LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

カツオ

2006-05-29 | 男の料理
この時期、やっぱりカツオが気になる。
「目に青葉 山ほととぎす 初鰹 」山口素堂のあまりにも有名な句だ。
青葉の季節は過ぎたが、
なぜか、この時期カツオを見ると自然と頭に浮かんでくる。

先日、ある本を読んでいたら「カツオ」に関する事が載っていた。
(旬の魚を食べ歩く・・光文社新書)
カツオは土佐が有名だが、水揚げに関してはそうでもないらしい。
カツオの水揚げは、気仙沼・石巻・勝浦・小名浜(おお!!)・銚子と東日本の港が続き、10位以内には高知の港は入ってこないとの事だ。
以外だなぁ。

そんな書き出しだったが、ある表現に驚いた。
知っている人は知っているのだろうが、私は初めて聞いた。
「グビ」と「ゴシ」だ。

グビは、身が生きていて弾力がある最上級のカツオの事を言うのだそうだ。
一方、ゴシは、見かけは同じなのだけれども、青臭くて硬くて不味いカツオを言うそうだ。このカツオを食べると一発でカツオ嫌いになるそうだ。
切り身の反射がきつく、数時間で変色してしまう特徴があるらしいが、
うーん。そうは言っても良くわからない。

実は、カツオの選別は難しく、魚屋泣かせの魚だそうだ。

これは研究してみる価値があるなぁ....。





無常観

2006-05-27 | その他
もはや国民のバイブルとなりつつある「国家の品格」藤原正彦著 新潮新書
・・・自分で読んで感銘したので勝手にそう言っているのだが・・・・
改めて読み返した。

その中で、日本人には「悠久の自然とはかない人生」という対比の中に美を感じるという、
たぐいまれな能力があると言っている。

儚いものに美を感ずることは、日本人特有のことだそうだ。
儚く消えゆくものの中にすら、美的情緒を見出してしまう。

虫の音、桜、紅葉...。
うーん。確かに、西洋人がそういった繊細なものに儚さを感じるというのはイメージじゃないなあ。

芭蕉の「古池や 蛙飛び込む 水の音」の句一つとっても、
日本人以外の多くの外国人は、古池に蛙がドバドバと集団で飛び込む風景を想像するらしい。

日本人である事、日本に生まれた事、常に自信を持ちたい。


久谷焼

2006-05-26 | その他
先日、リフォーム工事打ち合わせのため、あるお客様宅にスタッフと伴にお伺いしてきた。
打ち合わせ中、どうしても気になっていた事があった。

それは、 打ち合わせ途中、奥様にお茶を煎れていただいてからの事だ。
ご主人と奥様の湯呑碗は、お揃いの色絵の磁器だった。
お二人とも湯呑を両手で包み込むようにしている。

うーん。気になるなぁ。あの湯呑。
おそらく、有田焼だろう。あの色絵はもしかしたら柿右衛門じゃないか?などと勝手に想像していた。
有田焼に関しての知識を多少なりとも習得していたので、そこで自信を持って尋ねた。
「有田焼ですか?」
・・・残念ながら違っていた。

ご夫婦で金沢に旅行に行った時、買い求めた九谷焼との事だった。
まだまだ見る目がないなぁ。と思いながらお客様宅をあとにした。

その後、九谷焼がどうしても気になっていたので、さっそく九谷焼に関する本を借りてきた。

その中で、近世磁器において、古九谷・伊万里論争が続いている事が分かった。
その論点というのは、
古九谷と呼ばれてきた伝世品が、全て伊万里(有田)の地で焼成されたのか?
それとも九谷の地なのか?
はたまた両地の交流によって焼成されたのか?
という三択にあるらしい。

うーん。九谷焼を有田焼と言ったのも、まったくの間違いでもないかもなぁ。
と勝手に思いながら本を閉じた...。


オコゼ

2006-05-25 | 男の料理
そういえば、先日久しぶりに?スーパーに買い物に出かけた。
鮮魚コーナーでは、普段見かけない「オコゼ」が置いてあった。
うーん。どうしようかなぁ?と思う暇もなく、買い物カゴに入れてしまっていた。

さっそく、自宅でオコゼを調理する事した。
オコゼは背びれに毒があるのだが、スーパーで既に取り除かれていて、セビレ部分がえぐられていた。
さて、と思い、魚調理に関する愛読本を読み返した。
なんと、オコゼに関する記述がない。
しかたなく、以前オコゼを姿揚げにした記憶があったので、今回も姿揚げにすることにした。
しかし、、店で見たイメージよりもまな板に置いて見るとかなり大きい。
はらわたは取り除いては見たが、大きすぎて中華鍋に入りきらない。

オコゼは、かなり扱いにくい魚だ。悪戦苦闘の末、骨を取り除き、カタクリ粉をまぶしてなんとか無事にから揚げが出来上がった。
グロテスクなオコゼの姿からは想像できないほど美味だ!
ぜひ一度おためしを.....。


瓦屋根

2006-05-24 | 建築と文化
NHK「美の壷」では、今回瓦屋根を取り上げていた。
島根県江津市の石州瓦や近江八幡の八幡瓦など、日本伝統の瓦の紹介から始まった。
石州瓦は知っていたが、豪商に好まれたという八幡瓦の存在は、恥ずかしながら今回初めて知った。

日本瓦の歴史は、西暦588年に百済から伝ったものだそうだ。
なんと、その当時の瓦が、現在も屋根の一部ではあるが葺いてある所があるそうだ。
1400年もの間、風雨にさらされ、現在まで使われているというのが信じられない。
勿論、その瓦は劣化し変色もしているが、そういった斑がまた趣を感じさせているのだ。

和瓦は、一般的に本瓦葺と桟瓦葺に分かれる。
寺社建築では、丸瓦と平瓦を併用した本瓦葺が主流だ。
本瓦葺が織り成すその曲線美は、確かになんとも言えない味を出している。

一般建築では、軽量化を図るため丸瓦と平瓦が一体になった桟瓦が主流だが、やはりその中でも一文字瓦は職人技が光る所だ。
数奇屋建築で多様されている一文字瓦は、シンプルな中にも渋さが含まれていて実に良い。

最近の住宅では、耐震上やコストの問題から平板瓦が多く見受けられるが、日本瓦も是非見直したい所だ。

ウンチクを語っている間に、雷を伴った雨が、ごうごうと降ってきた。久しぶりだ。
しかし、建築の持つ力は偉大だなぁ...。


すきやばし次郎

2006-05-22 | 男の料理
職人の世界はすばらしいと改めて感じた。
私は建築の仕事を通じ、日々様々な職人さんと出会い、その仕事ぶりに感動する。
どの世界でも職人として極めるというのは、勿論一朝一夕には成されないことだ。

最近、書店で柄にもなく新書コーナーに立ち止まるのだが、たまたま「国家の品格」の脇に並べられていたある本に目が移った。

「至福のすし」・・山本益博著 新潮新書だ。
東京銀座にあるすし屋「すきやばし次郎」。主人は、現在七十八歳にしていまだ現役だ。
洗練の極をいくにぎりは今も向上をつづけ、いささかの衰えもしらない…。

お客様に対する気配りも完璧だ。
カウンター(正式にはつけ台と呼ぶそうだ。)に座ったお客様の利き手を見て、すしを出す位置を変える。
すしを箸でつかむのか手で掴むのか判断して、握り具合を微妙に変える。等々。

あらゆる面で、すきやばし次郎が職人の極みであるという事は良く理解できた。
しかし、昼でも夜でも食事だけで一人25,000円という予算は、どれ行って見ようか?とおいそれと言えるものではない。

うーん。
いつかは、すきやばし次郎.....。

東山魁夷

2006-05-20 | lohas的情景
先日あるお客様宅にお伺いしてきた。
完璧なまでの数奇屋づくりのその家は、手入れの行き届いた日本庭園とのバランスが素晴らしく、外観からでも内部の完成度を十分に物語っていた。

木戸を開けると、さり気無く敷き詰められた石畳を踏みしめ、奥行き感のある玄関から和室へと通された。
和室には長押の上に1枚の日本画が掛けられていた。
その絵は完全にその和室と庭園と供に溶け込んでいた。
決して嫌味がない。
魁夷のリトグラフだった。

うーん。東山魁夷かぁ...。本物を見るのは初めてだった。
強烈なインパクトはないが、鮮明に印象に残っている。

魁夷は、こんな事を言っている。
「私は無心でひたすら清澄な空気を呼吸し、私自体はすっかり透明になって、森や湖の上に消散してゆくのを感じた。」

まさに、そんな絵だった...。

魯山人

2006-05-14 | 美の壺的解釈
料理家でありながら優れた陶芸家として知られていた北大路魯山人。
私の憧れる人の一人だ。
NHK「美の壷」では、今回魯山人を取り上げていた。

その中で、魯山人の弟子が話していたことがある。
「目養い」が絶対必要だと言っていた。

とにかく良いものを良いと思う力をつけることが、作品を創造する上で肝要だそうだ。
確かに、良いものを良いと感じる力さえなかったら、良いものは絶対に作れない。
魯山人も料理の世界から陶芸の世界へと独学で入っていったが、卓越した他作家の作品をかなり研究したようだ。
魯山人は古の美術品を2000点以上集め、日々鑑賞していたそうだ。
なるほど...。

笠間に春風万里荘がある。
魯山人の生活していた家を横浜から移築したものだ。
私も数回訪れた事がある。
少しでも魯山人の感性を捉えられればとは思うのだが、感覚的に良いなあと思うだけで、真の良さは実感できていないような気がする。

うーん。まだまだだなぁ。


べにかなめ

2006-05-14 | lohas的情景
昨夜からの雨も次第に弱まり、今ではフロントガラスにわずかに音を立てている程度だ。
その雨も目的地に着く頃にはすっかり上がってしまっていた。

朝靄が小高い丘を包み込み、緑がより一層強まったこの季節のこの風景は、感慨深いものがある。
緑とべにかなめのコントラストも印象深いものがある。。

時の経過が早く感じる。



メタボリックシンドローム

2006-05-13 | lohas的情景
うん?メタボリックシンドローム?
なんだと思いきや、まさに自分の事を言っているのだとTVを見ていて気付いた。

メタボリックシンドロームとは、内蔵脂肪症候群の事だそうだ。
40歳以上の男性二人に一人が該当しているらしい。
ウェスト85cm以上で、中性脂肪過多の方が該当する。
そういえば、健康診断でもそういった項目が数か所指摘されていたなぁ。

メタボリックシンドロームにならないために、今更ではないが症状緩和の方法を紹介していた。

軽めに負担をかける運動、ウォーキング、とにかくこまめに動く事だそうだ。
また、食生活面では、お腹一杯食べない。
油もの、砂糖ものをさけた食事を心掛ける。等々。

うーん。
分かってはいるが、なかなか実行できないんだよな。

最近、スラックスのベルト位置が妙に気になる今日この頃、ひとつ頑張ってみるとするか!