気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道(28)~霞

2024年05月01日 | そろりとろり俳句の道

※matsuemonさん/写真AC

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

2月の兼題:季語【霞】春(天門)

傍題➜春霞・朝霞・夕霞・遠霞・薄霞・棚霞・霞む

(今回は通販生活編集部さんの手違いで選考が1ヵ月遅れになりました)

※俳句歳時記

春は大気中の水分が増えることによって、空の色・野面(のづら)・山谷(さんこく)など遠くのものが霞んで見えることがある。横に筋を引いたようにたなびく霞を棚霞という。

「草霞む」「山霞む」、また鐘の音に「鐘霞む」などとも用いられる。

『万葉集』の【ひさかたの天の香久山この夕べ霞たなびく春立つらしも/柿本人麻呂】のように、古来春の風情を表すものとして多く詠まれてきた。

🔶霞は遠くかすかで、ほのかな優しい感じのするものである。

例句:【高麗船のよらで過ぎ行く霞かな/蕪村】

     

【投句結果】

 妹の句:【七変化富士やわらかに春霞】(佳作)入選

写真※photolibrary

今回は、(人)への入選だけでもビックリなのに!

なッ、なんと3投句したうちの2句が(人)と(佳作)に入選しました。

 私の句(1):【霞む日の心はなべて故郷なり】(人)入選見出し画像

 私の句(2):【里のバス降りれば遠く霞かな】(佳作)入選

イラスト※ハチローさん/イラストAC

この写真は実家脇の道です。

私の実家は次の村(遠く霞がかったところに見える家々)まで、全く家がありませんでした。

この風景は私が家を出た頃の50年前と、今でもあまり変わっていません。

弟夫婦の仕業で、時々こんなひまわり畑になったりしていますが・・・

「霞」の兼題を考えてみて、今住んで居る場所ではあまり思いつかなく、3句とも郷里を念頭に詠んでみました。

そのうち2句が入ったことはとても嬉しいことでした。

この頃、行き詰っていて「自称、能書きたれ」なので短い文字で表現する俳句に向かないのではないかと思っていたところだったので、

少し続けることへの励みになりました。

妹ともこんな風に繋がっているのも楽しいし・・・

今日はもう5月1日、皆を楽しませてくれた桜もすっかり葉桜になってしまいました。

5月の兼題は【葉桜】です。


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2 コメント

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Unknown (クリン)
2024-05-01 19:25:41
おめでとうございます🐻🍀✨✨✨
とくに佳作に入った里のバス俳句は、多くのみなさまの共感を呼ぶのではないでしょうか🌈✨✨
ふるさとが変わらないって・・ありがたいものですよね💛
Unknown (naramama)
2024-05-01 20:10:20
クリン様
コメントありがとうございます。(^-^)

うちの実家は田んぼの中で、電車の駅がありません。
車かバスを利用しなくてはならない場所なので、いつまでたっても変化(発展)がないのかもしれません。(>_<)
でも、おっしゃる通りふるさとが変わらないっていいことかもしれませんね!(^-^)
ナラママ

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