サーフ’９０の忘年会

1990年、相模湾を舞台にサーフ90という海のイベントが企画され、私は事務局の一員として加わりました。
スタッフは県や沿岸の市、また協賛企業などから集まめられた一癖も二癖もある連中ばかりで、ほとんど梁山泊のような状態でした。それもそのはず、予算９０億円を使った一大社会実験であり指示待ち人間ではとても務まらない非ごとでした。

例えば、建築規制が厳しい海岸にログハウスの街並みや大型ビジョンを備えたステージを造る、アルバイトの女の子が米軍基地の音楽隊を呼んでくる、三浦半島でトライアスロンの大会を開催するといった非日常の連続でした。

私も平塚海岸の会場にボードウォークを建設し、そのオープニングでは長さ３００ｍ・１千人によるテープカットをやりました。ゴールドコーストから呼び寄せたライフセーバーに一夏常駐してもらったお蔭で、カタマランヨットやサーフスキーも乗れるようにもなりました。

昨夜はそんな仲間たちによる忘年会、既に２０年以上も経っていますが、顔を合わせればお互い一瞬であの当時の心意気がよみがえります。