遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

相変わらず  ジャン・ジオノ「いかさまトランプ師の冒険 」

2010-03-16 21:10:49 | 外国の本

いかさまトランプ師の冒険

主人公は

このいかさまトランプ師に嫌悪感を感じるの

卑劣な目つきなんていう

それなのに

ふたりは離れられない

主人公はいい人っぽかったり

人を魅了する容貌だったりするんだけれどね

この二人は

二人で一人なの

最後は主人公が

このいかさまトランプ師を殺す

 

文学があらわすものって面白いなあ

 

次に読み始めたのが

気晴らしのない王様

この冒頭に

美しいぶなの樹の素敵な表現がある

 

そこには一本のブナの木がたっているのだが、あれほど美しいブナの木は他には絶対にないだろうと、私は思っている。ブナの木の「竪琴を弾くアポロン」といった風情なのだ。どこのブナの木をとっても、あれ以上の滑らかな樹皮と、美しい色合いと、適度な肩の張り具合と、見事な均整と、気品と優雅と永遠の若さを持ち合わせたものはないだろう。まさしくアポロンだ。

 

こういう風に書けば

文章を聞いただけで

木の姿を目に浮かべることができるというものだな

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上野は桜が咲いていた!

2010-03-16 20:47:57 | ブログ

Imgp7517

春のお彼岸の時期に

お墓の会計などをするために

わが実家のお寺に行く

私は死んだ後そのお墓に入りたい

いずれ遠藤という名の子孫は絶えるから

お墓は無縁仏の墓に合葬されることになると思うけれど

私が入れば

子供がお墓参りに来る気がする

わが両親が忘れ去られるのを延ばしたい気がして

そんなことを考えるがな

それで

選択的夫婦別姓になったら

私は旧姓に戻りたい

まだ

親族の中には

違う姓の墓に入ってはいけないという人がいるからね

 

つきつめれば

どうでもいいのだけれど

 

帰りに

もう一度等伯を見に行った。

上野は寒桜が咲いていた

Imgp7521

こっちは

緋寒桜

細かいところが

目が老化して見えなかったので

オペラグラスを持っていった。

すごい混雑で

絵画の全貌なんか見えません

だいたい入場まで

1時間半待たされた。

私のやくざな足首はもう痛んで  苦痛

見終わった後

ベンチでへたばった

 

休んだらまた歩けるようになったので

表慶館にふらふらと入って行った

東洋美術館が工事中で

そこのものが展示してあったが

Imgp7525

ここは

フラッシュたかなければ

写真OKだった

こういうの

模刻(?)してみたい

Imgp7526

この

ふっくら感

たまらん!

Imgp7529

 ああ

粘土  やりたい!

Imgp7533

これは

揺銭樹といって

死んだ後も裕福に暮らせるようにと

お墓に収めるんだって

Imgp7536

こもすかし模様!

ワクワクする

 

ともかく

フラッシュ焚かなければ写真OKはいいなあ

まだ撮った写真はあるので

また明日。

今日は疲れたので寝よう

読んだ本の事書いとかなきゃ

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方言

2010-03-16 05:59:35 | 朗読

Neko

かやのきのお話

台詞を方言でどう?といわれたが

但馬で朗読する人は

それがいいと思うけれど

私は但馬弁を知らない

 

方言で練習したことがあるのは東北弁だけ

(東北弁と一般的に言うのが悲しい)

茨城弁は少しづつ体内に入ってきてはいるようだが

これは

難しい

 

私は方言といえば

東京弁しか喋れない

アクセントに苦労しないからと

うらやましがられるが

実はそれだけ余計に標準語が駄目

 

東京弁とはいえ

久子さんの言葉と私の言葉はかなり違う

私は育った環境と働いた環境と自分の節度のなさで

美しい日本語を喋れない

 

悲しいことだ

画像は「どんぐりと山猫」の紙芝居の一画面

画像のない記事を続けて描いて寂しいから入れた

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規制

2010-03-16 05:40:34 | ブログ

ラジオで聞いたが

東京都が「東京都青少年の健全な育成に関する条例」

を改正してアニメやマンガの性的描写によっては不健全図書に指定して

青少年に配布を規制するって。

 

不健全なものは規制していいと思うかもしれないが

これは

いけないでしょう

 

直感的には

「太陽の季節」を描いた都知事

自分のは芸術で

卑猥なものは下劣だと上から目線

ヒのつく感触!

 

規制が多くなると

世の中は停滞する

文化もしぼむ

 

私がアップした画像が

画像検索で卑猥な人に検索されたのを見ると

むかつくけれど

そういうイライラを利用して

表現の自由を規制するのはいけない。

 

著作権とか知的財産とかが守られなかったり

尊重されないことの中身について考えるんだけれど

久子さんたちのグループは

語りの中でこだわらずにお話を改変していく

 

私たちのお話コンサートなどでは

著作権のことがやかましく

うっかり間違えるのはともかく

そのとおり読まないといけないように思っていた

 

そんなにうるさくなかった頃

滝平二郎さんの画像を改変したことがあった

花が咲くところ

時間を置いて花を咲かせた

 

そんなことは今は許されない

滝平二郎さんの画像そのものの使用許可は下りないかもしれない

 

そう考えると

とりさんから送られてきた

原案を自分のところのお話コンサート用に

作り変えている私は

どうなるんだ?

 

男鹿人さんの悪魔の辞典は

私とPさんとゆすらうめさんで

贋作競作をしているが

原作者は怒ってないよ

 

競作をしていくと

人間の違いがあらわになって面白いし

自分の殻を脱出するのには役に立つ

 

でも、人間だから微妙な違いや

感覚の相違が我慢ならないということもあるのだろう

川内なんとかという人と森進一の争いは何だったのだろう

自分の作った歌をこのように歌われては我慢がならなかったのか

別のところで逆鱗に触れたので

著作権を武器に喧嘩したのか知らないけれど

 

むかつくことはあっても

表現の自由はなるべく規制しないほうがいいと思う

 

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