昨日KINU洋画会で
大学一年生が人体を描いた油絵を見て
何か教えて
とやってきた
高校生の時
こうやって
彩友会のモデルをやってくれた子
一瞬男性ヌードかと思った
ふうん 茨大は男性ヌード描かせるのかあ
いいなあ
と思ったけど
女性を描いたんだそうだ
モデル台に椅子に腰かけているのを背後から描いた
背中を描きたいと思ったんだという
そのモデル台には大きな観葉植物の鉢もともに置いてあって
何のためだ?
わけわからん
課題を出した教授の深慮遠謀があるんだろうが
何だ?
当の学生もわからないという
なんも言わないのか
じゃあ 課題に出す意味がないだろう
と思うけれど
そうね 大学教授も 教えるのは不親切なのが多いかもしれない
わたしも油絵の先生に何か教わった気がしない
(大学教授なんてさ
学生はおざなりだよ
自分の制作にかまけているだけさ)という学生も多いものな
そりゃそうだ
大学なんて 先生と学生の関係は
研究者としてともにあることで
自ら学べというところなのか?
わたし大学教授になったことないからわかんないけど
でもなあ
多分初めてのヌードだったと思うが
それで 座ポーズでわけわかんない 鉢と共存
って 私には不親切すぎる課題だと思う
大塚先生も執拗に座ポーズ描かせる
茨大の伝統なのかしらん?
もっとも私が生まれて初めて書いたヌードも
座ポーズだ
画塾で私は鉛筆デッサンと水彩を習ってたが
油の教室に潜入して描いた
昔から 荒っぽい描き方なんだ私
昨日来た大学生は 緻密な描き方だったよ
なぜ男に見えたのか
わたしは男のヌードを描いたことがないけど
どうも背筋の大きさが大きすぎると思った
それであちこちの人の背筋を触りまくって
確かに男は背筋が大きい
(男がそれやったら セクハラだろうと
叱られたが
上の私が描いたヌードは胴体がデブな人だけど
女の場合 ここが太くなるときは脂肪で大きくなるんだな
というのは
自分がそうだからよくわかる
女は筋肉を鍛えても男みたいに太くなるわけじゃないのだそうだ
あと骨格はあばら骨の上下の比率も
男女で違うらしい
件の大学生何か言って
というので
背骨の両側にある骨と筋肉
位置がおかしくないか?
と言った
(右腕は後ろに掛けた姿勢)
その子はデッサンもしっかり描ける方の子だ
でも 頭の良い子に多いけど
ものの位置を空間の座標を求めるように
外側の関係で見がちでもある
(そういう人は多いのだ)
今度会ったら もう少し 話してみようかなと思ったけど
老人素人画家が余計なお世話かな
とも思うけど 話が通じる予感がする
背中が描きたいと思ったというのだけれど
わたしもよくそう思った
この背後にかかっているのが
大学生の時描いた
私のヌードだ
あはは
実に荒っぽい絵だ
この間の背後からのヌード
肩胛骨回り
人のこと言えないぞ
よし
次回ヌード
背後を描こう