さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

今週末のビッグマッチ、ひとつ忘れてました

2022-11-29 13:41:11 | 海外ボクシング




先日、12月3日~5日の注目試合について書いたのですが、ひとつ、肝心要の試合について書き忘れていました。
ファン・フランシスコ・エストラーダvsローマン・ゴンサレスのラバーマッチです。







もう待てん、と。まあ、そうかもしれませんが、待たなしゃあないですがな、という(笑)。
DAZNでライブ配信。後日、WOWOWで録画放送あるかもしれません。年明けになるかな?
第二戦からして遅かりし、ではあったかもしれませんが、第三戦まではそれほどの間は無かったという言い方もありましょうね。

先日の記事にも書いたとおり、土日月、三日連続でボクシング漬けという感じです。
もちろん、嬉しいことではあるんですが、大変やなあ...MotoGPが終わっててくれて助かった(これは関係ないですが)、とも。


何しろエストラーダ、ローマン・ゴンサレスの双方、いろいろ大変なところでもありましょうが、好ファイトに期待です。
長きに渡るライバル対決に決着をつけると同時に、台頭する新世代とのさらなる決戦に向けての、前向きなイメージが残るような試合になってほしいですね。


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井上バトラー戦、ひかりTV視聴は12月2日までに申し込みが必要

2022-11-28 14:33:00 | 井上尚弥



Twitterをぼんやり見ていたら、井上尚弥vsポール・バトラーのひかりTV、dTV配信についての情報が目に入ってきました。






試合を見るために、少し早めに、数日前までには当該の配信視聴を申し込んでおいた方がいい、というのは当然ですけど、ひかりTVに関しては「12/2(金)までにお申し込みが必要です」とのことです。
えらく早めじゃないと駄目なんですね。
ていうか、なるべく早めに、じゃなくて、期限切って、必要です、と。

正直、ようわからん話ですが、実際そうなんだとしたらどうしようもありません。
ひかりTVで視聴を予定されている方々、申し込みはこの日までに、ということで。
私はdTVですので、来月に入ったら申し込みます。

しかし、細かいところですが、やっぱりAmazonの方が良いなあ、と思ってしまうところですね。
こちらが良いのは、アンダーから全試合配信される、という点で、それは有り難いことですが。



あと、当日の情報で驚きなのは、開場14時30分、第一試合開始が15時、とチケットに記載してあることですね。







ド平日ですのに...もう、アンダー見せる気ないやろ、という感じですが。
まあ、せめてメインが早めに終わってくれたらいいですが、こんな時間から始めて、メインが21時固定だったら、もう笑うしかないですね。
はてさて、どうなりますやら。




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勝負強さが光った痩身の強打者、モイセス・フエンテス死去

2022-11-27 01:13:33 | 海外ボクシング


来日経験もある元WBOミニマム級チャンピオン、モイセス・フエンテス死去。
詳細は記事にあるとおりです。
田中恒成もTwitterで追悼の意を表しています。






ラストファイトの内容や経緯については、後から、傍目から言えば「余分な一試合」だった、ということになります。
しかしボクサーというものは、立場も地位も様々にあれど、それぞれに闘うことを求める理由があり、その思いを、願いを果たすために、文字通り全てを賭けることを怖れず、厭わないものなのでしょう。
もちろん周囲がそれに歯止めをかけ、冷静な、ときには冷酷な判断を下すべきでもあるのでしょうが、同時に、闘いを求める心情を痛いほど理解出来てしまうのも、ボクサーに近い人たちなのかもしれません。

言えるのは、我々は悲劇が残す影を、その色濃さを忘れず、そして何かを教わり、学ばねばならない、ということだけです。



モイセス・フエンテスの試合は、WOWOWでやっていたかどうかは定かでは無いですが、WBOミニマム級タイトルの変遷に興味を持ち、YouTubeなどでちらほらと、けっこう前から見ていました。
後の来日時と、基本的に作りは同じで、右一発の強打と勝負強さが光る、軽量級離れのパンチャ-。
こちらも後に来日する、ルイス・デラローサを初回で仕留めた試合では、器用そうには見えず、ぎくしゃくしていて細身で、でも「怖い」選手、というイメージそのものの勝ちっぷりでした。
田中恒成と闘う頃までは、まだその怖さが生きていたように思いました。その後はさすがに厳しいなあ、という記憶ですが。

名のある王者、ボクサーと数多く闘い、激しい闘いを見せてくれたボクサーでした。
ご冥福をお祈りします。




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然るべき決断、英断となるか 丸田陽七太、ライト級転向へ

2022-11-26 12:21:55 | 関西ボクシング



前日本フェザー級チャンピオン、丸田陽七太がライト級へとクラスを上げる旨、ブログにて表明しました


彼のキャリアについて、順を追って語る内容ですが、当初のバンタムからフェザーへと、身体が出来てくる、その都度適切なクラス転向をしてきた選手であることがよくわかります。
しかし阿部麗也戦での敗戦、もちろん阿部の殊勲であると同時に、丸田にも苦しいところが出てきているのは明らかに見えました。
もう一階級上げるかな、と思っていたら二階級ですが、身長が180センチあるとなれば、ライト級でもまだ長身選手の部類でしょうし、無理な印象は無いですね。
それこそ、ようやくアルゲリョと同じくらいになったかな、という感じもするくらいで。


今、AmazonPrime配信の試合で伊藤雅雪、中谷正義を連破した吉野修一郎を頂点に、三代大訓や宇津木秀など、充実した上位陣がいるクラスですし、彼らと闘うところまで、実績作りは当然、転級後の適応のために1~2試合は必要でしょう。
そこを内容、結果共にクリアできれば、充実したクラスに新たなタレント参入、と言えることでしょう。

何しろスタイリッシュで、パワーがあって、男前。
関西リングのみならず、全国区のスターになっておかしくない素養を持ったボクサーです。
今後は階級を上げることで、体格やパワー以外の「質」を問われる割合が増すわけですが、そこをどう乗り越えるか。
ファンとして大いに期待し、見て行きたいですね。




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堤駿斗、2戦目は前OPBF王者と paraviにて配信あり

2022-11-25 15:21:13 | 関東ボクシング


大晦日の井岡一翔、ジョシュア・フランコ戦アンダーで、大物ルーキー堤駿斗の2戦目があることは決まっていましたが、相手が発表されました
デビュー戦からジョン・ジェミノという難敵でしたが、2試合目も「名前のある」相手で、前OPBF、スーパーバンタム級王者ピート・アポリナル。
「ペテ」じゃなくなった?のは良いことですね(笑)。

武居由樹戦では王座を失ったものの、小柄ながらなかなかのレベルを見せていた選手です。
階級はひとつ下ですが、元々フェザーでの試合も多かったらしいですね。


堤の次、私はアポリナルに敗れた元王者、ジュンリエル・ラモナルあたりを選び、その次にアポリナルという流れで行くんではないか、と思っていたんですが。
なかなか強気というか、自信があるのでしょう。
ここですんなり勝ったら、それこそ日本上位か、或いは日本タイトル挑戦くらい、すぐにあっても不思議じゃ無いですね。
阿部麗也(または前田稔輝)への挑戦とか、今から想像しても楽しみです。


そして、やはりparaviでのライブ配信が行われるとのこと。
これは当然見ないといかんですね。また別料金ですが、まあ仕方なし。
大晦日、上京して観戦し、蒲田に一泊するよりもリーズナブルですから(笑)。

そういえばparavi、名古屋の田中恒成、シッキボ戦はやってくれないですかねえ。ひと月にふたつライブ配信が見られるなら、充分お得なんですけど...。


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師走の内外注目試合覚え書き・その2 12月11日、関西と中部で一日5興行

2022-11-23 14:48:38 | 関西ボクシング



自分のための覚え書き、続けます。
第二火曜日、13日は有明アリーナ(略して「有アリ」だそうで。ホンマかいな...)の井上尚弥、ポール・バトラー戦がありますが、その前々日、11日には何と、関西と中部で5興行が予定されています。
年末恒例とは言わずとも、時折起こる事態ですが...。



まず大阪から。府立第二でグリーンツダ二枚看板のひとり、下町俊貴が、大沢宏晋をKOしたばかりの「ホンマ」な相手、ジョー・サンティシマと対戦。
ウェイトも長身の下町の方が上げる形の、フェザー級。

前田と違い強打は持たないかわりに、長いリーチと、柔軟なボディワークの防御が冴える、長身サウスポー下町が、強打サンティシマをどう捌くか。
これは下町、グリーンツダが「勝負」に出た、と言える要注目カードです。


同じ会場、夕刻17時半頃から夜の部。
石田匠がフィリピンのロニー・バルドナドとバンタム級8回戦。
4年くらい前ですが、田中恒成戦で完敗も、強いところを見せていたバルドナドですが、バンタム級ということもあり、石田にしたらクリアな勝利が欲しいところ。
アンダーには注目のルーキー、尾崎優日デビュー二戦目。
この興行は、TV大阪のYouTubeチャンネルにてライブ配信の予定。ありがたや。


大阪はもうひとつ、天満橋のエルシアターにて、日本フェザー級7位、大里登メインの興行。
時間帯は昼間で、13時開始。劇場型の会場で、何度か行ったことあります。



大阪だけで3興行、いつぞやのように、ここに神戸や京都やと、さらに被ってこんだけまだマシやなあ、と思っていたら、なんと名古屋と刈谷で日程被り。いやはや...。

過去に田中恒成が世界戦でも使っている、武田テバオーシャンアリーナで、田中恒成vsWBO4位ヤンガ・シッキボ戦
畑中清詞の子息、畑中建人も日本ランカー、浅海勝太と対戦。これも「ホンマ」の試合、という感じで良いですね。

興行自体は14時開始。TVはCBC生中継。おそらく16時開始か。
他地域の視聴はどうなんでしょう。paraviのライブ配信はあるか?
ジムとCBCの関係を考えるに、ABEMAなど他のルートでの配信はおそらくなさそう。


同日こちらは13時開始、刈谷のあいおいホールにて、WBOアジアパシフィック、ミドル級タイトルマッチ。
能嶋宏弥vs可兒栄樹ですが、12回戦として認可されず、10回戦。色々あるんですね...。
アンダーは全部4回戦。キャリアの浅いボクサーの出場機会が確保された、という意味では良いことなのでしょう。


ここに東京は立川、ドーム立川立飛での石川ジム興行があり、大野俊人がメイン。
全国では同日6興行です。賑々しいのはけっこうですが、審判員のやりくり、どうなってるんやろう、と心配になるほどで。



この中で迷うのはやっぱり府立地下、お昼の下町俊貴vsサンティシマですね。
今のところ配信の予定などは出ていません。BoxingRaiseで録画配信、というところでしょうか。
BoxingRaiseの健闘にはファンとして感謝あるのみですが、関西からのライブ配信は難しいでしょうし、限界も感じるところ。
こういうのこそABEMAとかでやってくれんかな、と思います。
それこそ、何も無ければ会場行くしかないのですが、二日後のこともあり、この日にも色々しわ寄せが来ると思われ、難しいところです。むー。



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師走の内外注目試合覚え書き・その1 堀川謙一、なおも不屈の挑戦

2022-11-22 15:09:52 | 関西ボクシング


大晦日の恒例試合も正式発表され、「メイン」の井上、バトラーもあり、忙しいさなかにも楽しみ多き師走がもうすぐやってきます。
でも、それ以外にもいろいろと...それも関西方面が、けっこう立て込んでおります。
会場に行ければ良いですが、大一番ですでに平日上京弾丸観戦の予定があったりして、いろいろ難しいですが、有り難いことにライブ配信大流行、というか、すっかり定着した感もあって、だいぶ救われることも。


ということで一気に書き出すのも難しいくらい、注目試合があり、配信がありますんで、自分のための覚え書きみたいなものですが、書き出していきます。
12月3日と4日、月最初の週末、そして週明け5日までについて。



12月3日、後楽園ホールにて、遂に戴冠なった天才、阿部麗也の日本フェザー級王座初防衛戦。
関西期待の元日本拳法、前田稔輝が挑む好カード。
これ、本当に上京観戦考えるところなんですが、G+の月間番組表によると、生中継となっています。
今回はこちらで、有り難く視聴する予定です。

関西依怙贔屓が売りの身でもあり(笑)、挑む先が阿部じゃなかったら、前田戴冠の可能性高し!と吹くところなんですが。
ただ、もし阿部を破っての戴冠なれば、それは本当に大きな星です。大いに期待です。



で、この試合が第一試合、17時45分開始。
その数時間前、15時頃からWOWOWオンデマンド、韓国のパラダイスシティホテルから、ジョンリエル・カシメロvs赤穂亮戦がライブ配信されます。
お馴染みジョニー・ゴンサレスvs渡邊卓也戦も。
この二試合配信なら、G+と時間は被らずに済むはずですが、どうなりますか。

カード自体もそうですが、興行のロケーションも、非常に興味深いというか。普段見ないものになりそうです。
日本も遠からずカジノ解禁なれば、カジノホテルの招致イベントでボクシングが行われるようになる...のかどうかはわかりませんが、まあ色々楽しみですね。



で、翌4日、WOWOWオンデマンドでWBCヘビー級タイトルマッチ、タイソン・フューリーvsデレク・チゾラ戦。
オレクサンドル・ウシクとの決戦ではなく、こんな感じのカードか、と思うしかないですが、英国では大興行なんでしょうね。
これは日本時間で早朝、午前5時頃から予定。


そして同日、府立第一でトリプルタイトルマッチ興行。
もっと注目されていいし、話題になって欲しいところですが。

岩田翔吉返上の日本ライトフライ級王座決定戦、冨田大樹vs芝力人。
OPBF同級も王座決定戦で、堀川謙一vsジョイ・キャノイ。
もうひとつ、WBOアジアパシフィック、ミニマム級王座決定戦、小林豪己vsマルコ・ジョン・リメンツォ。
アンダーに穴口一輝vsジョナサン・タコニング。

それぞれ注目カードですが、やはり堀川謙一、42歳にしてなお、不屈の闘志で再浮上を目指す闘いは見逃せませんね。
冨田と芝も生き残りを賭けた対決。ボディブローの倒し屋、新鋭小林の初戴冠はなるか。
ありがたいことにこの興行、15時頃からBOXING REALのYouTubeチャンネルにてライブ配信されます。要チェック。



で、翌5日、月曜日ですが後楽園ホールでダブルタイトルマッチ。
OPBFスーパーライト級タイトルマッチ、近藤明広vs永田大士。歴戦のファイター近藤と、元日本王者永田の激突。
セミは日本スーパーフライ級王座決定戦。川浦龍生vs高山涼深のサウスポー対決。これも要注目。同級の次代を担うのはどちらか?
これはFODプレミアムにてライブ配信があるはず、です。


※川浦vs高山は、高山の負傷により中止になっていました。コメント欄にてご指摘いただきました。
こちらの記事を見落としておりました。訂正してます。失礼しました。



ということで上旬だけでもこれだけ立て込んでいます。
あれこれ生中継放送やライブ配信などがあり、自宅にいながらにして、ライブで見られるんですから有り難いし、助かりますね。
広範に注目されても充分保つ、良い試合になりそうなカードばかりだし、その闘いが多くの目に触れるように、と願うばかりです。



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井岡vsフランコ正式発表 例年通りの舞台設定

2022-11-21 17:58:53 | 井岡一翔




さて、毎年恒例の大晦日、井岡一翔の試合が、正式発表されました。
WBOとWBAの王者対決、対ジョシュア・フランコ戦。
アメリカでのトレーニング中だという井岡一翔と、ジョシュア・フランコがリモート会見をしたとのこと。


日時は大晦日、場所は大田区総合体育館。
放送はTBS、TVでの全国生中継は、今となっては貴重です。

試合自体について思うところは以前、こちらに書きましたんで付け加えることはなし。
ただ、もちろん想像してたとおりですけど、舞台設定は本当に何も変わらないですね。
TBSとの強固な絆というか、過去の実績...大晦日における視聴率競争の中、一定の数字を獲得し続けてきたことによる関係性により、今年もまた、このような「枠」が取れた、ということでしょう。


とはいえ、時間帯は17時から、と多少早め、これは仕方ないとしても、枠は一時間プラス延長の形で、メイン以外何もなし、でしょうね。
アメリでのトレーニングに同道しているというホープ森武蔵、大型ルーキー堤駿斗らの試合は、絶対に流れないでしょう。
仮にメインが初回KOで終われば...それ自体の可能性が低いですが、そうなっても放送があるものかどうか。
個人的にはメイン以上に、堤のプロ二戦目が楽しみなんですが...。


まあこの辺は、paraviのライブ配信があるものと「期待」しましょう。
あ、ジムがファンクラブ通じてやる配信は、絶対に手を出しません(笑)。



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またも淡々と勝利 ハイメ・ムンギア、来年ようやくゴロフキン挑戦か

2022-11-20 14:55:38 | 海外ボクシング

ということで今日はDAZNのライブ配信、ハイメ・ムンギアvsゴンサロ・コリア戦をお昼過ぎから見ておりました。


ミドル級に転じて以降、今日で7連勝となりましたが、当初は元コンテンダーとして名前知ってる選手との対戦が続いたものが、最近は知らない名前と闘う(あくまでこっちの勝手ですが)ことも出てきて、会場もメキシコ国内で、という具合。
前回の試合ではあまり気が入っていないのか、同じパンチを同じ組み立てで繰り返しもらう、という場面もあり、大丈夫かいなという感じでした。


今日はしかし、サウスポーのコリア相手に、前回と比べれば、という言い方になりますが締めてはきていて、2回に右ショートでダウンを奪う。
その後は慌てず、徐々にコンビから違うパンチを当てていき、上下の打ち分けで痛めつける得意のパターン。メキシカンの雛形というか。
結局、次の3回に、ボディが効いたコリアがダウンし、首を振って敗北を受け容れ、TKOとなりました。

普通にメキシコを代表する世界ミドル級上位のボクサーが地元で勝利、ということで、こういうのをライブで見られるんだから時代は変わった、と古い感慨を述べるのはもういいとして(笑)ムンギア、またも淡々と勝利、という以外、あまり思うところのない試合ではありました。



DAZNと契約して以降、上記したとおり、ランカーや元コンテンダーと対戦していく中で、相手のレベルが徐々に上がって行き、5戦くらいしたら4ベルトのうち、どれかに挑んでいることだろうと思っていたんですが、なかなかそういう話にならず。
しかし、こちらの記事にもあるとおり、来年5月、ゲンナジー・ゴロフキンに挑戦、という話に、やっと辿り着いたようです。
DAZN傘下同士だし、ゴロフキンがカネロ戦を終え、やっと「空いた」ところだし、という感じなんでしょうが...。


しかし、ビッグマッチへの過程としては、こういう調整試合を重ねて待つ、という感じ...あまり言いたくないですが、ゴロフキン戦前の村田諒太とも通じる姿勢というか。
その試合に挑むまでに、もうひとつ何か「ヤマ」というか、土産というか、そういうものを作ろう、手にしようという気は、さらさらないんやね、という。

デメトリアス・アンドラーデとは同じDAZN傘下なのに、詳しい事情は知りませんが(知りとうもないです)何故か対戦しませんでしたし、WBOランクという括りでいけばジャニベク・アリムハヌリと、空位決定戦をやっていても良さそうなものでしたが、これも会社違うし、みたいな今時話なんでしょうし。


ミドル級に転じてまもなく、ゲイリー・オサリバン戦で悪い打たれ方してて、これはすぐにタイトルどうこうじゃない、一度立て直した方がいい、と思いましたが、こんなに時間や試合数がたっぷり必要だったのかな、と逆に疑問なくらいでした。
その末に、ようやく、大ベテランの域に入ったゴロフキンに挑む。しかも直近、同胞カネロに敗れたその次、というタイミングで、です。


もちろん、DAZNでライブ配信があれば、当然注目の新旧対決として見ることになりますが、なんか今いち、冴えん話やなあと。
若き大器として現れたころの、ハイメ・ムンギアの鮮烈なイメージからすれば、どうしてもそういう風に感じてしまいますね。




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切迫した事情あればこそ? デービスvsライアン、来春対戦へ(追記あり)

2022-11-19 06:39:32 | 海外ボクシング



ワシル・ロマチェンコが王座復帰を目指す途上で、戦争の影響などで苦しみのさなか。
4ベルト保持者デビン・ヘイニーも才能は示すが、王者の名声にはまだ手が届かず。

このような状況の下、この人が世界ライト級の王者に一番相応しいと見える、桁外れの才能を持つ凶暴な野獣、ジャーボンテイ・デービスと、いかにも今時「SNSの帝王」ライアン・ガルシアが来年4月にも対戦へ、とのことです。


最初にヘッドラインだけ見たとき「というて、ライト級でやるわけないしな」と思いました。
で、実際記事見てみると、136ポンド、という数字。

正直、複雑です。以前言ってた140という数字よりは常識的、抑制的とは言える。
しかし、どうせならもう1ポンド下げられんのか、という。
さらに言うなら、そう決めないということは、今後の成り行き次第でどうなるか知れたもんやないなあ、と。

この辺、特にライアン・ガルシアの方への疑念ですが、悪い意味で今時です。
すんなり規定のウェイトで、タイトル賭けて闘うのがそんなに嫌か、と。
どの世界でもそうですが「偉い(←もちろん皮肉)」お人にはかないませんな、と。


※記事アップしたあとで、もし、この136という数字が「統括団体外し」のための「わずかプラス1ポンド」の設定だったとしたら...という風に思いました。
この辺も含めて今後、色々、違った意味合いが見えてくるのかも、と。
不細工ですが、追記しておきます。



あと、お馴染みマイク・コッピンガー記者のTweetには、このカード成立は「ボクシングの勝利」だとありました。
なるほど、昨今の事情あれこれを思えば、快哉を叫びたい気持ちもわかります。





しかし、そこまでの「勝利」かというと、ちょっと待った方が良いかもしれません。
このカードが組まれた理由のひとつに、デビン・ヘイニーがトップランクに移籍し、ワシル・ロマチェンコと「会社」が一緒になり、将来的に対戦が容易になったから、という背景があるように思います。
そしてデービス、ガルシア及びPBCとショータイム、マッチルームとDAZNが、それに対抗すべく動いた。
そういう切迫した事情あればこその、今回の迅速な動きだったのではないか、と。


もしデービス、ガルシアの勝者と、ヘイニー、ロマチェンコ戦が実現して、その勝者同士による「決勝戦」が実現するなら、それは文句なく「大勝利」だと思います。
しかし、その前に今回のカード自体が、このまま「すんなり」いくものかどうか...そもそもデービスが来年1月早々に別の試合する、というのも、なんだかなあ...と。
上手い具合に景気を煽る場になって、それ以外何も無ければいいですが、デービスの試合内容次第で、またごちゃごちゃするのかも、と思ったりもします。


どうも最近、スターになればなるほど、強者のエゴと呼ぶに値しない「都合」「勝手」を振り回す、器の小さい手合いが多くて、ファンとしては良い話を聞いても、素直に期待しにくいところがあります。
この両者が、そんな私の思い込みを、試合のみならずその成立過程において、全て覆してくれたらなあ、と願う気持ちも、心の片隅にありはしますが。
はてさて、どうなりますやら。



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