この方がクイズの紙芝居 手品 懐かしい歌
わたしが「はらぺこあおむし」 「半日村」の大型絵本
こういう組み合わせでの
プログラムでした
ほかに
朗読ボランティア先輩の方と
わたしたちと同じ新米の方
(但し、この方はお年寄りとお話しするのがお上手)
さてさて今日は
ここの施設に入るのがちょっと大変でした
飛び出したいお婆ちゃま
お爺ちゃまがいて
その隙を突いて
会場に入りました。
異様にとげとげしい雰囲気
疲れているような職員の方
自分の中に閉じこもっているような方たち
テンでばらばらな感じです。
一人大声で怒鳴っているお爺様がいました
眠くてこんなところにいられるか!と怒鳴っているようです
「はらぺこあおむし」
可愛いお話で、芋虫人形も使って熱演したつもりですが
なんとなくばらついていました。
皆さんの気持ちがつかめません。
クイズの紙芝居の後
「半日村」を読むように言われて
内心びくびく
(ここの方は認知症が進んでいて
お話の筋を追える状態ではない)
と、よく先輩ボランティアに言われるので
このお話で
ますます皆さん バラケてしまうかもしれないと思ったのです。
ところが
読み始めると
ふっと皆さんの気持ちがこちらに集中しました
不思議な感じでとてもよく聞いてくださったのです。
その後
手品
お歌と
時間も進み
歌を歌いながら手をつないで歩き回るお婆さまもいたりして
最後、お別れの挨拶をする頃は
そこの会場はなんとなくしっとりまとまった空間になっていたのです。
不思議ですねえ。
もう寝る!と怒鳴っていた方もいつの間にかニコニコしてるんです。
認知症が進んでいる方だって
学識の豊かな方もいらっしゃるだろうし
農業の達人だった方もいるかもしれない
お話をすると
頓珍漢だったり
やりとりはあっちゃこッチャかもしれないけれど
一瞬一瞬は人生経験に裏打ちされた世界を生きていらっしゃるので
やさしい話でなければいけないとか
筋があったらいけないとか
あたらないかもしれない。
優れた文章から出来ているお話は
一瞬一瞬が良く描かれた言葉で
そういうお話を探して読んでみることにしよう。
いつもだと
「半日村」のようなお話は 読ませてもらえないのだろうけれど
今日は
出演する人が少なくて
読む羽目になって
新発見だった