12月8日を巡って
日本の戦争中の話があちこちで話題になる
私が幼い頃
母に
なんでお母さんたちはあの戦争に反対しなかったの!?
と聞いたとき
そんなことは一般市民には出来なかった
一言でも口にしたら
大変なことになるような時代を知らないから
おまえはそんなことを言う
と聞かされたものだ
恐怖をもって
権力は人民を支配する
都合のよい思想に国民を染め上げる
というのは
つい先ごろまで
日本もそうだったのよね
今読んでるこの本にはチェコと東ドイツの話です
そういえば
かなり話題になったな
近頃読んだものには
北朝鮮の話
毛沢東の話
マルクスの「共産党宣言」が出てきたときの
ヨーロッパの驚愕のような気分におそわれる
共産党一党独裁の恐怖を
次々読んでいる気がする
魔女狩りの私も組みさせられるような気が
してきちゃうよ
よくよく考えると
洗脳されるとき人々は自分の利に導かれて
洗脳される
洗脳する側は権力と権益を守るためなら
なりふりかまわず
知恵のありったけを搾り出すものだ
脳みそのキャパの小さい私は訳が分からなくなって
何もかも胡散臭く見えて
いやになっちゃう
前の記事に書いた”震える月”
この中で
泌尿器科医になったベトナムの人が
どういう風にその進路に向かったか
ベトナム戦争中
どうやって学問をしたのかという話が出てきた
私たちの世代は
若い頃ベトナム戦争があった時代だ
あの時確実だったのは
アメリカがあの小さいべトマムと言う国に出撃して
傀儡政権を口実に
侵略しようとしていた
ベトナムがアメリカに攻め入ったわけではないからね
あれに関しては
価値判断の狂いようがない
映画や小説では
地下に張り巡らされた壕の中に学校も病院もあった
ベトナムの人々のたくましいこと自由なこと
賢いこと
そういう風に感じていた
民主主義というものを
ちゃんと考えないとな
自由というのも
賢くないと
実はモンスターに変身するし
小説を読むと
確実に洗脳される
いつでも
そこから立ち戻って考えてみないといけない
だから政治がらみの話は疲れる
それにしても
ベトナムって
爽やかイメージだなあ