佐伯祐三の絵や
萩須高徳の絵は
若いころ銀座の日動画廊のショーウィンドウに飾られているのをよく見た
↑みたいな絵を見ると
見たこともないパリにあこがれちゃったりしたけれどね
佐伯祐三はパリでブラマンクに会ったとき
このアカデミックが!と罵倒されてショックだったって
それで作風が変わって行って
こういうふうになったと物の本にはある
アカデミックが!と罵倒したのは
ブラマンクは伝統とか教育とかそういうものが嫌いな人だったらしいから
何とも お上手に絵を描いて見せたのだろうが
ばっかじゃなかろか
と思ったんだろうな
そういうことの意味ってなかなか分からない
私も先生に 脳みそ風呂入って洗って来い
とか
つまりこうだになってはいかんと
教わってきたけれど
それは難しいのだよ
でも 素直に↑の絵を見ると
今やパリへのあこがれは沸いては来ない
学生運動盛んなころ
立て看だらけの大学は 外国人には↑のように見えたかなあ
なんて思った
でも あの頃の立て看って 文字は書みたいじゃなく
活字みたいなゴシック体のレタリングだったよなあと思いだした
花てぼさんのところから
書のプラカード泥棒して掛けよう