National汐留ショールームの2Fティールームから、黒川紀章設計の中銀カプセルタワービルを目にする事ができる。
「壺中の天」kochu no ten
壺の中に多様な宇宙が入っているという意味らしいが、
まさに中銀カプセルタワーはその壺中を意識したものだ。
黒川紀章は、そこでカプセル宣言をしている。
カプセルが細胞として代謝することによって、建築全体が生き続け成長できるというものだ。
空間ユニットの構成は、多様な可能性を秘めている。
外見からも容易に想像されるそのユニット空間は、カプセルごとそっくり交換することができるそうだ。
社会のあるべき姿を具体的に提案し、歴史の新陳代謝を積極的に促進させようとする、メタボリズムを代表する建築となっているのだ...。
しかし、その中銀カプセルタワーも老朽化を理由に建替が検討されているそうだ。
本来なら、カプセル単位に取替えるという発想のもとに作られたものだが、一度もカプセルを交換したことは無い。
建築思想と現実のギャップを埋めるのは、そんなに容易いことではないという事なのだろう。
「壺中の天」kochu no ten
壺の中に多様な宇宙が入っているという意味らしいが、
まさに中銀カプセルタワーはその壺中を意識したものだ。
黒川紀章は、そこでカプセル宣言をしている。
カプセルが細胞として代謝することによって、建築全体が生き続け成長できるというものだ。
空間ユニットの構成は、多様な可能性を秘めている。
外見からも容易に想像されるそのユニット空間は、カプセルごとそっくり交換することができるそうだ。
社会のあるべき姿を具体的に提案し、歴史の新陳代謝を積極的に促進させようとする、メタボリズムを代表する建築となっているのだ...。
しかし、その中銀カプセルタワーも老朽化を理由に建替が検討されているそうだ。
本来なら、カプセル単位に取替えるという発想のもとに作られたものだが、一度もカプセルを交換したことは無い。
建築思想と現実のギャップを埋めるのは、そんなに容易いことではないという事なのだろう。