遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

寒い日の温かいスープ

2009-12-17 15:20:07 | 食べ物

Imgp6913

寒いです

温かいスープ

私が家を出るときは

武蔵も王子も寝てますからね

あとで温めて食べられるものをつくって出かけます

葉物の味噌汁がだめ

煮すぎるから情けないことになる

ブロッコリーの歯ごたえを残さないとおいしくないけれどね

帰宅したら

食べてありました

Imgp6917

モヤシ!冷蔵庫にありました

もう時間がないから

根っこもとらず(久さんごめん)ひげもとらず

さっと湯がいて

胡麻ドレッシングにカレー交じりにして

漬けて家を出た

帰宅後食べたら

これは旨い!

 

今日の朗読講座の課題は

中島敦「名人伝」

面白かった!

先週インフル騒ぎで

講習パスしてしまったのを

来週補習をしてくださることになった

 

耳で聞いてお伝えするのは難しいお話

しかし

面白い

よくお勉強してから読んでみます

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村山槐多

2009-12-17 05:22:40 | ブログ

先日 松涛美術館で見てきた作家

私は大してよく知ってるわけではないのです

この槐多 没後90年になります 享年22歳

私が始めて意識的にこの人の絵を見たのは信濃デッサン館においてでした。P_kaita

↓は彼の詩

ガランスって何?と思いながら

展示してあったこの詩を読んできましたが

ガランスとはフランス語で茜色だそうです

一本のガランス

ためらふな、恥ぢるな
まっすぐにゆけ
汝のガランスのチューブをとって
汝のパレットに直角に突き出し
まつすぐにしぼれ
そのガランスをまつすぐに塗れ
生のみに活々と塗れ
一本のガランスをつくせよ
空もガランスに塗れ
木もガランスに描け
草もガランスにかけ
○○もガランスにて描き奉れ(伏字2字)
神をもガランスにて描き奉れ
ためらふな、恥ぢるな
まつすぐにゆけ
汝の貧乏を
一本のガランスにて塗りかくせ。

 

彩友会の忘年会では

出し物で朗読をやれと言われて

いいよ

と言いながら

一度も忘年会には出られません

来年

これ読もうかな

 

 

有島武郎が村山槐多を賞揚している文章もあるのですが

この時代のことを思いめぐらせると

興味深いです

有島武郎といえば

中学の教科書に「生まれ出悩み」が載ってました

1924_banshu_b

この絵が

生まれ出ずる悩みのモデルになった木田金次郎氏の絵

この人は

チューブから搾り出した白の絵の具がキーワードでした

今調べてみると

私たちが「生まれ出ずる悩み」について学習した頃

リアルタイムで木田氏は活躍し

中学一年のとき高島屋で展覧会もあったのです

・・

なんで国語の先生(山本清先生)はそれを教えてくれなかったのだろう?

 

この「生まれ出悩み」について課題に出されて書いた作文が

面白いからと

「有島武郎をもっと読んで

有島文学について書いて来い」

と言う特別課題を私に課して

私もまじめな中学生でしたから

生まれて初めて50枚と言う大作を書いたので

よく覚えているのです

 

そのときは有島小説を読みまくって書いたので

今にして思えば

その時代は

特別な息吹があるのだもの

山本先生私にもっと色々教えてくれることもあったんじゃないの?

中学生には無理だと思ったのかしら?

 

村山槐多のデカダンス

ランボーやボードレールの影響も含めて

色々考えられれば面白かっただろうに

と思うけれど

中学生のときはそれは知らなかった

 

松涛美術館はけっこう見学者も多く

年恰好も私ぐらいの人が多かったから

絵を見ながら思うものは共通の郷愁があったかもしれない

 

 

コメント (6)
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本屋さん

2009-12-17 04:25:40 | ブログ

先日渋谷でよく買ってた本屋さんによるつもりだったが

なくなってた

交差点近くになんとTUTAYAがあって

上階にある本売り場に行ったが

あまりの貧弱さに仰天した

ビルの中の紀伊国屋もワンフロアーだけの本屋だし

 

神保町に回ろうかなあと思ったが

渋谷から湘南新宿ラインなら小山まで一本だし

思いあきらめた

 

田舎に来て6年経ち

東京はどんどん変る

 

池袋で画材屋が消え

渋谷で本屋が消え

 

寂しい

庶民が本を読むというのは

ここ200年くらいの風習なんだから

消えてしまっても不思議はないかもしれない

 

おばあさんとおじいさんて

本なんか読んでたねえといわけだ

 

武蔵のおじいさんの読んでた本なんか

和綴じで漢字ばかりで読めないもの

 

そういう成り行きかなあ

 

コメント (4)
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