八重洲ブックセンターで、また買ってしまった「近江商人と三方よし」.
近年、企業の社会貢献活動をマーケティング活動の一環として位置付けるコーズ・リレーテッド・マーケティング(CRM)に感心が寄せられていますが、DNAレベルで違和感があるなと思っていました。
利益をあげることに何の障害もない欧米とは異なり、江戸時代の日本では武士階級は商人が利益をあげることを否定し極めて道徳的地位の低い行為とみなしました。
そのため商人たちは利益をあげることは倫理の実践であると考えて、陰徳(社会貢献)を積むことによって武士が支配する社会で家業の永続を確保する道を開こうと努めました。
それが明治以降の日本の企業活動に引き継がれていることを考えると、陰徳は日本企業のDNAに組み込まれているのではないでしょうか。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」、いわゆる近江商人の三方よしにCSRの日本的源流がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/be/fa136d8ab7676554d10640c5bb03b036.jpg)
近年、企業の社会貢献活動をマーケティング活動の一環として位置付けるコーズ・リレーテッド・マーケティング(CRM)に感心が寄せられていますが、DNAレベルで違和感があるなと思っていました。
利益をあげることに何の障害もない欧米とは異なり、江戸時代の日本では武士階級は商人が利益をあげることを否定し極めて道徳的地位の低い行為とみなしました。
そのため商人たちは利益をあげることは倫理の実践であると考えて、陰徳(社会貢献)を積むことによって武士が支配する社会で家業の永続を確保する道を開こうと努めました。
それが明治以降の日本の企業活動に引き継がれていることを考えると、陰徳は日本企業のDNAに組み込まれているのではないでしょうか。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」、いわゆる近江商人の三方よしにCSRの日本的源流がありそうです。
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