LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

新国立競技場

2020-01-13 | 建築と文化
残念ながらセキュリティの関係で、新国立競技場の中に入る事はできなかった。

新国立競技場は隈研吾と大成建設などJVによる設計だ。
隈研吾は、木材を取り入れた建築物と言うと隈研吾だと安易に連想されるぐらいに有名な建築家だ。


国産材が多用されるのはとても良い事だと思う。
木材のメンテナンスは気になる所だが、木材を取り入れる言葉で、日本らしさ、和やかさなど自然に感じ取れるのが良い。
渋谷スカイから全体像を見た。




都内のホテルにて

2018-11-08 | 建築と文化

今週は、都内のホテルで取引先の面々と。

既に出来上がっていたが、三次会へと突入。

確かに美味いと一瞬は感じたが、疲労困憊で、惰性で飲んでいる感じ。でも、相手の話は真剣に受け止める。
ラストオーダーの時間を過ぎてやっとの思いで、ホテルの部屋に戻った。
安堵したのも束の間、何とスタッフがここでもやっているではないか…。

光の教会 : 安藤忠雄

2017-12-22 | 建築と文化

ここは、そう、安藤忠雄の光の教会。
中に入るとインパクトのある光線が印象的に包み込む。
冬の寒さも光を受け止めて、穏やかにさえ感じさせる。

決して広くない。
とても質素だ。
ただ、ここでは安藤忠雄の思いを感じ取る事が出来る感動的な建築だ。




安藤忠雄:ANDO

2012-12-02 | 建築と文化
安藤忠雄71歳。
先日あるTV番組に出演していた。
世界を駆け巡り様々なクライアントとの打合せやマスコミの取材等をこなしている。

フォートワース美術館で世界的に有名になったと言うが、
いつの時代でも変わらない安藤忠雄の志がそうさせたのだろう。

フォートワース美術館は100名を超えるコンペで見事勝ち取った作品だ。
外観はY字型の柱が印象的だ。

小生、安藤の作品の中では、光の教会が特に気に入っている。
彼の著書「光の教会」を読んだから余計そう感じるのかも知れないが、
彼の思いや完成に至るまでの死闘が彷彿される。

彼は仕事を受ける条件として、相手がいかに情熱があるか否かで判断しているそうだ。
クライアントと互いに情熱をぶつけ合うことにより良い作品が出来上がる。




自分に言い訳をしない。
常に青春。

・・・小生もそうでありたい。

旧岩崎邸とイチョウ

2012-11-28 | 建築と文化
上野不忍池に程近い細い路地を入ると瀟洒な洋館が姿を見せた。
旧岩崎邸だ。
敷地内に入るとイチョウの黄葉が出迎える。


樹齢400年のイチョウの黄葉も見事だが、視線は建物外観から内部へと向かっていく。

旧岩崎邸は、三菱財閥の岩崎彌太郎の長男が建築家ジョサイア・コンドルに設計させたものだ。
内部に入るとワニスの結晶が時の経過を物語る。

壁は金唐革紙が張られている。
建物保護のため、直接壁などに手を触れることはできないが、
展示用に製造工程とサンプルが置かれていた。
見事な凹凸感と重厚感が伝わってくる。
今張られているのは復元品だそうだが、まさに職人技だ。
そのような人々の素晴らしい技術の継承と
それらを理解し合える受けて側の感性も高めていかなければと感じた...。

安藤忠雄 仕事をつくる

2012-04-10 | 建築と文化
安藤忠雄 仕事をつくる  ~日本経済新聞出版社

高2でプロボクサーの道を歩むことになった安藤忠雄がなぜ建築に目覚めたのか。

高校時代に建築を意識していたらしいが、ボクサーと建築家とではあまりにもギャップがある。
家計と学力の問題で大学に進まず独学で建築を志す。
コルビュジェや丹下健三作品との出会い、そこで建築が持つ空間の迫力を見出すのだ。
また同時に白川郷などの土着の民家の空間にも感動する。

安藤忠雄の感性はどのように培ってきたのだろうか。
不思議だ。
そのような事を感じながら彼の作品に見入る。

気力、集中力、目的意識、強い思い...。
それらが自らに果たしたハードルを超えさせる。
確かに安藤忠雄の作品には何かを感じさせる。

個人的には彼の著書『光の協会』を読んだ事もあって、その建築が印象深い。
建築に至るプロセス、様々な問題を乗り越え完成物が出来上がるのは、
まさに彼の気力、集中力、目的意識があってのものなのだろう。


国立西洋美術館とコルビュジェ

2012-01-03 | 建築と文化
年末図書館で借りてきた書籍と書店で購入した新書数冊が山積みとなったまま新年を迎えた。
日本経済、世界経済に関するものから建築関係、物流関係、登山、仏教美術、...。
とても年始休暇の間に読めそうに無い。
まず「建築家ル・コルビュジェの教科書」を手にした。

小生、建築業界から離れて数年が経過するが、好奇心は常に旺盛だ。
サヴォア邸、ロンシャンの礼拝堂、ユニテダビタシオンなど今でも感慨深いものがある。
建築という造形が今でも魅惑し続けている。
何がそうさせるのか。
その空間に立ってみたい、その強い憧れなのかもしれない。

コルビュジェの作品の中で、国立西洋美術館は比較的身近な存在だ。
数回行ったことはあるが、残念ながら建築に目覚める前だったように記憶している。

そもそもなぜコルビュジェが国立西洋美術館の基本設計を行ったのかという単純な疑問から著書は始まるが、
結果的にコルビュジェの思想や手法が日本の建築家に多大な影響を与えていったという事実を直視している。

前川國男、板倉準三、吉阪隆正はコルビュジェの弟子として直接影響を受けたのは言うまでもないが、
丹下健三、安藤忠雄、伊藤豊雄などもDNA承継者として名を連ねている。

国立西洋美術館に行き、外部ピロティ、19世紀ホールと名づけられている光注ぐ空間、独立柱などを通し
少しでもコルビュジェの思想に立ち入りたい。
改めてそう感じた...。




表参道ヒルズ 記憶の継承

2011-01-08 | 建築と文化
Maker's Markをロックグラスに注ぎつつ、「安藤忠雄の建築」(TOTO出版)を手にした。
表参道ヒルズを振り返るためだ。

昨年末、ゴッホ展の帰りに表参道ヒルズに立ち寄った。
内部のスパイラルスロープとそれを取巻くショップに関心を寄せながら歩いてみた。
うーん、これが安藤忠雄か。

同潤会アパートの一部を再生という形で残した表参道ヒルズ、
内部スロープは外部に面した歩道の勾配に合わせているそうだ。
以前の濃い緑に覆われた姿とは確かに異なるが、
ケヤキ並木とのバランス、周囲に溶け込む姿は確かに絶妙だ。
圧倒的存在感を見せつかさない中にも、建築そのものを考えさせられる。
そんな建築物だ。

この表参道ヒルズ、会員売上比率が44%と固定客が多いそうだ。

安藤忠雄はこの建築において、記憶の継承を主題としながら、
建築のあるべき姿を深く考えさせられた仕事だったと述べている。


国立新美術館 ~ゴッホ展

2011-01-04 | 建築と文化
昨年末、ゴッホ展にいった時の写真だ。
表参道に車を止め、徒歩で南青山から青山墓地を通り国立新美術館に向かった。


黒川紀章の作品をまじまじと見つめる。大きくうねったファサード。
環境と共生を謳っていた黒川紀章。
これがそうかと久しぶりに建築物を堪能できた。

しかし、展示場に入るや否や閉口してしまった。
こんなに込んでいるとは...。
まるで押し競饅頭でもしているかのような混雑ぶりだった。
特に入口付近はもはや表現できるような状況でなかった。

何となく息苦しさを感じつつ会場を後にした。
それにしてもゴッホの自画像はやはりインパクトがあるなぁ。