LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

志津林道にて

2012-10-30 | lohas的情景
男体山登山の帰り、志津林道沿いの紅葉を撮る。


光徳から分岐している志津林道は、この季節でも車の往来は少ない。
秋の日差しを浴びた広葉樹が眩しい。


一点紅葉も印象的だ。



男体山:⑤登頂~素晴らしき眺望

2012-10-28 | lohas的情景
9合目付近からのなだらかな登りを終えるとついに頂上に到達した。
一般登山者にとってはそんな大げさな事ではないだろうが、
日々の不摂生や運動不足の小生にとっては、一つ大きな目標を達成できたのだ。
周囲の光景と共に大きな感動を得られた記念すべき日になった。
6時15分頃登山口を出発して三角点には8時50分頃に到着した。
所要時間、2時間40分。
決して早くはない。まあ最も時間を競うために登っているのではないが。



一等三角点を確認する。


今回は志津乗越から登ってきたので、頂上付近では三角点位置から先に進み二荒山奥宮へ向かった。
二荒山中宮祠からの登頂では、奥宮の鳥居から頂上へ向かう事になる。


頂上では、青々とした大空に大剣が天に向かって突き刺していた。
その時は気づかなかったのだが、大剣は昔から男体山のシンボルだったのだ。
しかし以前の大剣は経年腐食により今年の3月頃折れてしまい、10月の閉山際前に新しく奉納されていたものなのだ。
確かに今思うと、真新しい状態で光を煌々と反射させている剣に感動はしたものの、疲れているためかなぜか何の疑問も浮かばなかった。

また、大剣の周りの岩は、勝道上人が782年に初登頂した際に男体山の神に出会った場所とされ、
かつては聖域とされ、鉄柵に囲まれていたらしい。
そんな事とはいざ知らず、その岩を登り剣に触れてしまっていた。




二荒山奥宮のお参りは敢えてしなかった。
やはり二荒山中宮祠からの登山時にすべきだと強く思った。

男体山からの眺望は素晴らしい。
遠く富士山が見えた。


そして中禅寺湖と戦場ヶ原。


湯ノ湖と金精峠。


頂上付近に暫くこのまま居たいという気持ちもあったが、帰りのいろは坂の渋滞を考えると午前中には下りたい所だ。
宇都宮IC近くのコンビニで仕入れたおにぎりをその場で2個食した後、下山することにした。

下山途中、多少の余裕もあり男体山の広葉樹の写真を取りながら駐車場へと向かった。



志津乗越で登頂の余韻を暫し味わった後、帰路についた...。

男体山:④8合目~9合目付近

2012-10-28 | lohas的情景
8合目の指標が見えたとき視界が開けてきた。
小生の体力不足をしみじみ感じながらここまで登ってきたがあと少しだ。
8合目に着くと4合目で出会った男性がいた。
まさか待っていてくれたわけではないだろう。
その方は周囲の山々の説明をしてくれた。
有難かった。
 
 
8合目からは低木の間から、日光白根山や遠く燧ケ岳が見渡せた。
以前登った白根山がはっきりと捉えることが出来き感動がこみ上げてきた。
 
燧ケ岳も憧れの山だ。
ファインダーから覗く。
いつかは登りたい山だ。そう思いシャターを切る。
 
 
9号目ともなると森林限界となり遠方の光景がより見渡せるようになった。
 
 
 
(続く)

男体山:③1合目から6合目付近

2012-10-25 | lohas的情景
6時25分に1合目を通り過ぎた後、10分後には2合目に着いた。
かなり順調なペースだ。
といってもまだ登り始めだが。


2合目から3合目にかけて急傾斜地のすぐ脇を歩いていると、
足元からザクッ、ザクッという音が聞こえてきた。


よく見ると霜柱だった。


無風状態の中、寒さは感じられない。
3合目を過ぎるといつに間にか樹林帯へと導かれていった。

さすがに運動不足と睡眠不足の中、疲れが出始めた。
4合目で水分補給の休憩のためザックを降ろし周囲を見回していたら、
後から登ってきたいかにも百名山を制覇しているかのような初老の男性が声をかけてきた。



その男性は茨城県のひたちなか市から来たと言っていた。
ひたちなか市は水戸市に隣接した街で、非常に親近感が沸いた。
休憩後、先輩に敬意を表し先に登ることを薦めたが、
自分は後のほうが登りやすいと言って小生に先に登るよう逆に薦められた。
仕方無しに先を行くことにしたのだが、結局6合目ぐらいで追い越されることになってしまった。




途中何箇所かでツララを発見した。


(続く)


男体山:②志津乗越

2012-10-24 | lohas的情景
光徳から志津林道への入り口には案内板などは無く、
分岐点と思われる所からヘッドライトで前方を照らして見る限り未舗装路が続いているようだった。
昨日ネット検索した時に、志津乗越までは舗装路になっていると記載されていたのを記憶していた。
本当にここで良いのか。
奥日光の詳細地図を取り出し、スケールをあてて確認する。
やはりここしかない。
この悪路を進み途中で間違いに気づき、深夜漆黒の奥日光を彷徨い続け、
しかもバックで戻らなければならない事態を一瞬想像したが、
このまま進むことにした。
 
未舗装路を300m程進むと舗装路に変わった。
そのまま道なりに暫く進むと目的地の志津乗越に到着した。
志津乗越には駐車場があるはずだったが、
駐車スペースの前に大きな丸太でバリケードをしてあり、一面駐車禁止となっていた。
仕方無しに比較的幅員のある場所を探し車を止めた。
 
外気温-2℃という事もあり、仮眠しようと思っても冷気がドア越しに伝わりなかなか眠りにつけない。
携帯のアラームを530分にセットしておいた。
 
何時間くらい眠れたのだろう。アラーム音とともに目が覚めると、外は薄っすらと明るくなっていた。
辺りを見回すといつの間にか数台の車が止まっていた。
暫くしてから身支度を整え、出発することにした。
時計を見たら555分だった。
 
 
いよいよ登山開始だ。
熊除けの鈴も何となく音静かで多少心もとなかったが、
男体山登山口を進むとすぐに志津小屋に着いた。
 
 
志津小屋に朝日が差してきた。
 
周辺の木々にも晩秋の光が届いてきた。
風もなくまさに登山日和だ。
 
 
(続く...
 
 
 
 

男体山:①謎の小動物

2012-10-23 | lohas的情景
車を運転中、何気なくラジオのスイッチを入れた。
トーンの低い明瞭な男性の声で天気予報を知らせていた。
この所良い天気が続いているなと思いながらも、
そう言えば、先日出張中に夜、横浜で雨に打たれた事を思い出した。
決して好天続きではなかった。
 
「明日は穏やかな天気に恵まれ晴れ、明後日は一部の地域で雨模様」とアナウンサーが告げていた。
その後のニュースでは、早朝の戦場ガ原で観光客が熊に襲われ負傷した事を取り上げていた。
紅葉のこの時期、奥日光にとってはかなり痛手なニュースだなと思いながらも、
いつの間にかラジオのスイッチを切っていた。
 
雑多な日々を過ごすあまり、最近休日の予定を前もって考えることも無かった。
出張や様々な案件の処理に追われ、気分転換が必要な事は感じていた。
この日の夜、帰宅時に車を降りると、くっきりと形取った三日月が視界に入った。
そしていくつもの星が輝いている。
明日は絶好の登山日よりかも知れない。そんな思いが脳裏をかすめた。
自宅のPCのスイッチを入れネット検索をする。
男体山を検索した。
 
男体山には登山時期があり、閉山際は確か11月頃だったと記憶していたが、
閉山際がすぐに迫っていることに気がついた。
やはり明日しかない。
 
帰宅するや否や、ザックを取り出し必要な物を箪笥や収納ボックスから探し出し準備を整えた。
自分でも信じられないくらいに迅速な行動だった。
即効飯を食らい、いつものようにカラスの行水で風呂に入った後、目覚ましを1時にセットした。
 
明日は1時に起床し出発、現地に着いてから仮眠し夜明けと共に登山開始。
最近何の運動もしていなかったので、登山地図に記載されている登頂時間などまったく当てにならないと思っていた。
でも何とかなるだろう。
しかし、途中で引き返すのだけは避けたい。
一般の登山者にとって日光男体山のレベルは恐らくハイキングのレベルなのだろう。
ただ小生にとっては体力が何よりの不安だった。
そんな事を思いながら23時ごろには床に就いた。
 
日光男体山は、二荒山神社中宮(中禅寺湖から程近い)からのルートと男体山裏側の志津乗越からの登頂ルートがある。
本来なら日光開山した勝道上人に敬意を表し中宮よりのルートを辿るべきだが、
あまりにもの準備不足だと自分自身意に言い訳を考えながら比較的登りやすい志津乗越からのルートに決めた。
 
正味2時間程度の睡眠を取った後、用意しておいたザックと突然思いついた防寒着を手に取り車で出発した。
 
眠気覚ましに水戸市内のマックでコーヒーを注文し、
常磐道から北関東自動車道に入り、宇都宮IC近くのコンビニで食材を買うために立ち寄った。
その後、宇都宮有料道路からいろは坂を上り、奥日光の戦場ヶ原付近に到着した。
ここまで約2時間。
さすがに深夜の移動は早くて気分が良い。
 
小生、志津乗越には行ったことが無く、どこから林道に入る道がよくわからなかった。
光徳付近から林道に入るのは事前に調べて分かってはいたのだが、分岐点が分からず深夜に光徳周辺を彷徨っていた。
ちょうどその時、ヘッドライトに照らされた鹿と、何やら得体の知れない黒い小動物を発見した。
 
鹿はこちらを向きながら森へのっそりと入っていった。
そして狸のような小熊のようなその小動物は、一瞬のうちに森の中へ消えていった...
ただ、その体毛が黒色だったのは鮮明に覚えている。
 
水戸を出た時には外気温が12℃だったが、ここ戦場ケ原では-2℃と車の外気温計が表示していた。
 
(続く)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

カワセミ:逆川

2012-10-14 | lohas的情景
曇天の日曜日の午後、日頃の運動不足の解消も含め、
久しぶりにウォーキングに出かけた。

拙宅よりいつもとは違ったコースを通り逆川緑地に出た。
逆川の土手沿いは、草がきれいに刈り取ってあり、
小雨の中歩くのには苦にならなかった。
人影まばらなこの季節、あまりにも変化に乏しい。

川沿いに名の知れぬ花が少しばかり咲いていた。


カメラ片手に暫く歩くと、前方の土留めコンクリートにカワセミのツガイがいるのを見つけた。
逆川沿いを歩いていて、カワセミに出会えるのは機会は滅多にない。
思わず息を殺しシャッターを切った。


暫くファインダー越しに見ているとそのカワセミが飛び立ったかと思いきや対岸へ飛び移った。


そして青鮮やかな羽根を広げたカワセミは視界から消えていった...。






再び「栗の家」へ:ところてんと栗蒸し羊羹

2012-10-08 | lohas的情景
先日、笠間の新栗まつりが開催されると言うニュースをTVで知った。
取引先の知人の実家が笠間で栗栽培をしているという事をふと思い出した。
もしかしたらその知人宅も出店しているのかと思い、早速足を伸ばしてみた。

開催二日目の最終日、現地に3時頃着いた時には既に片づけを行っており人影は疎らだった。
ちなみに生産者は直接出店はしないそうだ。後から取引先の知人から聞いてわかった。
当日そこで栗菓子でも買おうかと思っていたが、この状態では到底無理と判断し、
以前訪れた「栗の家」に向かう事にした。


未舗装の駐車場には車数台が止まっていた。
「栗の家」の表札がある門を通り抜ける。
玄関前の白い暖簾は、民芸風の古民家とのコントラストがとても印象的だ。
以前訪れた感を思い出させると同時に栗菓子モンブランへの期待感が高まる。



室内に入ると、土間の先に置かれた笠間焼きと思われる壷が目に入る。




案内された所は、広縁に置かれたテーブル席だった。
天井を見上げるとアンティークなペンダント照明が古民家の雰囲気を一層醸し出していた。


モンブランを頼もうと思っていたが、「ところてんと栗蒸し羊羹」となるものに興味を注がれそのまま注文した。


うーん、なかなかの美味だ。
ところてんの食感も良いし、程よい酸味、中央に置かれた栗。
最後に栗蒸し羊羹とお茶をいただく。


外では秋訪れを告げるように萩の花が咲いていた...。

花火の饗宴と「IQ84」

2012-10-08 | lohas的情景
「IQ84」も残り70~80ページの所で外出することになった。
昼の気象情報を伝えるTVでは、石岡で大雨洪水注意報が出ている事を伝えていた。
水戸ではそのような気配はないのだが、これから向かおうとしている茨城県南部は集中豪雨の可能性も伝えられる。
大型のザックに三脚とカメラを詰め込んだが、豪雨の中撮影どころではないかも知れないと思い直し、
小型のディパックにレインコート、折りたたみ傘、タオル数枚、焼酎?そしてコンパクトカメラを詰め込み土浦へ向かった。

土浦の花火大会は全国の花火師が技を競う大会となっており、翌日の新聞では70万人の人出があったと掲載していた。
話には聞いていたが、これほど混雑しているとは...。
土浦駅で降りると改札口付近からシャトルバス乗り場まで大行列していた。
笠を差しながらその行列に加わった。
時折強く降る雨に、こんな状態で果たして花火が打ち上げられるのかという不安が過ぎったのは、
恐らくここに並んでいる誰もが感じていた事かもしれない。
雨も次第に強くなり、用意していたレインコートを羽織った。
シャトルバスはこんな天候に関係なく、数珠繋ぎで人々を会場へと次々に送り込んでいった。

会場へ向かう車窓から虹が見えた。
その虹は今までに見た事がないほど明確に、そして完全な円弧を描いていた。
さらにその虹の上に少し間をおいて2重に虹が途中まで掛かっている。
本当にこんな現象が生じるのか、いささか疑問を感じながらもここは現実の世界だ。
「IQ84」で月が2つある世界に送り込まれた青豆、天吾が脳裏に浮かぶ。
特に青豆が印象的だが。
ここまで読み進めたのもある種官能的な期待感がそうさせたのかも知れない。

シャトルバスから降りて会場まで歩いている内に雨は止んだ。
西空には雲の合間に一瞬青空が姿を見せた。
花火の打ち上げには問題なさそうだ。
今、気になるのは前方に漂う一塊の灰色の雲のみだ。

夕刻6時頃、花火は予定通り打ち上げられた。


次第に佳境に入る。
特にスターマインは、遠方からではその素晴らしさは半減してしまうと改めて感じる。
奏でる音楽にあわせて漆黒の夜空のキャンパスに描き出す花火は感動的だ。
手持ちのコンパクトカメラで三脚無しで撮影したので手振は止む得ないのだが、何とか数枚撮影できた。






感動も酔いも醒め止まぬまま、シャトルバス乗り場へと急いだ。
言うまでもく既に大行列だった。
土浦駅に着いてから構内では入場制限があり、そのまま改札口へは進むことができない。
暫くその場で立ち止まった後、大きなプラカードを持った駅員の合図で改札口へ向かいホームへ降りた。
待ち時間はほとんどなく、臨時電車で水戸へと帰路に着いた...。