市民社会創造ファンドの引っ越しネタをあと一つだけ。
ファンドからの帰りは、江戸橋通りを歩くのですが、三越までくると地下に潜りたくなってしまいます。
それは東京メトロ・三越前駅のコンコース壁面に飾られた「熈代勝覧(きだいしょうらん)」というすばらしい絵巻を見るためです。
実物はベルリン東洋美術館にあるこの絵巻は、江戸の中心地である神田今川橋から日本橋までのおおよそ七町の日本橋通りの西側を東側から俯瞰する構図で描いています。
「熈代勝覧」とは、「熈(かがや)ける御代の勝(すぐ)れたる景観」という意味があるそうですが、画中に回向院再建の勧進と思われる一行の勧進箱に「回向院、文化二」の文字が見えることから、文化2年(1805)ごろの爛熟した江戸の町を描いたものだと考えられています。
沿道の店88軒、通行人1,671人、犬20匹、馬13頭、牛4頭、猿1匹、鷹2羽が克明な描写で生き生きと描かれており、人々の話し声や笑い声が聞こえてくるような錯覚に陥ります。
説明をはじめると切りがありませんが、見るたびに新しい発見があるのです。
この絵巻の前で口をあけて見ているオッサンがいたら、それは私かも知れませんね。
ファンドからの帰りは、江戸橋通りを歩くのですが、三越までくると地下に潜りたくなってしまいます。
それは東京メトロ・三越前駅のコンコース壁面に飾られた「熈代勝覧(きだいしょうらん)」というすばらしい絵巻を見るためです。
実物はベルリン東洋美術館にあるこの絵巻は、江戸の中心地である神田今川橋から日本橋までのおおよそ七町の日本橋通りの西側を東側から俯瞰する構図で描いています。
「熈代勝覧」とは、「熈(かがや)ける御代の勝(すぐ)れたる景観」という意味があるそうですが、画中に回向院再建の勧進と思われる一行の勧進箱に「回向院、文化二」の文字が見えることから、文化2年(1805)ごろの爛熟した江戸の町を描いたものだと考えられています。
沿道の店88軒、通行人1,671人、犬20匹、馬13頭、牛4頭、猿1匹、鷹2羽が克明な描写で生き生きと描かれており、人々の話し声や笑い声が聞こえてくるような錯覚に陥ります。
説明をはじめると切りがありませんが、見るたびに新しい発見があるのです。
この絵巻の前で口をあけて見ているオッサンがいたら、それは私かも知れませんね。