遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

死のプログラム

2009-12-15 21:13:44 | ブログ

ナツさんのお母様が95歳で大往生なさった

その記事を読んで

ほんとうに

悠々とあちらの世界へいらっしゃったと思った

 

私の身の回りでなくなった方に

そういう方はいない

結構すさまじい亡くなり方をしてる

 

この田舎のおじさんは

おばさんに

「死ぬのが怖い」と訴え続け

おばさんに慰められつつ

89歳で

死ぬ間際は穏やかに亡くなった

 

お姑さんは

勝気な人で

絶対回復して病院から帰ってみせる!

と言ってたけれど

かなわず亡くなった

 

私の母は

肉体は苦しくて

とてもかわいそうだった

亡くなって

寂しかったけれど

死は母を苦痛から救ってくれたと思った

 

認知症になり

恐怖はなく穏やかにいつくしまれて

老衰で亡くなる

というのは

美しいことだと思った

 

死のプログラムが生物にセットされてる

と言う記事を読んで

それは

畏敬の念を抱かせるシステムだと思う

そういうことを人は神と感じるのかもしれない

自然の中には

驚くべきシステムが

きっともっともっとあるに違いなく

 

自然界にあることは

ちっぽけな人間の

それも知恵の足りない私では

知ることが出来るのもほんの一部だろうし

いつでも

びっくりさせられる

 

畏敬の念を抱くときもあるし

感激したり

喜びとなったりするのだけれど

 

神とは

私は思わない

 

自然の一部でいることが

気に入ってる

せいぜい100年ぐらいしか生きない

弱小の種族だから

1000年も生きる樹木からすると

ちっぽけなりに幸せな気もするし

 

西洋のことはよく分からないのだけれど

西洋の人の信仰は

絶対者としての神という

絶対と言うのが特徴なのかなあと思うことがある

 

私には信仰心がない

神を感じたりしないし

神秘体験はしないし

 

そうは言っても子どものときのように

すべての宗教がカルトに見えるような拒絶感もなくなってきているけれど

身近な人たちの考え方は

自分が修行する感じとか

自分の身をお任せしてしまうようなゆりかごに身をゆだねるような感じとか

絶対と言うより

ゆらゆらしている感じがする

 

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ギャラリーTOMへ

2009-12-15 20:11:06 | ブログ

先日の記事でご紹介した

 KIZUNA 若林奮・淀井彩子・若林砂絵子・夏欧展に行ってきた

井の頭線

(渋谷と吉祥寺を結ぶ 途中私の育った町 明大前を通る)で渋谷の次神泉で降りた

すっかり記憶の町とは違って

洒落た町並み(私が若い頃は町のはずれと言う感じだった)

もっとも松涛あたりは昔からお屋敷町だったけれど

初めての

ギャラリーTOMです

入り口にこの看板

Imgp6865

なるほど 視覚障害者も楽しめる工夫のあるギャラリーなの?

中に入ると

小さいお部屋が三つあるだけのこじんまりとしたギャラリーです

Imgp6866

左の大きい絵がお母様の作品

手前にある彫刻が故お父様の

階段のところの作品が

夏欧さんのパステル画

階段を上がると故お姉さまの立体作品があります

どうやって

これを視覚障害者の方に

楽しんでいただくのですか

と聞いたら

今回のは触れて味わうものではないそうです

 

鑑賞に行きたいときは企画ごとにお問い合わせになると

よいと思います

私は夏欧さんの絵 とても気に入りました

Imgp6871

どうです

欲しいです!

絵としては高いお値段がついてるわけでもないけれど

買えないなあ

夏欧さんの絵は

実に好きです

Imgp6873

これは

版画?

だな

よく見ると

a-bridge  って書いてあるよ!

前に娘がよく出入りするカフェバーの記事を書いたが

そこがa-bridge  

夏欧さんそこのことを描いたのか?

 

この窓辺で

面白いオブジェを見つけた

Imgp6880

ミシェルという人の作品

1月8日から31日まで根津美術館傍の

GEM ART と言うところで展覧会がある

 

このギャラリーTOMは

こじんまりしていたし

親しみのある

夏欧ちゃんの作品に癒され

疲れなかったので

松涛美術館もはしごした

 

こちらは村山槐多展(24日まで)

若い魂に圧倒された

この人22歳で死んじゃったのね

結核だった

スペイン風邪で死んじゃったんだ

 

帰りは下り坂だし

渋谷まで歩いた

 

なじみの本屋がなくなって

学生時代の同期会の展覧会をやってくれてたギャラリーもなくなってた

(看板はまだ残ってたけれど)

コメント (4)
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