山形の雪の風景画が
典型的なのだろうけれど
この花の絵をまず見る
花瓶に投げ込まれた花
描くとき
わたしも花の持つ生き生きとした線
空間の中に飛び散る花の作るリズム
その花の作る空間
そういうものを
どう描こうか考えるけれど
すごいな この絵と思った
この洗練された
画面の構築は
やはり 描く力量のすごさだよ
下のは稚拙な私の絵だ
花の間の空間が
荒い 描きっぱなしだよ
絵の中にあるものには
全てが階調で組み立てられるのだよな
それは空間的な位置関係でもあり
ボリュームでもあり
色でもあり
その音階のような
階調を組み立てられるようになりたいと
こういう花の絵を見て思った
最上川辺という絵
この色の諧調のすっきりと知的なこと
それ 線の諧調と響き合うリズムだ
こういうのが 洗練されてる感じを生むんだろうなあ
それを 目の前の景色から瞬時に読み取る力があるということなのだと思う
私の 山形 山の方を描いた絵
だっせー
ということが
改めて わかる
フム 修行しようという気がモクモク
金山平三という人の画業を
KINU洋画会の面々に見せた
大塚先生の狙いはこれだろう
と
生徒は考えた