KINU洋画会は市民講座の油絵教室が母体の会です。
そういう町の趣味の会はどこにでもあるでしょうね。
展覧会場の一角で
一月に亡くなった江戸トシ子さんの遺作コーナーを設けました。
これはその一つ
教会の絵です。
町の絵描き起さんがなくなると
絵はあっという間に散逸し
ごみとして処理されてしまいます。
KINU洋画会では手分けして持ち帰りその分はリストを作って
回顧展などのときのために備えています。
それでも
次々人は亡くなって行くから大変。
我が家も息子の作品と私の作品であふれかえってる。
巷には世に知られず消えていく
そういう絵描きさんはたくさんいます。
猿島(茨城県)の図書館が
そういう地域の方の遺作展を企画したそうです。
大塚先生は
江戸トシ子さんのことも考え
町の美術館はそういう地域の市民の文化活動を
市民に結び付けていく活動をしなくちゃ
と思っていらっしゃいます。
市は、美術館の設計がガラス張りの建物で
光熱費がかかりすぎて維持できないから
閉めてしまうという噂もあるのです。
もしもそんなことをしたら
美術館を建てるための費用は税金でしたから
建築会社と設計者が設けただけの事業ではないですか!
美術館を市民のために生かすことを考えてもらいたいものです。
プロの芸術家にも色々な課題がありますが
巷の文化活動も大事よ
だってご飯と同じ
魂が表現活動を求めているし
それを通しての地域づくりって大事だわ