花てぼさんの 「湯島の白梅 」を 方言で面白く という趣向で 久さんが 東北弁を教えてくれた。 それを横取り。 方言を読む というのは凄く難しい
お聞き頂くときは、スタートボタンを押してくださいね。
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これで聞けない人は
いつものように↓からファイルをダウンロードして聞いてくださいね
ダウンロード rec-yushima-03201.mp3 (2420.6K)
2.36MB 2分56秒
以下
花てぼさん
も~~寄席演目の
久さんの東北弁への翻訳です
お蔦(おつた;O): あやぁ、きれいな月だごど。
主税(ちから;T): 月は晴れても心は闇だ。 お蔦。
O: は?
T: おら、おめぇに話っこがある。
O: 話っこなら、え(家)さけぇってからだってできるべ。
さ、けぇるべ。
T: お蔦、・・・・
O: 何ス。
T: おら、もーは、す(死)んだ気になって、おめぇさしゃべらねぇばね。
O: ふん、真面目くさって・・・そんな冗談言わねぇでけろ。
T: 冗談ではねぇ。たのむがら、おらどわがれてけろ。おらど縁切ってけろ。
O: おめぇ、気でも違ったんでねぇが?
T: 気が違ったら、違ったでいい・・・。おら、正気でしゃべってる。
O: そうが、おめぇが正気で言ってるんだば、おらも正気で返事するじぇ。
そんなごど、やんたじぇ。
T: おめぇがやんだば、おらの方がら縁切る・・・・。
O: やんた、やんた、そんだなごどやんだ。
・・・・おらがやんだば、おめぇのほうがら縁を切る。
・・・・ぜぇぶん、勝手だな。
・・・おら、こんだなごどしゃべるの、愚痴のようでやんたども。
(急に訛る)おめぇの訛りだってぜぇぶん我慢すてきたん
だじぇ。
T: お蔦、なまらねぇでしゃべろ。
O: 何、言うのよ、おめぇに釣られてしまうんでねぇが。
T: おらのどごが訛っている?
O: ほだらば、天井の「すす」は?
T: 天井のすすはスス。(東北弁のわかる人はそのアクセントを想像して)
O: 食べる「寿司」は?
T: 食べるスス。
O: わがねぇじぇ。
おめぇ、別れろ切れろは芸者の時に言うものだ。
今のおらには、はっきり死ねと言ってけろ。
T: お蔦。
O: やんた。
T: まあ まんず、まで!
O: やんた。
T: 話をきけ。
O: やんたやんた。
T: やーや、おなごには、こまったもんだな・・・・
O: ほだがら、死ねと言ってけろ。死ねなら、あい、と直ぐに言うじぇ。
おら、命は惜しくないの・・・・
T: お蔦、おっきく出たなぁ。
さ、その命におらの命、二つ合わせても足りねぇほど大事な人、知ってるが?
元の も~~寄席演目 のものは これ↓
誰か!茨城弁名人!茨城弁に翻訳して!練習するから
婦系図湯島天神境内の場:(すまし屋小江戸、訛り屋越後、琴かなで)
(大正琴で「湯島の白梅」流れる中お蔦、主税登場)
お蔦(おつた;O): まぁ きれいな月だこと。
主税(ちから;T): 月は晴れても心は闇だ。 お蔦。
O: え?
T: 俺はお前に話がある。(主税は終始越後訛りで科白を言う)
O: 話なら家に帰ってからだってできるわ。さ、帰りましょう。
T: お蔦、・・・・
O: 何よう。
T: 俺はもはや、死んだ気になって、おめに話さねばね。
O: ふむ、真面目くさって・・・そんな冗談言わないでよ。
T: 冗談ではね。たのむすけ、俺どわがれてくれ。俺ど縁を切ってくれ。
O: あんた、気でも違ったんじゃないですか?
T: 気がちごだら、ちごだで結構だ・・・。俺は正気でしゃべってらんだ。
O: そう、あんたが正気で言ってるんなら、あたしも正気で返事をするわ。
そんなことは、嫌なこってす。
T: お前がやんだば、俺の方から縁を切る・・・・。
O: いやいやいや。そんなこと嫌なこったわ。
・・・・あたしが嫌ならあんたの方から縁を切る。
・・・・随分勝手なのねぇ。
・・・あたしね、こんなこと言うのはさ、愚痴なように聞こえていやなんですけど、
(急に訛る)あんたの訛りだってズイブン我慢すてきたのよお。
T: お蔦、なまらのでしゃべれ。
O: 何を言ってるんですか、あんたに釣られてしまうんじゃないの。
T: 俺のどごが訛っているあんだ?
O: じゃ、天井の「すす」は?
T: 天井のすすはスス。(東北弁のわかる人はそのアクセントを想像して)
O: 食べる「寿司」は?
T: 食べるススはス-ス。
O: しょうのない人ねぇ・・・・
あんた、別れろ切れろは芸者の時に言うものよ。
今のあたしには、はっきり死ねと言ってください。
T: お蔦。
O: いや。
T: まあ まんず、まで!
O: いや。
T: 話をきがっしゃい。
O: いやいやいや。
T: はではで、このおなごにも、こまたもんだなぁ・・・・
O: ですから、死ねと言ってください。死ねなら、あい、と直ぐに言います。
あたし、命は惜しくないの・・・・
T: お蔦、でっかく出たなぁ。
さ、その命に俺の命、二つ合わせても足りないほど大事なお方を知ってるか?
お前が神仏を念ずるにも、ま-ず第一に拝むと言ったそのお方の言い付けだ。
O: えっ? じゃ、もしか・・・・真砂町の先生が・・・・・
T: んだ! 俺は死ぬにも死なれねよ。