LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

奥日光:小田代ケ原 冬

2012-02-18 | lohas的情景
時折吹雪く雪路を湯ノ湖から戦場ヶ原へ車で向かう。
赤沼の駐車場は雪のため閉鎖されていたため、除雪整備されている三本松駐車場に入った。
しかし、初めて雪原の中を歩いていく小田代ケ原までは少し遠いと感じ、赤沼近くの側道に入り車を止めることにした。
側道沿いにはすでに車が数台駐車しており、スノーシューを片手に戦場ヶ原へ向かう初老の夫婦とすれ違った。
雪がどんな状態なのか、はたしてスノーシューズで小田代ケ原まで行けるのだろうかと不安はよぎったが、とりあえず出発することにした。
 
 
戦場ヶ原のトレッキングコース沿いに歩き出す。
スノーシューやクロスカントリースキー装備の数組のきらびやかなパーティーが100mほど先にいた。
 
先客によって踏み固められた雪上でいつもよりは多少遅いペースで進むと、静まり返った光景の中で踏音だけが聞こえてくる。
ここ暫くそれほど雪は降っていないようだ。
 
 
木立の中を進んでいくと次第に雪が深くなり、ザックに忍ばせておいた軽アイゼンを取り出し慣れない手つきでスノーシューズに取り付けた。
今まで足を取られがちだったが見事にその効果を発揮した。
 
いつの間にかスノーシューのパーティーを追い越していた。
途中多少なりともラッセルをしながら進まなくてはならない事を覚悟しながら歩き進んだが、ここ小田代ケ原ではそんな心配は無用だったようだ。
しかし、スノーシューやクロカンのパーティーに出会うと足元を冷ややかに見られているような感覚に囚われた。
いつだったか読んだ雪山小説の中でラッセルどろぼうという言葉が出てきたが、そのような世界とは程遠いはずだ。
気にせず歩き続けた。
 
 
赤沼からのコースは小田代ケ原の手前で一旦車道に出る。
雪面に伸びる木々の陰が印象的だ。
 
 
小田代ケ原に着くと昨年秋に訪れた光景とはまた違う素晴らしさを感じた。
雪原に時折吹き付ける強風で雪が舞う。
シャッターを切る手がかじかむ。
 
 
 
貴婦人が穏やかな表情で迎え入れてくれた...
 
 
帰路は遠く男体山を望みながら戦場ヶ原を後にした。
 
 
 
 
 
 

水戸 梅まつり:好文亭

2012-02-15 | lohas的情景
水戸の梅まつりが今月18日より開催される。
大震災後の好文亭の修復も終わりどうにか開催に漕ぎ着けたようだ。
梅祭り開催前の一週間、好文亭が無料開放された。
梅老木はそのほとんどかつぼみを保ったまま力を蓄えているようだ。


真新しい木戸を抜けると萱葺き平屋とそれに続く杮葺き(kokerabuki)3階建屋の好文亭がある。
徳川斉昭自らの設計によるものだ。

建屋内に入ると偕楽園に四季折々に咲く花が襖絵として描かれていた。

偕楽園内見晴らし広場の大桜、満開時はほんとうに見事だ。


園内に真っ赤に映える霧島つつじも良い。


偕楽園では秋に萩まつりが開催される。



表門から続く孟宗竹林。




偕楽園では松の手入れも行き届いていた。
青空を見上げると明瞭に松の枝葉が浮かび上がる。




東塗縁広間では陰影のコントラストが印象的だ。
当時は藩内の家臣、庶民の老人を招いて慰労の催した場所だそうだ。


好文亭3階楽寿からの眺め。


繊細な杮葺(kokerabuki)の屋根。

※水戸梅まつり
 平成24年2月18より3月31日まで

 


奥日光 湯滝・湯ノ湖

2012-02-12 | lohas的情景
北関東自動車道、宇都宮上三川ICで降りる頃には、山々の稜線も次第にはっきりしてきた。
バックミラーに映る筑波山、赤みを帯びたオレンジ色の朝焼けが美しい。
 
そのまま4号線を走り宇都宮日光有料道路へと向かう。
IC入口手前のコンビニで食料を買いに立寄るが余りもの混雑さに驚く。
 
奥日光中禅寺湖畔を通り過ぎ戦場ヶ原についた。
時間もまだ早いので、湯滝、湯の湖に行ってみることにした。
 
湯滝駐車場には既に車が1台駐車してあった。
湯滝方面には人影が見当たらなかったので、恐らくその車は駐車場の除雪作業を行っていた方のものなのだろう。
 
快晴、外気温-7°、時折吹き付ける雪混じりの風が、日常生活との違いをまざまざと感じさせる。
 
湯滝は湯ノ湖南岸より流れ落ちる。
湯ノ湖周辺には温泉が湧き出るが、流れ落ちるのは冷水だ。
 
湯滝展望台から外れ湯滝に歩いて近づこうとする。
人の足跡と勘違いしその後を追おうとしたが、ひざまでしっかり沼ってしまった。
鹿の足跡だった。
 
 
湯滝から湯ノ湖へ車で向かう。
周辺の雪も踏み固まっていたので安心して湯ノ湖へ近づいたのだが、踏み固まっているのは雪の中の木道部分だけで、そこを踏み外すと太腿ぐらいまで沼ってしまうのだ。
何度か踏み外した後はさすがに注意を払う。
 
 
湖畔のススキが映し出される影が雪面に繊細に伸びる。
 
湯ノ湖に近づくことができた。
強風と共に舞う雪が止んだ瞬間シッターを切った。
 
 

更なる原油高騰懸念

2012-02-12 | 地政学的備忘録
昨年末米国で決議されたイラン経済制裁の影響が懸念されている。
イラン原油が途絶えたとしてもサウジアラビアでの増産、リビアでの原油生産回復などもあり需給が逼迫するような事にはならないだろうが、原油価格については別問題なのだ。
通常、原油高騰の要因には原油逼迫懸念より上昇していくものだが、今回はそれだけではないようだ。
様々な国の思惑が見え隠れする。

イラン輸出が止まれば原油相場が現在より30ドル程度上昇するだろう。
原油相場が120ドルを超えるような事になればサウジをはじめOPEC穏健派が増産に動く。
しかし、産油国は90ドル以下を望んでない。
当面100ドル~120ドルで推移するだろうという記事が昨日2012年2月11日の日経に載っていた。

米国での原油需要はガソリン消費低迷などで減少傾向が強い。
資源メジャーの考え方が気になる所だ。
中国は昨年末イラン原油取引枠を削減しているが、価格交渉を優位にする意味での削減とも言われ相変わらずしたたかだ。
インドはイランとの契約を更新。

いずれにしても均衡価格の上昇という言葉では済ませられない日本の経済事情があるのだ...。


偕楽園:八重寒紅一輪

2012-02-05 | lohas的情景
東日本大震災後、部分開園が続いていた水戸偕楽園も、
好文亭の修復も終わり全面開園になるという新聞記事を目にした。
早速偕楽園を訪れた。


梅桜橋から偕楽園に入ると白梅(八重冬至)が咲き始めていた。



そこから南門、南岸の洞窟の前を通り過ぎ見晴らし広場へ出た。
ほとんどの梅老木はつぼみのままだ。
明日への力強さを感じる。



見晴らし広場の南岸では八重寒紅一輪が咲いていた。


好文亭は残念ながら来週から開園との事。
杮葺き(kokerabuki)の屋根は繊細さと優しさを感じさせる。
松の手入れも行き届いている。


あの大震災から1年...。