さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

強度高く、密度の濃い175ポンドの「世界」 ベテルビエフ、ヤードをTKO

2023-01-30 07:12:47 | 海外ボクシング



日曜は英国ロンドンからのライブ配信ということで、早朝WOWOWオンデマンドにてライブ配信あり。
メインから感想です。



WBC、IBF、WBOライトヘビー級チャンピオン、チェチェンの鉄拳アルツール・ベテルビエフに挑むは、二度目のタイトル挑戦となるアンソニー・ヤード。
リングマガジンのファイター・オブ・ザ・イヤーに輝いたWBA王者ディミトリー・ビボルと甲乙付けがたい強豪王者が、考え得る中で最強のコンテンダーを迎えた一戦でありました。


両者コールの際、ヤードには当然大歓声。ベテルビエフにはブーイング。
国籍はカナダとなっているが、ロシアに対する非難も混じっているだろうことは、容易に想像がつく。
実際、チェチェンにルーツのある彼にとっては、二重の意味で悩ましいところですが。

初回、ベテルビエフが圧して出る。振りの小さいジャブが、重そうな音を立てる。
対するヤードは、これも小さい振りの左フックを合わせていく。互いに威力も切れ味も充分。
重いクラスだから、というだけでは説明のつかない、両者の圧倒的な力が、早々に画面から伝わってくる。凄い...。

ベテルビエフのプレス、相当な「強度」を備え、右クロスや右ボディブローがヤードを脅かす。
2回も変わらず圧して行く。ヤードは右アッパーで押し返し、怖れず?右カウンターを放つ。
3回、ジャブの応酬。ベテルビエフの重そうなジャブがまさる。

4回、ベテルビエフ右クロスで出る。強いジャブでヤードの足取り乱れる。ベテルビエフ、ボディから連打で攻める。
ヤードも反撃、右から左フック返しで、ベテルビエフが初めて、自ら下がる。驚きの光景。
しかしコーナーに追われた?位置から右カウンター、攻守入れ替わる。両者右アッパー応酬。


5回、ロープ背負った位置から、今度はヤードが左フックカウンター。さらにワンツー、右決めて追撃。
ヤードの左フック上下を食って、ベテルビエフ、引いて間を欲しがる。若さと体格でまさるヤード、さらに攻める。
しかし残り15秒くらいで、ベテルビエフ、コーナーに引いた位置から体を入れ替え、タイソンばりの右アッパーダブルを二度。

ヤードは好機一転、また打たれ、6回もスタートからベテルビエフが右ロングで出る。
ヤードは正対して右クロス、左ジャブを当て、ベテルビエフも右返すが、左瞼をカット。
一進一退、激しく攻防が入れ替わり、強打が交錯する展開。息もつけない、とはまさにこのこと。


7回、ヤードはボディへの左フック、上へは右を飛ばす。ベテルビエフ打たれている。
押し返そうと右を振るがミス、バランス乱れてロープへ。らしくない場面。かなり苦しそう。
年齢差、体格差などを考えると、ここから終盤へ向けて、きつくなっていく一方では...と見えました。

ヤード左フック、右もヒット、ベテルビエフを追って出る。
しかしここでベテルビエフ、また巧みに体を入れ替えると、左右フックを上に集め、右ボディから右アッパー上のコンビをまた二度。
さらに左ボディ三連打。連打攻勢をかけて、ヤードをコーナー近くに釘付け。
傍目には明らかに「賭けた」攻勢、と見える。ここで勝負せねば...という切迫感が伝わってくる。
ヤードは右クロスで斬り付け、左ボディを返し、右アッパーで打開しようとするが、ベテルビエフ「覚悟」の陣を敷いて留まり、さらに打ち込む。


8回、ヤードの足が止まり加減。ダメージありか。
正対した位置からベテルビエフの右クロスが浅く入る。危ない間合いが出来ている。
ヤード、ベテルビエフに「見られて」いる感。ここで右アッパーを放つが、ベテルビエフが右クロス、先ほどのと同じパンチを被せてヒット。
ヤード打たれ、踏ん張ろうとするが右の追撃が来てダウン。

ヤード、かなりダメージある。いわゆる「末期のダウン」(佐瀬稔©)と見える。
それでもカウント聞いて、8か9くらいで立ったが、自コーナーの方に目をやる。
闘志がどうという次元の話ではなく、無意識だったか。
レフェリー、地元ということで続行させた?しかしベテルビエフが右二つ当てると、セコンドが棄権の意志表示、TKOとなりました。



感想と言っても、なんと凄い闘いだったか、というしかありません。
7ラウンドの3分が象徴的ですが、強者同士の激しい闘い、密度の濃い攻防の連続に、見ていて圧倒される思いでした。
闘志や勇気がひしひしと伝わってきて、それを凌駕する怖ろしいほどの強打が飛び交う様は、かつては不人気階級みたいに言われる時代も長かったとされる175ポンド、ライトヘビー級の「世界」、その凄さを存分に味わえるものでした。


勝った王者アルツール・ベテルビエフ、38歳という年齢もあり、ことによるとこの試合が、最強王者としては最後の輝きだった、となるのかもしれません。
敗れたアンソニー・ヤードには、まだ時間は残されているという見方の一方、懸命、という単語の前に「一生」がつく闘いだったが故に、ひょっとしたらこの先、このような闘いを見せることはもう二度と無いのでは、とも思います。


両者を否定的に見るのでありません。その逆です。
それほどまでに激しく、凄まじい闘いだった。それ故に、両者のボクサー生命、戦士の魂を燃やし尽くす闘いだったのではないか、という意味です。
どれほどの強者であろうとも、その強さは永遠ではありえない。
ならばこそ、この闘いを見られたこと、それを見せてくれた両者に、感謝と拍手を送りたい。そういう気持ちです。




昨日の興行は、フライ級世界戦のあと、英国の重いクラスのホープの試合が連なるという順番でした。
アルテム・ダラキアンの試合を見たかったので、早起きして4時頃から見ていました。
メイン終わるまでに4時間半くらいでしたかね、けっこうありまして、途中、見ていて気の入らない試合もありましたが、やはり終わりよければ全てよし、ではありました。

しかしダラキアンは強打の精度に欠け、苦しんでいました。
ウクライナ国籍を持つ身で、ベテルビエフのアンダーに出ることは、彼にとり苦衷だったかもしれませんし、さらに戦争やコロナによるブランクの影響ありあり、でした。

リングの上に上がれば、人種も国籍も、その他諸々関係なく、強い者、優れた者が勝ち残るのみ、という前提を支えるのは、究極的にはやはり「平和」であるのでしょう。しかし...こちらは見ていて、何とも重い気持ちになりました。



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距離の差を生かし切れる強み 矢吹正道、チャコンを11回ストップ

2023-01-29 13:29:55 | 中部ボクシング



ということで土曜日にABEMAで名古屋の試合、日曜早朝は英国ロンドンからと、ライブ配信立て続け。
楽しい週末となりましたが、まずは土曜日の感想文。


IBFの1位決定戦か2位決定戦か、ちょっとあやふやな?矢吹正道vsロナルド・チャコンは、矢吹が粘るチャコンを11回にストップしました。

初回、両者ジャブを突いてスタート。右相打ちのタイミングで、チャコンがヒット。
チャコン、プレスかけて出る。右ボディから左フック上に返し。積極的に攻める。
しかし矢吹も早々に「合わせ」の間を掴む。遠目の間合いから逆ワンツー、左ボディ。
さらに矢吹、スリーパンチを二度。チャコンも左フック返す。矢吹。

なかなか濃密な攻防の3分間。未知数と言われていたチャコンの実力が、確かなものだとわかりました。
しかし、矢吹は自身のリーチを生かした間合いを掴み、リードしていきます。

2回、両者右クロス見せる。手数ではチャコンだが、矢吹のジャブも良い。やや矢吹か。
3回、チャコンの右を外して返す矢吹のジャブが冴える。矢吹。
4回、矢吹少し叩きたいという感じ。右ダイレクトクロス合わせに行く。
チャコン、右ボディ。圧力緩む様子は無い。しかし矢吹が遠目から飛び込んで逆ワンツー。矢吹。

5回、ジャブ一度相打ち。矢吹がジャブ、同じ間合いで左ボディを差し込む。
チャコンの右クロスが背中の方から飛ぶが、かすめる程度。
チャコン怯まず攻めているが、矢吹のジャブとカウンターで、矢吹か。
6回、矢吹の左ボディでチャコンが後退。矢吹、スリーパンチで飛び込み、スリーの左で煽る。矢吹。

矢吹が遠目の間合いを確立し、チャコンがそれを崩せない。
チャコン、見るからにダメージ溜めている。

7回、矢吹がジャブ、左フック当てる。チャコン果敢に出るが、矢吹左ボディにワンツー、右クロスで打ち込む。
矢吹右カウンターかすめる。軽い右アッパーを連打に織り込み、右クロス、また右で追撃、チャコン耐えきれずダウン。
チャコン立ち、再開するが、終盤にまた右から連打、二度目のダウン。10-7矢吹。

8回、早々に矢吹が出る。ワンツー、右クロスに左アッパーが上へ下へと伸びる。
チャコン左フック返すが、ワンツー食って、フォローされ三度目のダウン。
チャコン、カウント聞き終えても両グローブを上げないが、レフェリーは続行させる。
矢吹なおも攻め、左ボディでチャコンを止めるが、チャコン果敢に打ち返し抵抗。
ならばと一旦、ジャブを突いて「作り直す」ボクシング。仕留められなかったが、冷静。10-8矢吹。

9、10回、矢吹はリーチを生かしてジャブを正確に当てる。時折左ボディ、右ストレートの好打も。
しかし仕留めにかかる、という風では無い。冷静にペース配分をしている、と見えたが、試合後のコメントでは拳を痛めたとのことで、それもあってのことだった模様。
しかしそれでも、しっかりジャブを決め、正確な後続打に繋げているのだから、何も不足なし。
対するチャコンはダメージ蓄積、疲れを抱え、ぎりぎりの状態。矢吹のジャブカウンターで膝をついたのを含め、この6分間でスリップダウンを3度。

11回、矢吹は良い間合いで左アッパー、左ジャブ上下、右クロスに左フックカウンターと、次々にヒット重ねる。
チャコンそれでも倦まずに出ようとしていたが、矢吹の右から連打で追撃されると、レフェリーがストップ。TKOとなりました。



チャコンの実力は肩書き通りと言って良い、なかなかのもので、果敢に攻め続ける心身のタフネスで、矢吹に終始、楽をさせませんでした。
しかし矢吹が、自らの体格、リーチを生かし、冷静に試合を運んで闘える良さ、安定感を見せてリードし、中盤にヤマを作り、フィニッシュは終盤にずれこんだものの、きっちりストップ勝ちで締めるという、ほぼケチの付けようが無い形で勝利しました。

矢吹はそのイメージと多少違う?かもしれませんが、こういうボクサータイプとしての振る舞いが出来て、その型でも、けっこう据わりが良いというか。
過去の試合でも、大内淳雅のようなレベルの相手に、距離の構築第一という試合運びをして、クリアに勝っているし、こういう良さ、強みを持っている選手です。
拳の負傷や減量は変わらず心配ではありますが、まずはランカーに二連勝と、再起路線としては不足の無い結果だと言えるでしょう。
名古屋の白鳥も、見たところなかなか盛況で良い感じでしたし、ABEMA配信による注目度も相まって、今後が拓かれるとしたら、やはり期待が高まりますね。

ターゲットはIBF王者、シベナティ・ノンチンガとのことですが、ABEMAの実況は挑戦確定と言っていたものの、他にもイリミネーションバウトがあるらしく、その勝者が王者と闘い、矢吹はその次に、ということらしいですね。
まあ確かに「確定」ではあるのでしょうが、ちょっと先の話になりそうです。拳の治療には良いのかもしれませんが。
本人のコンディションを優先するなら、やっぱりフライ級でやった方が、とは変わらず思いますが、様々な算段、そして本人の勝算と覚悟がこのクラスにある、ということなら、それは仕方ないことでもあるのでしょう...か。

しかし改めて、想定しうるなかで、ベストに近い内容と結果だったと思います。
相手の実力もなかなかのレベルだったことを含めて、良い試合を見ることが出来ました。



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メンバー次第で相当凄いことに バンタム級で賞金1000万円トーナメント

2023-01-28 00:17:53 | 関東ボクシング



井上尚弥の世界バンタム級王座返上によって、決定戦ラッシュの趣ですが、国内のバンタム級というと、3月4日に千葉開、栗原慶太の再戦、同月20日は堤聖也vs南出仁と、OPBFと日本のタイトルマッチが決まって、発表されていました。

しかしそこへトンデモ級の大ニュース
「井上尚弥4団体統一記念」という、わかったようなわからんような話ではありますが、何しろバンタム級で賞金トーナメント開催。
賞金がなんと1000万円。なお、出場給はまた別で、これも記事の通り、景気の良い数字が並んでいます。


大橋ジムの選手は出ない、とのことですが、これは井上拓真や、ことによると武居由樹にも、世界タイトルかそれに通ずる試合の目処がある、ということでしょうか。
では他のジムの選手はというと、上記タイトルマッチに出る4選手に加え、元フライ級王者の比嘉大吾、その比嘉を下したWBOアジア王者西田凌佑と、一階級下で世界上位に長く、昨年末に転級を表明した石田匠の関西勢など、ぱっと思い浮かぶだけでも、なかなかの顔ぶれです。
個人的には新鋭枠として、全日本新人王の松本海聖の出場もアリかな、と思ったりします。当然予想は誰と当たっても不利でしょうが、新鋭抜擢、という面もあっていいのでは、と。
何しろ、これらの顔ぶれが一堂に会してトーナメント?もし実現したら、夢のような話ですね。


気になるのは、3月に決まっているタイトルマッチふたつが、別枠になるということですかね。
正直、この二試合も組み込んであげたら、と思いますが、今からだとそうもいかんでしょうしね。
しかし、勝った方が出場する、のだとしたら、ビッグチャンスへの道を賭けた一戦となりますね。また違う盛り上がりが加わりそうです。



それにしても、まるでカメダ・ABEMA連合の向こうを張るかのような、景気の良い話ですが、何もあちらにばかり「やらせて」おくこともないですから、こういう話は大歓迎ですね。
出場メンバーがどうなるか、なんかこじんまりとした話になってしまったらつまらんですが、出場選手を公募とか言ってないで、こっちから名前のある選手に声かけて、顔ぶれ見た時点で「おお」と声が出るような大会にしてもらいたい、ですね。
心配な面もありますが、大いに期待したいところです。





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京口紘人、モンスターを語る/ネリー、挑決に勝てば井上戦も?

2023-01-27 06:06:52 | 井上尚弥




さて、結婚も発表、フライ級転向も表明したという京口紘人、YouTubeチャンネルでも活動再開。
数日前ですが「わいもモンスターやで」みたいな出だしで始まった動画ですが(笑)
井上尚弥にいろいろ聞いた、ということで、ネット記事にもなっております。







記事に書かれていること以外でいえば、ジョンリエル・カシメロへの評価は興味深いですね。
一時はあれこれ問題ばかり、それが何もかも彼が悪いという触れ込みだったのですけど、話がめくれてくるとそういうことばかりでもないらしく...そこに加えて先の赤穂亮戦を見ると「やっぱり強い」という印象でもあり。
井上尚弥の見方も、だいぶ変わったというか、元に戻った感じ?でしょうか。
ルイス・ネリーとの比較で、カシメロを上と見ている、とのこと。なるほど...。


ところで、そのネリーは、アザト・ホバニシアンとの対戦が決定。
2月18日とのことです。




詳しいことは知らなかったんですが、GBPの興行で、DAZNでライブ配信とのこと。
WOWOWオンデマンドなら、ライブはカードによってあったりなかったりですが、DAZNは一切手を加えない代わりに全部やりますんで、ライブで見られることになりますね。
やれやれ...あ、いやいや。


これ、WBCイリミネーションバウトなので、勝った方には、将来、井上尚弥と対戦の可能性があります。
以前から、そうなったらどうなるんやろうか、と思っていましたが...出来たら負けてほしい、面倒はゴメンや、と思っている関係者、けっこういてそうですね。
しかしネリーが勝てば...「お墨付きあるしなー、組まなならんなー、困ったなー」とか言いながら、内心喜ぶ人もいることでしょう。
まあ人間というもの、立場が違えば、当然別の意見を持つもので、仕方ないことなのでしょうけども、ね...。



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木村翔、二戦連続マジョリティドロー トロハツと分ける

2023-01-26 06:28:05 | 海外ボクシング


昨日、夕刻過ぎて思い出した、木村翔vsウラン・トロハツ戦ですが、結果は1-0ドロー。
ひとりがトロハツを支持、残る二人がドローでした。
一応中立地での試合ということで、まあ妥当な判定が出たように思います。

木村はガード高く、トロハツは低めで進み、しかし体格ではトロハツが上というか、頑健な感じ。
木村の連打は速く、左ボディの好打はあったが、上への左アッパーはトロハツのガードに防がれる。
ワンツーからの連打もあったが、トロハツは打たれたら肩を当てて身体で押し、保たせる。

対するトロハツのパンチは結構重く、単発でも木村を脅かす威力があり。
木村が打ち込まれている、という回もありました。

私の採点は木村に甘く?6対4で木村でしたが、正直どっちとも言いにくい、という意味で、納得です。
もっとクリアな映像と音声(音声レベルが安定しない上に、映像と音声が3秒半ほどずれてました)で見たら、はっきりした印象があるかもしれませんが...いや、やっぱり難しいですかね。


木村は二試合連続マジョリティドローですが、復調なったとはちょっと言いにくいですね。
減量もきつくなってきているのか、少し力感がなくなっているなあ、という感じもしました。
今後も闘うなら、その辺色々と見直し、整える必要があるかもしれません。
トロハツもなかなか手強く、それを含めて言えば、悪い試合ではなかったと思いますが。


しかし、タイでの試合がライブで見られるんですから、改めて有り難いというか、良い時代やなあというか。
昔だったら、ごくごく少数の関係者かマニア以外、ほとんど見られず終いで、従って木村翔の今を、今後を語ることすら出来なかったわけですから。
そういう面では、海外に出て闘うことにも、昔日はまた違った意味合いがあるというか...マイナスや不利は当然あれど、ファンの視界から消えるわけではない、とも言えるのでしょうね。


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木村翔vsウラン・トロハツ、YouTubeでライブ配信中

2023-01-25 20:07:43 | 海外ボクシング


元WBOフライ級チャンピオン、木村翔vsウラン・トロハツ戦、今日、というかただいま、タイで行われています。
こちらは本人のツイート。






ただいまYouTubeにて配信中。
木村の試合が何時頃かはちょっとわかりませんが。






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気が入っていないように/生中継か否か/こちらは暫定に挑む/WOWOW放送決定/一発なら挑戦者?

2023-01-24 08:50:20 | 話題あれこれ





日曜はDAZNでライブ配信ありまして、クリス・ユーバンク・ジュニアがリアム・スミスに4回TKO負け。
わりとあっさり食って倒されたという印象でしたが、予想自体はユーバンク有利だったんですかね。
番狂わせぽい捉え方が多いみたいですね。
正直、どっちがどうとも思っていませんでしたんで、さもありなん、という感じだったんですが。
見てると、ユーバンク緩いなあ、という感じで、奇異にすら感じました。
これはやはりコナー・ベンとの「せがれ対決」が流れた影響でもあるんでしょうが、さりとてリアム・スミスとて同国の人気選手で、実際大箱埋まってたぽいし...なのに気が抜けてしまうんだとしたら、ちょっと問題ですね。


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春に向けての話題あれこれも一段落というところで、ちょっと小ネタというか、話題あれこれ。

昨年、個人配信の方によるライブ配信で見た千葉開、栗原慶太戦の再戦が決定。ダイレクトです。
今回はダイナミックグローブ、G+放送となります。問題は生中継かどうかですが。
2月のユーリ阿久井メイン、松本流星デビュー戦は録画放送ですが、他がネット配信=ライブ、という新たな常識で動いているのに、いまだに局の都合で録画になることもある、というのは、いかにも旧態依然、老舗の悪いとこ、ですね。

ただ、日テレ系でネットってなると、何があるのかと思ったら、Huluになるんですかね?
また新たに別料金というのも辛い。私、MotoGPあるんで、G+も捨てられないんですよね。
まあ、Huluがボクシングのライブ配信というコンテンツを、相手にしてくれるものかどうかは不明ですから、余計な心配かもしれませんが...。


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ティム・チュー、4団体統一王者ジャーメル・チャーロの負傷により、次戦は地元でトニー・ハリソンと対戦
WBO暫定王座決定戦になるとのこと。

この辺、WBOの「営業」は日本のみならず、という話でもあるのでしょうが、井上尚弥もある部分、似た境遇にあると言えば言えそうな。
こちらは結果、暫定から始める、というところでしょう。
そう思えば、フルトン戦が実現濃厚、という現状は、恵まれているのでしょうね。
なんとかこのまますんなりと、と改めて願うばかりです。


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その井上尚弥、昨年末のポール・バトラー戦、WOWOWで放送決定。2月13日だそうです。
まあ、いつも通りの運びというか。





WOWOWエキサイトマッチの枠を埋めるコンテンツとしては、上々のものなんでしょうね。
個人的には録画保存出来るというのも良いですが、やっぱり画質が。
ひかりTVとかdTVよりも、明らかにこちらが良いですし、個人的なこと言うと、4Kチャンネルでもやってくれるんで、さらに良いんですよね。
4Kカメラ使って撮影してるのかどうかは知りませんが、画質がアップコンバートされていることは確かみたいで、大画面で見比べるとやっぱり違って見えます。
またじっくり見返すには、良い機会です。


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さて、来週日曜のWOWOWオンデマンド、ライトヘビー級強打対決ですが。
雑に言いますが、一発パンチなら挑戦者、ってことでしょうか(笑)。





なんかこう、いかにも「小ネタ」って感じですが、どこかほのぼの?という感じでもあり。
試合前には罵り合って剣呑、みたいな方向の話も多いですが、こういうのも、盛り上げには良いのかもですね。



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勝つとなんかもやもやする 長谷川穂積、パルクール鬼ごっこに挑戦

2023-01-22 07:13:17 | 長谷川穂積


そういうことで、恒例の長谷川穂積挑戦シリーズ。
今回はパルクール鬼ごっこ、という競技の、12歳以下日本一という少年チームに挑みます。







回を重ねる毎に、段々辛くなってくるというか、目を背けたくなりますが、まあそれも仕方ありません。
その見苦しい勇敢な姿を、ファンとしては見届けるのみです。

それにしても毎度毎度、もはやネタ振りの鬼と化しております。
芸人さん顔負けですな。いやホンマに。




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松本圭佑、早くも次戦でタイトルマッチ 元王者、佐川遼と

2023-01-21 19:14:57 | 関東ボクシング



日本王座返上ラッシュに、古橋岳也と松永宏信引退の報も相次ぎ、チャンピオンカーニバルのカードも7階級のみ発表、と、色々と思うことの多いニュースが続いております。

世界の話をすれば華々しい話題が多いものの、国内のシーンに目を向ければ、地域タイトルの並立や、コロナの追い打ちもあり、各階級でランカーの層が薄くなっている印象も。
正直、日本のボクシングが安定的に継続し、成長していくためには、日本タイトルのブランディング確立が最も重要だと、かねてから思っていますが、現実はその正反対の方へと転がり落ちていくばかり、ですね。


まあ、全体の話としては嘆きも入りますが、個々の話をすれば、おお、と思う話題もあり。
ミライモンスターでお馴染み松本圭佑が、次戦で日本タイトルマッチに出ることが決まりました。
阿部麗也にはIBFイリミネーションの話があるらしく、王座返上となり、空位決定戦で元チャンピオン、佐川遼と対戦とのことです。


ちょっと早いんじゃないかと思うところですが、元王者に新鋭強打者が挑む好カードですね。
今頃フジテレビのミライモンスター番組スタッフも、大慌てで取材の準備を始めているんではないかと。

佐川にすれば、再浮上のために、一度敗れた勝った阿部との再戦に臨む心づもりだったのでしょうが、また違う趣の難関に挑むこととなります。

※この部分訂正します。間違えて正反対のことを書いておりました。失礼しました。

大まかに括れば、かつて王座を追われた相手である丸田陽七太と同様、大柄な強打者との対戦ですが、またプロ7戦ということで、出来上がりという意味では、丸田よりは若い松本ですし、ここで負けるわけにはいかないですね。

しかしスケールの大きな強打者として、勢いに乗っている松本、試合ごとに目に見えて伸びてますし、次の試合ではさらに...ということも充分考えられる、そういう時期にいるのも確かです。
これは要注目のカードですね。FODプレミアムか、ひかりTVないしはdTVでライブ配信されるでしょうし、今から楽しみです。
出来たら井上兄弟世界戦のアンダーに入れるのではなく、ホールで見たい気もしますが...はてさて。




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中部の試合もABEMAが配信 矢吹正道次戦28日、興行丸ごとライブで

2023-01-20 05:19:08 | 中部ボクシング




少し前に矢吹正道のTwitterでも表記されていましたが、記事が出たので改めて。
28日、名古屋の白鳥、と我々は略して言いますが、名古屋国際会議場で行われる、矢吹正道vsロナルド・チャコン戦が、三重テレビのメインのみ生中継と平行して、アンダーカードから全試合、ABEMAのボクシングチャンネルにてライブ配信されるとのことです。


かつて名古屋の試合も頻繁に見に行った頃からすれば、本当に隔世の感ありです。
当時、中部には好選手目白押し、地域自体の景気も良く、中央に負けない注目カードもけっこう組まれていて、これは見とかな、と思うことが何度もありましたが、映像に関してはTV放送がほぼ全て地域限定で、しかも大抵深夜録画。
それを思えば、何と有り難いことか、と思うのみですね。



さて、矢吹正道の動勢については複数の記事が出ています。
試合10日前に上京してのスパーリングとは異例ですが、結果的にメディア露出も兼ねていますし、東京、名古屋間の移動も昔日ほどの負担では無い、と言えば言えるでしょうし、良かったんではないでしょうか。
かつて対戦した大保龍斗とのスパー、好調だったようですね。


今後についてはIBF王座挑戦へ、というのとは別に、本人のコメントとしてはフライ級も視野に入れているとのこと。
フライ級で世界戦のオファーがあったということですが、WBAダラキアン、WBCマルチネス、IBFエドワーズ、「先方の勝手」なオファーなら、いずれもありそうな感じです。
短い調整で勝てるような相手は当然見当たらず、断ったのは正解でしょう。

国内では、かつて敗れた日本フライ級王者ユーリ阿久井政悟がいますが、こちらは王座を返上し、来月にはG+放送(録画ですが)のダイナミックグローブに出場する、ということで、こちらはWBOルートでの世界路線に進む模様。
どうやら、矢吹とは別の道を歩むことになりそうです。
この辺りとの絡みもあってほしかったですが、色々とありますね。


何しろ矢吹の体格を見れば、ライトフライ級の調整は厳しいだろうなあと、誰もが同じ事を思うはずです。
元々フライ級の選手だったし、先のタノンサック戦でも、万全の状態とはいかなかったらしいですし。
転級は現実的に考えねばならない話でしょう。
今回の試合はIBFイリミネーションのようで(別に「指名挑戦者決定戦」が組まれてもいるらしいですが)、キャッチウェイトでやるわけにはいかないでしょうから、そこは心配なポイントですね。



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