抜群で、回線も安定していて、100点満点でした。

ただし実況解説については...ことに実況の方、ひかりTVの配信で出ている方ですが、試行錯誤のさなかだとはいえ、試合中に平岡アンディへの「インタビュー」をして、リング上で選手が良いパンチ決めているのを無視するのは、やはりよろしくありません。それは別枠でやってね、と。
全体的にくだけた感じを出したいというところなんでしょうが、ほぼ「ダベり」のレベルやな、と思うところも多かったです。
ただ、ひとつ言えば、アンダーからメインまで7試合、全部ひとりに任せること自体、無理があるわけですが。
※すみません、4試合目までは別の人でした。失礼しました。



まあ、日本のボクシング中継で、それに半ば専念というか、専門的なことも含めて、落ち着いて語れる実況アナウンサーって、なかなかいるものではないですが。WOWOWは高柳さんが有名ですが、正直、そんなに良いとも思いません。若い赤平さんという人が最近良いですかね。ちょっとボリューム下げて欲しいときもありますが、聞いてて「ホンマに好きなんやな」と伝わってもきます。


ゲストの方々は、思った以上にいろいろ「弁えて」いて、安心しました。
関根勤さんは、試合展開をしっかり見た上で、要点を的確に捉えるコメントしていましたね。
ヒカキンさん、ていうんですか、こちらは基本、「凄い」という感想を言う役割に徹していました。普段何してる人なのか、全然知らんのですが、変なおふざけも何も無く、意外というと失礼ですが、見た目と違って、きちんとした人でした。



しかし全体としては、番組作りがどうにもチープというか、あまりうるさく言うのも何ですが、色々付け焼き刃というか「テストケース」の限界というか。
実況も上記のとおり、PPVならではの値打ち、有り難みを感じないものでしたし、格闘技の中継の「ノリ」も、個人的には今イチでした。
さらに、これは本音言うと嫌われそうですが、4回戦から「煽りVTR」作らないかんのか、とも思います。
極論すれば、そういうのはセミやメインからだけでええんちゃうの、と。まあ、時と場合によりけりかもしれませんが、優勝劣敗の世界で、あまりにも何でもかでも、というのは...という。

あと、驚いたのは選手の入場の際、大半が音声ミュート(笑)。これはびっくりしました。
メインでもディパエンの時、音消しましたね。いやはや...まあ、はしなくも「そんなもの」だった、ということが見えてしまいましたが。

まあ、個人的には入場曲なんて、無理なら流さんでもええよ、と思ってます。
音楽なしで入場してきても場内が盛り上がる、それが本当のスターボクサーであり、真のチャンピオンというものでしょうしね。





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緊急決定!だそうです(笑) 井上、ディパエン戦、WOWOWで19日放送

2021-12-15 15:51:31 | 井上尚弥


昨日の井上尚弥、ディパエン戦、WOWOWで放送されます
次の日曜、19日14時から、WOWOWプライムにて。

何と言いますか...ようでけた話でんなあ、と(笑)


とはいえ、大方こんなこっちゃろう、と思ってはいました。ただ、けっこう間を置かず、でしたね。
年末の総集編、半分削ってこの試合入れるか、年明け、カード決まってない枠に入れるか、と予想してましたが、次の日曜とは。

何にせよ、複数媒体で見られるのは、基本的に良いことです。
あと、メンデス、谷口戦も、全部は無理でもハイライトくらいあると良いですね。



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