さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

老師と少年、闘いの末に 「エディ・最後の挑戦」明日放送!

2022-01-31 19:23:47 | 関西ボクシング



ボクシング・マスターさんのブログで見たのですが、88年に放送されたNHK特集「エディ・最後の挑戦 〜老トレーナーと19歳の世界チャンピオン〜」が明日、NHKのBSプレミアムで、午後6時10分から放送されるとのことです。


もちろん多くの方がご覧になった試合、そしてドキュメンタリーではありましょうが...と書いてみて、世代的にはそうでない方も沢山おられるかもしれない、と思い直しもします。
何しろ30年以上前のことなんですよね、もう。


若き世界チャンピオンと、老トレーナーが歩んだ、夢への挑戦。
その輝かしい日々、そして終幕のドラマ。
こんな話、フィクションでも描けるかな、と思うくらいです。

何しろ明日放送、急な話ですんで、取り急ぎ。
未見の方、おられましたら是非見ましょう!



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年頭に無敗を誓う 長谷川穂積、雨中の死闘

2022-01-30 05:10:01 | 長谷川穂積




そんなことで、今年も懲りずに続く、長谷川穂積挑戦シリーズ。
今回はなんと、野球です。







確か、王座在位時に、世に言う草野球チームに参加している、とか専門誌で見た記憶もありますが、まずまずの腕前ではあります。
今回は、これまでの惨敗ぶりに比べれば、だいぶマシではありますが、端々にやはり...まあ、良いんですけどね。
とにかく元気そうで何よりであります。



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二度目があれば剥奪? カシメロ、バトラー4月23日に決まる

2022-01-29 08:46:20 | 海外ボクシング




計量に来なかったが、診断書出したから王座剥奪はないが、早急にスケジュールを決めよ、とWBOから指令が出ていたバンタム級タイトルマッチ、ジョンリエル・カシメロvsポール・バトラー戦が、4月23日に決定
場所は挑戦者の地元、英国リバプールとのことです。


記事によると「カシメロが試合前日に行われる公式計量に出席しない場合は、タイトルを剥奪することを明らかにした。」とあります。
これ、まさに前回起こったこと、そのままやないか、と乾いた笑いが漏れますが...二度目は駄目、ということなんですね。ははは。


カシメロにしたら、剥奪されるよりはマシかもしれませんが、相手は変わらず、時期が延びて、報酬も上がる道理はない、その上、場所が中立地から敵地になり...何にもええことないですね。
世に言う「モチベーション」てやつが上がるかどうかというと、傍目には落ちるんやろうなあ、と見えます。
この状況だと、バトラーにも勝機ありでは、と思ってしまいますね。

ただ、そういう思い込みを裏切って、いざとなったら絶好調に仕上げてきて、ばーんとやってしまったりするのかなあ、と思ったりもします。
この手の選手は、なかなか、人が普通に思うところに収まったりはしないことも多いですから...。


とはいえ、もう正直、どうでもええかな、と思う試合ではありますね。
井上尚弥の心の一部も、周辺の興行への思惑も含め、まだ対戦を待望する意見も残ってはいるようですが...また、それをまったく理解出来ないとも言いませんが...でも、率直に言うと「もう、ええんちゃいますか」というところでもありますね。

基本、他人事として見ておけばいいかな、というか。
さすがにWOWOWさんも、生中継するで!とはいかないでしょうし...いや、あるかな?






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またも先送り 京口紘人vsベルムデス戦、入札が中止に

2022-01-28 06:04:29 | 関東ボクシング




京口紘人vsエステバン・ベルムデスのWBAライトフライ級「団体内統一戦」の入札は中止。
WBAがリリースしたとのこと。
こちらの記事によると、京口の負傷が回復せず、試合の日程が決められない、とあります。


9月に右手親指骨折、10月に腕を負傷、とありますが、まあ負傷について伏せていたのは、入札の日程までに回復の目処が立てば、というぎりぎりの判断だったのでしょう。
しかしそれがかなわなかった。つまりは、試合に出られるか以前に、まだ、練習や調整に影響があるということなのでしょう(そうでないとおかしいです)。


WBAはベルムデスと、前正規王者カルロス・カニサレスの再戦を「承認」し、京口にはその勝者と闘うよう義務づけたそうですが、この裁定は、立場が違えば受け止め方も違うでしょうね。

率直に言って「昔」なら剥奪か?という話も出ているんじゃないか、と思います。
ベルムデスがクリアにKOした相手と、直接再戦を強いられるのも、気の毒なように思います。
今回、動画チェックしてみましたが、このクリアなKO勝ちで、直接再戦とは。







しかし再戦するとして、その勝者に京口が「挑む」権利を担保してもらえた、という形なら、納得は出来るかもしれません。
にもかかわらず、立場としてはスーパー王者ですから「上」に位置して闘うことになるんでしょう。
あちらから見れば、納得感のある話だとは、到底言えないでしょうね。


まあ、何だかんだとすぐに剥奪をちらつかされたり、きつい日程で義務づけられた試合で敗れたりと、統括団体があれこれ指示してくる度に、それを無理難題のように伝えるのが常だった、昔日の世界王者たちの時代からすれば、タイトルホルダーの権利が保護されるようになった、という言い方は出来るのでしょうが。
しかし精神論を言えば、随分「甘く」なったものだ、とも。少なくとも、度を超しているな、と思う事例が散見されます。
今回の京口は、昨年3月に防衛戦をしているのだから、これでもまだ「マシ」な部類...なのでしょうかね。


また、負傷の話とは別に、京口もまた、マッチルームと契約したとはいっても、色々とある柵から解き放たれる、とはいかない面があるのかもしれません。
谷口将隆の防衛戦が単独では厳しく、時期的に合わせてダブルタイトル興行をセットしたい、という目論見があるなら、今回の話はその「線」上にありそうなものにも見えてしまいますね。




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変更カードでも要注目 ロマゴン、JCマルチネスと対戦

2022-01-27 14:54:00 | 海外ボクシング

3月5日、DAZNでライブ配信されるのを楽しみに待っていた、ファン・フランシスコ・エストラーダvsローマン・ゴンサレスの第三戦ですが、エストラーダが体調不良のため、延期。
変わってWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルチネスがロマゴンと闘うとのこと。

こちらは三浦勝夫氏の記事です。
まあ、色々あるんやな、という感じですが。それはうがち過ぎでは、と思う部分も。



しかし、やはり最初に思うのは、プロモーターとマネージャーが、それぞれの立場で責任を持って仕事をすると、こういう変更カードでありながらも、注目度の高い試合が即座に作れるのやな、ということですね。
この辺、本来あるべき形だからこそ、だと思います。何かと歪でいい加減な、我が国のボクシング界とはまったく違いますね。


まあ、その辺は毎度の通りですので置くとして、ここ二試合の調子では、中谷潤人で充分勝てる、という感じだったマルチネスですが、スーパーフライに上げて、コンディションが改善されるとしたら、ロマゴンにとっても難しい試合になるかもしれません。
まだ若いし、体格面の有利不利も、ロマゴンとて下から上げて来た選手で、しかも4階級目ですから、あまり関係なさそうにも。
マルチネスには過去の疑惑があって、すんなり見えない、言えない要素もありはしますが、試合としては要注目の一戦ですね。



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こうなるしかない激闘、再び 古橋、久我再戦は0-1ドロー

2022-01-26 00:05:28 | 関東ボクシング



ということで、ひかりTVのライブ配信で、古橋岳也vs久我勇作の、前回とは立場が逆になったリターンマッチを見ました。
簡単に感想。


初回、久我の「方針」が前回とは違っているところが見える。
強打してもそうそう倒せない、と古橋に対する認識を改めたか、力まず打って、体力の浪費、打ち合いを避けようとする意志が見える。
あまりイメージにないクリンチも厭わず、という風。

とはいえ、足使って捌ける選手ではないから、初回こそうまく「やりすごした」ものの、2回半ばから古橋が仕掛けると、打ち合いが始まってしまう。
初回久我、2回はヒット、手数とも均衡も、展開構築の部分で、僅かに古橋か。

3回も前半は久我の右クロス、逆ワンツー、左アッパーが映えるが、古橋が打ち合いに持ち込む。微妙。久我?迷う。
4回、古橋のボディで久我止まる。しかし久我の左フックカウンターで、古橋が逆に失速。また迷う。久我?
5回、久我の右決まる。力み無くヒット重ねる。古橋単発気味。久我。


途中採点、3対2が二者、4対1が一者で、いずれも久我リード。
くしくも、この途中採点の数字は、前回の試合と全く同じでした。


これを受けて当然古橋が出る。6回、久我がヒットで先行するが、古橋がボディアッパーからノンストップの猛攻。
打ってはクリンチで何とか止めていた久我が、クリンチ出来ず後退し、打たれっぱなし。古橋の回。

7回、古橋ボディから攻め、久我右カウンターも、古橋が肩越しに右フック。
休み無い打ち合いに、場内拍手。
8回、疲れの見える久我を、古橋が倒しにかかったか。ボディではなく上に左右のフックを打ちまくる。
久我も懸命に右カウンター、相打ちもあるが、古橋下がってくれない。
古橋ラッシュ、久我なんとか凌ぐ。ここで倒せなかった古橋、逆にきつくなった?最後やや失速。

前回同様、凄まじい展開のまま終盤へ。
9回、久我が右アッパー、左ボディ決める。古橋は手数こそ出すがミス激増。久我の回。

10回、古橋がボディ攻撃、手数では圧倒的。久我が右カウンター決めて、古橋はホールドしたまま後退。これをどう見るか?
久我はこの回取れたら勝ちだが、取れねばドローか、というところ。久我?

しかし結果、公式採点は6対4で久我、残り二者が5対5で、古橋のドロー防衛となりました。



古橋は離れた位置から飛び込んでスタート。この辺から打つパンチ、意外に精度が高い。
そこからインファイトになったらボディ攻撃中心、それで久我を止めて、行けると見た8回には、上にパンチを集めて倒しに行った。
しかし、前回よりはペース配分に留意もしていた久我が、苦しいながらもその攻勢を凌いで、ラスト二つを粘り抜いた。

古橋は驚異的な手数とスタミナ、執拗に繰り返す攻防の切り換えで、前回同様久我を捉える展開を作ろうとしたが、そこが再戦の難しさか。
久我もそれを避けようと、色々考えてはきたのだな、と見えて、激闘に目を引かれながらも、興味深く展開を見ることが出来ました。

ただ、展開自体はもう、久我が足で捌ける選手では無い以上、こうなるに決まってる、こうならざるを得ない、というところでもあり。
切れ味鋭い強打を持つ久我が、さらにそれを生かすための、闘い方の幅を持っていないことが、もう1ポイントを取れなかった原因ではありましょう。

しかし、それも含めて、この激闘を闘い抜いた両者は、どちらも凄い、と思わずにはいられませんでした。
終始、目を離すことの出来ない攻防で、これぞ日本タイトルマッチ、と拍手したい試合でした。



試合後、古橋は「上」、アジア地域のタイトルへの希望を語りつつ、この試合ではそうも言えない、と複雑な心境を語っていました。
とはいえ、傍目にはこの凄まじい試合を見せられて、簡単に「三度目」をやれ、とも言えるもんやないなあ、と思ってしまいます。
両者の今後については、ひとまずここで区切り、別々にさらなる「勝負」の試合があっても、それはそれで良いのでは、と...。



================



ということで、良い試合、というに収まらない凄い試合をライブで見られて、大変満足なんですが...。
今までは、フェニックスバトルをdTVチャンネル、というところで見ていて、しかしそのサービスが廃止になったので、今回はひかりTVに初めて加入し、視聴しました。

しかし、まあHPが不親切。単なる加入手続き自体もわかりにくい上、エントリープランというので何を見られるのかも、判然とせず。
当方、ひかりTV用チューナーを買ったり借りたりする意志は毛頭なく、PCで視聴し、割と大きなモニタ(43インチ)で見る、ということを他の配信サービスではやっているんですが(DAZNとWOWOWオンデマンドは、さらに別の大画面TVで見ています)、今回のフェニックスバトル、ライブ配信に関しては、PCでの視聴に対応していないことが判明しました。

もちろん、HPのどこにも、そんなことは書いてありませんでした。ひかりTVに問いあわせて、しばらく待たされたあと、そういう回答がありました。
他のコンテンツはPCでも見られるし、過去のフェニックスバトル、アーカイブ版もPCで視聴出来る。
なのに、何故かライブに限っては、スマホ視聴、或いは専用チューナーによる視聴のみ対応している、と。

一体全体、どういう理由でそんなことになっているのか、よくわかりません。
世の中、もう何もかもがスマホの方しか向いてない、ってことなんでしょうかね。
とにかく、事実としてそうなんだから仕方ありません。今日の試合はそういうことで、スマホで見ておりました。
しかしせっかくのライブ配信、出来れば大きめの画面で見たいものです。この辺、残念に思いました。
今後、善処してもらいたいものです。要望メールでもしますかね。



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どう省みて、どう闘うかで「答え」が決まる 矢吹正道、寺次拳四朗再戦決定

2022-01-25 08:20:45 | 関西ボクシング




昨日、この試合について少し触れたんですが、偶然にもその日、再戦決定の報。
矢吹正道と寺次拳四朗のダイレクトリマッチは、3月19日に、前回と同じ京都市体育館にて。


前回の試合は、試合自体は熱戦だったと思いますが、後から映像で見返して、色々と見えたところも含め、多少残念な気持ちが付け加えられてしまった、というのも事実です。
とはいえ、矢吹が強豪王者を懸命の闘いで攻略したことの価値が、全て損なわれたとは思っていません。
この辺はもう、改めてあれこれ言うところではないと思います。


再戦において、何よりも注視すべきは、前回の勝敗を分けた要因が、最強王者であった拳四朗の、コロナ罹患から12日延期というスケジュールによる不調故だったのかどうか、というところでしょう。
再戦のリングにおいて、万全の状態であろう(でなければ問題です)拳四朗が、一度敗れた矢吹を相手に、前回とは「違う」ところをどのように、どの程度見せるのか。見せられるものなのか。
それとも、勝利という結果から来る自信をもって、矢吹がさらなる成長を見せ、再び拳四朗を攻略し得るのか。


具体的には、矢吹の長身、リーチを利しての、長短の切り替えを繰り返す攻撃に、拳四朗がどう対処するのか、そこが見ものだと思います。
自身の距離、空間把握の能力を信じて、ベストの自分なら、という構えで行くのか。
それとも、具体的に「対処方針」を決めて、それを軸に闘うのか。離れて回るか、潜ってボディを狙うのか。それとも。


会見の映像はこちら。なんか、全体がテンション低い感じですが、それぞれに興味深いコメントをしていますね。
矢吹の方は、割と謙虚というか、控えめな内容です。勝った側ですが、それも紙一重だった、という認識を口にしています。
拳四朗の方は逆に、王者としての誇りがまだそのまま、コメントの内容にも出ています。







この辺、色々と解釈出来るし、興味深いところですが...いずれにせよ、前回の試合を終えて、様々に残った問いに対し、再び相まみえる両者が、ふたつの拳でその答えを見せる舞台が、正式に決まりました。
当たり前ですが、要注目の一戦ですね。



しかしこれ、土曜日とはいえ、年度末ですし、なかなか大変な時期ではあります。
見に行けるかどうかは...何とかしたいところではありますが。

ライブ配信などは、会場も同じ、王者たる矢吹がまた、関西リングに出向いてくるところなども含め、前回同様の「運び」と見えるので、おそらくカンテレドーガになるんでしょう。
土曜の午後、夕刻あたりに、ローカルでもいいので、TVの枠を取ってほしいところではありますが、どうなりますやら。



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春頃に出来そうな試合の行方は?

2022-01-24 00:36:17 | 関西ボクシング




WBOミニマム級新王者、谷口将隆と、ライバルにして盟友、WBAライトフライ級王者、京口紘人が品川区役所を表敬訪問、という、よくある感じの(笑)話題が記事になっていました。
メダルなら危ないところですが、さすがにベルトに齧り付く政治家はおらんようです。


で、初防衛戦は4月か5月か、というところですが、例のオミクロン株に関しては、検査陽性者増加、しかし...これまでとは違う世論も出てきていて、多少なりとも風向きが変わるかもしれず、ひょっとしたら思惑通り春先にも、という希望はあるのかもしれません。
正直、見込みとして語られる期日よりも1、2ヶ月は最低、遅れるものと思って間違いない、というのがこれまでの流れでしたが。


ゴロフキン、村田戦や、井上尚弥の試合ばかりでなく、他にも春先に、と来月中に発表が相次ぐ、となってくれたら本当に嬉しいことですが。
海外からの選手来日も、サッカーの外国選手団はOKなのに、と改めて不満ですが、改めて特例を求めるなど、ボクシング界からも働きかけてほしいものです。


そう言えば、国内選手同士なので、その辺は問題無いはずのカードまで、今のところまったく話題にならないものもありますね。
観客制限の程度や、放送配信、開催場所など、条件交渉は日本タイトルマッチのようにはいかないのでしょうが、盛り上げのためにも、話題作りは多少、欲しいところです。
まあ、まずは名古屋なのか関西なのか、場所ひとつ決めるだけでも大変なのかもしれませんが...。



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ということで、一曲。
崎山蒼志 “Helix” です。






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年間MVP、一年の業績で評価するなら

2022-01-20 00:02:59 | 関東ボクシング




年末とか年始になると、一年で区切って、色んな部門で誰を表彰するかどうか、という話題が出てきます。
正直、目の前の試合、次にある試合を追いかける繰り返しの中、シーズン制でもないボクシングを、一定の期間で区切って見るのが苦手というか、慣れない部分もあるんですが...その年の「目印」としての意味は、やはりあるんでしょうね。

で、MVPは4人の候補に絞られたとありますが...昨年一年という区切りの中における業績で比較するなら、中谷潤人をMVPに推したい、と思います。


確かに試合数で言えば、井上尚弥と井岡一翔は世界戦2勝。中谷は1勝のみです。
しかし対戦相手の質はというと、井上と井岡は世界のタイトルホルダーとは闘っていません。
アラン・ディパエンや福永亮次はコンテンダーの中で上位とは言えず、上位ではあったといってもマイケル・ダスマリナスやフランシスコ・ロドリゲスの米大陸のマーケットにおける評価、その内実は、となると、はっきり「落ちる」選手でもありました。


そこ行くと、中谷と闘ったアンヘル・ティト・アコスタは元タイトルホルダーで、その強打で一定の評価と人気を得ていたトップコンテンダーでもあります。
その実力、さらに言えば「恐さ」も、田中恒成戦で実証済み。
それを、トップランク興行のカードに出て、米国アリゾナのリングで「一蹴」した。
試合数がひとつだけというのは、マイナス面ではありますが、それでも純粋に、快挙だったと言えるでしょう。


とはいえ、実際の投票がどうなるかというと、どのみち、井上と井岡で割れるんでしょうね。
本当に、誰が誰に投票してるのか公表してくれ、と思ったりもしますが...いや、そんなことをしたところで、形は変われど、本質は同じかもしれません。



ここのところ、井上尚弥のことばかり書いていますが、田中恒成と寺地拳四朗が雌伏の今、中谷潤人には、井上尚弥に次ぐナンバー2としての地位、評価をさらに高めて欲しい、とも切に願っています。
ゴロフキン、村田戦のアンダーで、9位くらいの選手と闘う予定が出ていましたが、まだ若いとはいえ、こんなご時世、時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものですし、寄り道カードはいいから、可能な限り、もっと大きな試合を矢継ぎ早に組んでいってほしい...いや、そうすべきだ、と強く思います。

欧米のマーケットで活動するフリオ・セサール・マルチネスやサニー・エドワーズを追うばかりでなく、そこから外れたところにいるが、その実力は脅威と見るべきアルテム・ダラキアンとの試合を、件の大興行のセミに持ってくるとか...そういう、ダイナミックな発想で試合を組んでいってほしい。
もちろん、大きな試合ほど厳しいもので、当然試練でもありますが、中谷潤人ならばこそ、そういう闘いの中でさらに光り輝くはず、と信じます。




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井上尚弥、MVに登場 世界が君が来るのを待っている

2022-01-19 00:34:13 | 井上尚弥




久々に、一曲ご紹介。
布袋寅泰 “Still Dreamin'” です。
井上尚弥が出てきます。








海外報道では、リチャード・シェイファーがコメントしたりと、井上尚弥次戦についての話題は引き続きありますが、確たることは当然、まだ何も無い段階です。
本当に、いつまでこんなことが続くのか、と愚痴る気力も失せつつありますが、こういう音楽と、井上尚弥の姿には、多少なりとも救われたような気持ちになりました。

春が来る頃、井上尚弥が追い求める夢の試合が、実現してくれるよう、改めて願います。
「世界が 君が来るのを待っている」まさしく!ですので。




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