私 芹って食べたことがなかった
このおいしいご飯は 武蔵の長姉に教わりました
美味しくってさ
これ 二回目
おばさんなんか大喜びの春のご飯よ
武蔵のお母さんは
なんかさ 春になると 芹摘みに行こうって
口癖だったがな
芹摘みと言う意味もわからなかった
本郷では 芹はない
東大に銀杏ひろい と言うのはあるけど・・・
ところが関東平野の西のはずれの丘陵地帯にすんだとき
いい気持のお散歩コースの途中で
「お母さん ちょっとスケッチする間
椅子に座って 休んでて」
と 木陰にお母さんを置いてスケッチしてた
探したら
出てきた
その時のスケッチ
もうこの道無くなっちゃった
高麗峠を超えて
巾着田に繋がる道
もうつながってない
早春はこんな感じ
よさそうなところでしょう?
そこで
ハッと気が付くと
お母さんが居ない!
ええ!?どこ行っちゃったのお?
全くびっくり
ちょっと奥に行くと菖蒲なんかが生えている少し湿ったところがあって
そこに
お母さんが
芹見つけたのだよ!
もう夢中で 摘んでいるの
あああ こんなに夢中になる楽しみなんだ
と
初めて分かった
そりゃ 美味しいもの
春が来た!
というお味だもの。
芹摘む田圃の畔 これが武蔵のお母さんの原風景かも
私が農協マーケットで買った芹
根っこ付
武蔵はそれを里山に植えるらしい
ーーだって 湿地のものじゃないの?
井戸水じゃあじゃあ掛けると言ってる
減反の小さい田んぼがある
そこに蒔くかなと言ってる
そのうち
芹摘めるかも