遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

どこでもドアとタイムマシン

2010-01-14 16:33:14 | ブログ

Dokodemo10011401

こんなものが廃棄されてあったので

拾ってきた

早速 乗って行ってみる

 

そこは昭和23年ごろの池袋だ

私はバスケットに花柄のお弁当箱を入れて

箸とスプーンを入れてそれを持った幼稚園に通っている

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こういう感じのもの

私の通った幼稚園は池袋幼稚園といって

今の芸術劇場の裏あたりだった

我が家から幼稚園まで行く道端には

麦畑やトウモロコシ畑が広がり

池袋駅の線路の周りには鉄条網の柵がめぐらせてあった

その外側には雑草が生い茂っていた。

当時私が住んでいたのは

長屋で6畳一間しかなく

南と東を土間が囲んで

東の土間に台所があった

便所は共同で強烈なにおいのする

お釣りの来るぼっとん便所だった。

 

そこは池袋より北のほうに川越街道を越えていったところで

バラック建ての町工場などがあり

そうい町工場(ライターを製作していて輸出され景気がよかった)の

おじさんとおばさんが両親とは知り合いで

そこの家の2,3歳年下の女の子とよく遊んだ。

そこの工場には 結構おきゃんな女工さんなどがいて

ぽんぽん端切れのいい乱暴なことばづかいで話していた。

 

さて時は流れて55年ぐらい後  私は

最後のご奉公をその町で2年間勤めた。

最寄り駅は北池袋。

だから幼稚園のとき住んだところよりさらに北に少し行った所

割合小さい住宅がひしめく町で

池部あたりのビル群になってしまったあたりとは違って

下町風のところである

あるとき

町のお祭りに行ってみた

昼間は制服やジャージの中学生が

すっかり いなせな 町のあんちゃんになってて

小さい子の面倒なんか見ている

お祭り広場には子供が楽しむ遊びやゲームが用意されていて

小学生ややっと中学生になったくらいの子達は

次々と遊びのはしごをしたりしている

そのうちおみこしがやってきて

上気した顔でかついでいるのはいくらか体も大きくなった

中学生たちだ

 

なんとなく

私が幼稚園時代見た

町工場のあの雰囲気が残ってるような気がした

勿論住民は変わって

外国人も沢山住んでいる町にはなっているけれど

 

東京の街は良く俯瞰してみると

まだゴチャゴチャ古い家がひしめき合っているところがあって

そういうところの若者の仲間意識みたいなものには

ちょっと共通するにおいがあると思う

 

もうその池袋を離れて6年になるので

変ってしまったかもしれないけれど

意外に若者らしい若者たちの残る町だなあと思ったものだ

 

私は小学校入学前にその町から世田谷に引っ越してしまった。

そのまま住んでいれば

池袋第5小学校に入学したはずで

ブログ友の久さんは先輩と言うことになる

松谷みよ子さんもだ

 

コメント (12)
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「日本史再発見」と「世宗の話」板倉聖宣

2010-01-14 08:34:58 | 日本の本

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双方昨日読み終わった

板倉聖宣氏は「仮説実験授業」の提唱者だそうで

知り合いの凄く面白い理科の授業をする先生がいて

ああ、お仲間なのね

と興味を持った

 

科学に弱い私にいいかもと思って

 

ネット上には何時ものように

先生への批判記事はある。

 

物事を捉えるとき

数量とか統計とかデータを集めて法則を見出していく

って

聞いたらつまらなそうだけれど

(何しろろくに数を数えられない)

そんなことはない

見えなかったものが見えてくる

 

これは芸術的だ

(私の師匠は

「芸術とは見えないものを見せる仕事です」

これが口癖でしたからね)

さて

お弁当を作って

出かけなければなりません

ご飯が炊き上がったので

続きは帰ってきてから

Samu

はい

帰ってきました

今日は車がなく

自転車で

学習センターの

朗読講座に行ってきました

寒くて体が固まってて

乗り降りが大変でした。

 

さて

お隣の国とはその国の偉人をちっとも知らない

知ってみて欲しいと中高校生にも分かるように書かれた本でした

日本側としては勝海舟を取り上げたようです

 

私は韓国でよく知られた英雄を知りませんでした

世宗もそうだし

安重根も(伊藤博文を暗殺したと参考書の脚注に出てるぐらいです)

大人になってから

韓国でどう英雄視されてるかを聞いて

びっくりしました

 

伊藤博文のように

相手側とこちら側では全く別人になってしまう

 

世宗が非常に優れた王様だったことは確かだったと分かりました

因習にとらわれない人材の登用

科学的にことを分析できるようになっていったこと

文字を作ることに欠けた情熱の中身はもっと知りたかったけれど

この本では不十分です

でも

ハングルの成り立ちは

初めて知りました

なかなか凄い文字ですね

私は漢字かな混じり文が

文章をあらわすのに一番便利と思い込んでいたので

音声を分析するやり方はとても興味深いです

文字についての新しい視点でした

(諺文とかいたのをハングルと直しました

諺文が差別語だとは知らなかった)

 

あと

超優れた王様がいるだけでは

歴史の発展には力が弱い

大衆的な裾野の広い創造するパワーが

有効に働くと言うことが印象深い話でした。

 

低迷する現代

若者の創造力を開放せねば

 

朗読講座も面白かったのですが

それはまた

コメント (4)
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