NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

JA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」

2010年04月15日 | 地域情報・まちづくり
昨日のブログで紹介した「花菜ガーデン」を視察した後、道路を隔てた向かい側に3月14日にオープンしたJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」を覗いてみました。

「あさつゆ広場」の名称は公募作品400点の中から選ばれたもので、とれたての新鮮な農産物が集まり、消費者と生産者が交流する場所をイメージしているとのことです。

真新しい店舗の正面にはフラワーショップが設けられており、色鮮やかな草花がお店の雰囲気を明るく盛り上げています。店内には湘南そだちの野菜や果物、花卉などが並び、お客さんたちが真剣に品定めをしていました。









あさつゆ広場は平塚市にあるのですが、二宮町の農家から湘南ゴールドやキウィーフルーツなどが出荷されているほか、海産物や醤油などの特産品も納品されていますので、二宮町とも縁が深い直売所となっています。







最近、こうした大型直売所は各地に出来てきましたが、地産地消と新鮮さを求める消費者心理とマッチして集客に成功しているところ多いように思われます。一方で、商店街に立地する小売店側から見ると、郊外型店舗の増加は必ずしも歓迎できない場合もあるのではないでしょうか。

あさつゆ広場に関しては、平塚市に立地し二宮町の農家や事業者さんが出店できていますのでWINWINの関係にあるとも考えられますが、地元に同様の施設ができるような場合はかなり複雑な調整が必要になるかも知れませんね。
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花菜(かな)ガーデン

2010年04月14日 | 地域情報・まちづくり
平成22年3月1日にグランドオープンした、神奈川県立緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」とJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」を視察してきました。

花菜ガーデンは、小田原厚木道路の平塚インター近くにあった旧神奈川県農業総合研究所の跡地を整備したもので、園芸と農業を楽しみ、学び、体験できるセンターとして、また新しい生き方の創造の場としての役割を持つ施設です。





横浜スタジアムの3.5倍(約92,000㎡)という広大な園内は、四季折々の花を観賞できる「フラワーゾーン」、農作業などを体験できる「アグリゾーン」、農業や食の大切さなどを楽しみながら学べる「めぐみの研究棟ゾーン」の3つに分かれています。

フラワーゾーンに設置された「薔薇の轍(わだち)」には、約860品種、約1,000本のバラが展示されおり、バラの進化の軌跡をたどることのできる園路が整備されています。また、アグリゾーンには子どもたちが主役になって農業を体験する「触(ふ)れん土(ど)ファーム」や自分たちで作る自分たちの畑「花菜ガルデン」などの見どころや体験コーナーがありますので、子どもから大人まで各世代に応じた楽しみ方ができると思います。











視察した日は、ちょうど地元の農家が育てた自慢のキュウリとトマトの品評会が開かれており、優秀な野菜には平塚市長と湘南農協組合長から賞が贈られていました。印象的だったのは、これらの野菜は平塚商工会議所が「湘南ひらつか特産品」として認定していることでした。名産品や推奨品としては加工食品や工芸品を認定するのが一般的ですが、平塚商工会議所では、いちごや小松菜、バラといった農産物を特産品として認定しているんですよね。









花菜ガーデンは、オープンしたばかりなので樹木や花が落ち着くには少し時間がかかると思いますが、これからのシーズンはクレマチスやバラが見頃を迎えるのではないでしょうか。こうした集客施設が地元に出来ることは町の活性化にも役立つことなので、ましくはあります。

明日は、花菜ガーデンの向かい側にオープンした「あさつゆ広場」をレポートしたいと思います。
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MOTTAINAI

2010年04月13日 | 二宮町商工会の紹介
今朝、通勤の途中で女子高生が「MOTTAINAI」と書かれたトートバックを持っているのを見てうれしくなりました。

使い捨て○○に代表される大量生産・大量消費・大量廃棄時代には「もったいない」という言葉は死語になりかけていましたが、環境分野の活動家として初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性のワンガリ・マータイさんが、2005年に来日した際に日本語の「もったいない」に感銘を受けたというニュースが流れたあたりから再びこの言葉が見直されるようになりましたね。

もったいないとは、「勿体無い」のことだと教えられたことがあります。勿体とは物の本体のことで、それが無くなるまで使い切りなさいという意味です。過去数年間の太陽エネルギーだけで生活をしていた江戸時代には、もったいないという言葉など無くても当たり前のこととして人々の生活の中で実践されていたことです。

例えば、米を収穫した後に同じ量ぐらい出る稲わらの場合は、縄、米俵、草鞋、簑などの生活必需品に形を変えますが、それが古くなると次は堆肥、寸莎(すさ=川の流れに浸けてアクが抜けたものを裁断して土塀の補強材として使用)、焚きつけ(その灰は土壌の改良材や焼き物の上薬として使用)として稲わらの本体が無くなるまで使い切っていました。

二宮町商工会でも「紙」「ごみ」「電気」を最小限に抑えることは当然のこととして取り組んでいますが、更に省資源・省エネルギーを進めるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。「紙」「ごみ」「電気」では限界がありますので、事業の実施方法などを含めた仕事全体を見直す要があると思っています。言うは易く行うは難しですが、「MOTTAINAI」を合い言葉に出来ることから手をつけるつもりです。

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パンの日

2010年04月12日 | 地域情報・まちづくり
今日は、「パンの日」です。当然、昼食もパンにしました。二宮駅北口通り商店会(はな通り)にはパンを扱うお店が3軒もあってパン屋通りのようですが、今日は「フェアリーテイル」さんのパンにしました。





フェアリーテイルの石井さんは、日ごろ二宮町商工会青年部の広報事業で活躍している方です。お店に並ぶパンはどれも美味しいのですが、私のお薦めは調理パンで、特にジャンボコロッケとエビカツが気に入っています。







ところで、何で今日が「パンの日」なんでしょうか。以下はパン普及協議会のHPからの抜粋です。

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日本人ではじめて本格的にパン製造を行ったのは、伊豆韮山の代官であり、軍学者でもあった江川太郎左衛門です。
江川太郎左衛門の師に当たる高島秋帆の従者に、長崎のオランダ屋敷に料理方として勤め、製パン技術を覚えた作太郎という人がいました。そこで、作太郎を伊豆韮山の江川太郎左衛門宅に呼び寄せ、パン焼き窯を作り、1842年4月12日、記念すべき「兵糧パン」第1号が焼き上げられました。
この兵糧パンはまあまあの評判を得て、その後、大規模な製パン所で、大量のパンが作られるようになったのです。また、水戸や薩摩でも、同じようなパンが作られるようになりました。
4月12日が、いわば日本のパン発祥の日であることから、毎月12日はパンの日とされています。

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なるほど、そーでしたか。
ありゃ、ジャンボコロッケとエビカツパンの写真を紹介しようと思っていたのですが、もうお腹の中に入ってしまいました。スミマセン m( _ _ )m
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フリマシーズンの到来!

2010年04月11日 | 日記
花冷えが過ぎる頃になるとフリーマーケット情報が気になります。首都圏で定期的に大規模なフリーマーケットを開催している団体は、東京リサイクル運動市民の会リサイクル運動市民の会の二つですが、そのほかにも結構あるんですよね。

我が家の場合はワンコ連れなので屋外限定ですが、昨日は横浜金沢区海の公園に行ってきました。海の公園は、約47haもある広大な公園です。自然海岸のようにみえますが、実は千葉県から運んだ砂で人工的に造られた海岸です。





フリマの会場は八景島に一番近い柴口駐車場で、150店ほどが出店していました。


掘り出し物があるようなワクワク感が魅力です。



私たちもフリマ大好き!



欲しかったのですが、大きすぎて置く場所がありません。



錆びた鎌を売る根性に脱帽です。




カミさんはお安い服を買い漁っていましたが、これからは当分の間フリマに同行です。
4月18日「日産スタジアム」「よみうりランド」
4月24・25日「横須賀浦賀ドック」「くりはま花の公園」
5月3日「保土ヶ谷公園」
5月8日「臨港パーク」「川崎競馬場」
5月9日「横浜港シンボルタワー」
あ~忙しくなりそう!
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IT情報安全守護

2010年04月10日 | 日記
日々の暮らしの中で、何か変だけど面白くて好きだなと感じるものに出会いますね。これから、そんな珍品を「ナニコレ珍百品」としてご紹介していきたいと思います。

私は八百万の神に頭を垂れるほうなので、各地の神社仏閣に参拝する折にはお札やお守りを置いているコーナーをよくのぞきます。全国には変わったお守りがあると思いますが、東京の神田明神で見つけた「IT情報安全守護」にはさすがに驚きましたね。





30年ほど前に大手信託銀行のコンピューター室に入ったことがあります。洋服ダンスのように大きなコンピューターがずらっと並んでいましたが、その一台一台に破魔矢が取り付けられていたのを見て、いかにも日本的だなと思ったことがあります。今回このお札を見て、世の中ついにここまで来たかという感慨が湧いてきました。

神田明神は、秋葉原電気街を氏子にもつためソフトウエアー会社やIT関連会社からも厚い崇敬を受けているとのことでコンピューターや携帯電話のお守りとして新製品を開発(?)したようです。

ウィルスバスターやノートン、マカフィは必須だと分かっていても、好きだな~、こういうの。
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吾妻山・桜情報(その4)

2010年04月09日 | 地域情報・まちづくり
先週末、上野公園のお花見の様子がテレビのニュースで流れていましたが、ただの人混みのように感じました。東京よりも少しだけ時間がゆっくりと流れる二宮町から見ると、あれって本当に楽しいのかしらと思ってしまいます。そういう私は、今日も昼休みに吾妻山に登ってきました。頂上は今が桜の見頃、まさに満開でした。









幼稚園の子どもたちがお弁当を楽しそうに食べていましたが、上野公園では絶対に無理ですよね。今週末までは十分に満開の桜を楽しめると思いますで、ぜひお越しください。




つわぶきの器で花を召し上がれ

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花冷え

2010年04月08日 | 二宮町商工会の紹介
今年は桜の時期にずいぶん寒い日が続きますね。二宮町商工会館は桜の木に囲まれていますので晴れた日は居ながらにしてお花見を楽しんでいるのですが、今日のように寒い日は結構大変です。





隣に葛川が流れていますので川面をわたる風が冷たいことに加えて、1階の駐車場が吹き抜けになっていますので、2階の事務室は寒さが足元から這い上がってくるような感じになります。





ところが、俳句ではこうした冷え込みでさえ「花冷え」という季語で受け止めてしまいます。これが日本文化の奥行の深さというのでしょうか。私も玄関で一句ひねってみましたが、あまり奥行は感じないですね。なお一層の精進が必要のようです。




花冷えの玄関にあり忘れ杖
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3D版 YAHOO! JAPAN

2010年04月07日 | 二宮町商工会の紹介
4月1日にYAHOO!JAPANのトップページを見た方の多くはお気づきになったと思いますが、左上に「3D版」というアイコンが表示されていました。試しにクリックすると、画面の中央から石のブロックのようなものが次々に飛び出してきて、高層ビル群を上空から俯瞰しているような感じのぺージになりました。

そう、エイプリルフールネタなんですね。3D版のトップページには3Dを話題にした非現実的なトピックが幾つか表示されていたのですが、中にはパナソニックの3DVIERAへのタイアップCMへのリンクなどもあって、なかなか楽しめるものでした。ご覧になっていない方は、もうしばらくは見ることができると思いますので、「3D版 YAHOO!JAPAN」をクリックしてみてください。

二宮町商工会のホームページもかなり古くなってきましたので、今年度は作りやすく見やすいものにリニューアルする予定です。今は、色々なところのホームページを参考にしながら構想を練っているところですが、できるだけ良いものにしたいと思っています。残念ながら、3D版にはなりませんがね。
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twi割(ツイワリ)

2010年04月06日 | 経済情報
1990年代始めの頃でしたか、「マイクロソフトは永遠に不滅である。ただし、この世界で永遠とは3年間のことである。」と聞いたことがあります。ITの世界が早いスピードで動いているということは頭では理解しているのですが、このところの進化にはさすがに付いていけないところがありますね。

その一つがTwitter(ツイッター)です。「いまなにしてる?」を140文字以内でつぶやけと言われてもね、2チャンネルとどこが違うのぐらいにしか思っていませんでした。しかし、鳩山総理に続いて原口総務大臣、最近は福島瑞穂さんまでが「おはよう!今日もいいいちにちを! 今日は、決算委員会。」なんてやっています。また、日本のTwitter議員(政治家) 430人(10/04/06現在現役) を一覧表示する「ぽりったー」(politter)なんていうサイトまであるのですから何かメリットがあるはずですよね。

コミュニケーションツールであることは分かりますし、ニュース速報や交通渋滞情報、企業の製品アンケートなどにも使えことは承知しているのですが、もう少し商売につながることはないかと調べていたら、「twi割(ツイワリ)」なるものがあることを知りました。

「ツイ割」は、商店の方が割引情報をつぶやく際にハッシュタグ#twiwariを記載して発信した割引情報を集めて掲載しているサイトで、地域別に検索することもできますので自分の近くのお店の割引情報などが簡単に手に入るスグレものだということが分かってきました。これなら、二宮町商工会の会員さんにも広めることができるかも知れません。

ツイッターは、他にもホームページやブログへの誘導、オンラインショッピングや特売品の宣伝など活用する方法は色々とあるようです。要は、「頭で考えるよりも、先に手を動かせ」ということなんでしょうか。全国の商工会関係でもツイッターを使い始めているところがありますので、二宮町商工会でも可能性を探りたいと思っています。
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新型インフルエンザは沈静化?

2010年04月05日 | 二宮町商工会の紹介
平成21年8月中旬から流行入りした「新型インフルエンザ」は、日本社会を揺るがす大事件となり各方面に多大な影響を与えました。二宮町商工会でもエントランスに消毒剤を設置するなど、出来る限りの予防策に努めました。お陰様で、職員は一人も感染しませんでしたし、ご家族で発症された方も大事には至りませんでした。





最近はニュースで取り上げられることも少なく、どうしたのかなと思っていましたが、3月31日に厚生労働大臣が新型インフルエンザに関して「最初の流行(第一波)は沈静化している」と発表しました。季節性インフルエンザは定点医療機関当たりの患者報告数が1.00を超えると流行の目安とされるようですが、3月15日から21日の週には0.41に減少したとのことで今回の発表になったとのことです。

さて、エントランスの消毒剤はどうしましょうか。うがいや手洗いが徹底されたことにより他の感染症の発症が少なくなっているとの報告がありますので予防効果はあるようですし、イギリスやアメリカでは既に流行の「第二波」を経験しているとのことですから、注意するに越したことはありませんね。「新型インフルエンザが流行しています」という表示は変えて、消毒剤は引き続き設置したいと思います。
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熈代勝覧(その2)

2010年04月04日 | エコでボランタリーな江戸の町
熈代勝覧(きだいしょうらん)の舞台は日本橋通りのおよそ七町(760m)で、作者はその表店の商家と蔵、町木戸や自身番屋、橋や高札などのほか、そこで働いたり往来する人々の姿を実にきめ細かく描いています。





先ず目につく商家としては、呉服問屋、京糸物木綿太物問屋、絹紬木綿問屋、小間物問屋、袈裟衣問屋などの衣料品を扱う店で、三井越後屋の繁盛ぶりが伺えます。そして、瀬戸物問屋、指物屋、煙草問屋、煙管問屋、薬種問屋、紙問屋、小道具問屋、印版所、墨筆硯問屋などの生活用品を扱う店も軒を並べます。

飲食店や食材を扱う店も多く、鮨屋、二八蕎麦屋、汁粉餅・雑煮屋、お茶漬け屋、居酒屋、水飴屋、八百屋、酒問屋、蒲鉾屋、味噌問屋、乾物屋、仕出屋などが見られます。

いかにも江戸時代と思える店は、桐油合羽問屋、帳面問屋、算盤問屋、蝋燭問屋、紅問屋、白粉問屋、鏡師、笠・雪踏問屋、結納品問屋などですね。また、この時代は識字率が高かったと言われますが、それを裏づけるように書物問屋も多く見られます。変わったところでは御入歯所などという店もあります。







次に人に目を向けると、男女比は、男8割、女2割ほどで、江戸の町は男が多かったことが分かります。駕籠や馬に乗る武家の一行などもいますが、日本橋通りという土地柄から圧倒的に庶民の姿が多く描かれています。

大工や按摩といった時代劇にお馴染みの登場人物のほかに、行商の姿としては魚売り、菜売り、古着売り、薬売り、箍屋、竹笊売り、板売り、搗米屋、雪踏直し、水売り、木売り、付け木売り、菓子の立売り、刃物研ぎ、鬢付油売り、菓子の立売り、煙管売り、煙草売り、塗師、回り髪結、金山時味噌売りなどが往来を埋め尽くしています。

また、信仰に関わる人としては、琵琶法師、托鉢、虚無僧、本堂建立の勧進、巡礼、願人坊主、金毘羅参りなどの姿も少なくありません。そして、こんなことまでと思われるものとしては、手習い入門に机を持参する父と子、結納途上の一行、高齢者の引越し、喧嘩を仲裁する鳶なども丹念に描いています。

東京に行かれた折には、ぜひ東京メトロ「三越前」駅地下コンコースに足を運ばれることをお勧めします。なお、名橋「日本橋」保存会のホームページでも動画配信されていますので、こちらも一見の価値があると思います。
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熈代勝覧(その1)

2010年04月03日 | エコでボランタリーな江戸の町
これまで、このブログで江戸の成り立ちや江戸っ子、町方による自治について紹介してきましたが、今日は江戸の町にタイムスリップしたような気になる「熈代勝覧(きだいしょうらん)」というすばらしい絵巻を取り上げてみたいと思います。

この絵巻の存在が明らかになったのは最近で、ベルリン東洋美術館が2000年のミレニアムに向けてリニューアル・オープンのメイン作品を探しいたときに同館の収蔵作品の中から見つけ出されたものです。

実物はベルリン東洋美術館にありますが、江戸開府四百年・江戸東京博物館開館十周年を記念する企画展「大江戸八百八町」展で日本にお里帰りしたことがあります。また、平成21年11月30日に名橋「日本橋」保存会、日本橋地域ルネッサンス100年計画、三井不動産(株)が共同で複製絵巻を東京メトロ「三越前」駅地下コンコース壁面に設置しました。





絵巻の長さは約12.30メートルで、江戸の中心地である神田今川橋から日本橋までのおおよそ七町(760m)の日本橋通りの西側を東側から俯瞰する構図で描いています。「熈代勝覧」とは、「熈(かがや)ける御代の勝(すぐ)れたる景観」という意味があるそうですが、画中に回向院再建の勧進と思われる一行の勧進箱に「回向院、文化二」の文字が見えることから、文化2年(1805)ごろの爛熟した江戸の町を描いたものだと考えられています。





画中には、沿道の店88軒、通行人1,671人、犬20匹、馬13頭、牛4頭、猿1匹、鷹2羽が克明な描写で生き生きと描かれており、人々の話し声や笑い声が聞こえてくるような錯覚に陥ります。説明をはじめると切りがありませんが、明日はその内容をもう少し詳しくご紹介したいと思います。
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景気回復を後押しします!

2010年04月02日 | 二宮町商工会の紹介
日銀横浜支店は、4月1日に3月の神奈川県内分の2010年3月の企業短期経済観測調査結果を発表しました。これによると、企業の景況感を示すDI(業況判断指数)は全産業で△22となり、前回(12月)の△31から9ポイント、前々回(6月)の△47からは25ポイントの上昇となっています。

DI(業況判断指数)とは、Diffusion Indexの略で、企業の業況感や設備、雇用人員の過不足などの判断を数値化したものです。算出の方法は、収益を中心とした全般的な業況についての質問では、「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つの選択肢を示し、「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いたものを指数としていますので、今回の調査結果からは景気は回復傾向にあることが伺えます。

ただし、これは製造業の回復に負うところが大きく、非製造業のDIはそれほど変化はありませんので、二宮町のように非製造業が多い地域で景気回復を実感するのは少し先になると思われます。

とは言うものの、4月1日の日経平均株価は、11,272.73円と年初来の高値を付けていますし、東京外国為替市場の円相場も一時、1ドル=93円73銭と約3ケ月ぶりの円安ドル高水準になりましたので、景気は緩やかながらも着実に回復することが期待されます。

二宮町商工会では、今年度はベースとなる経営支援事業に加えて企業の経営革新を支援するためのセミナーの開催を計画するなど、地域の活性化に向けた活動を強化していきたいと考えています。
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今日から新年度

2010年04月01日 | 二宮町商工会の紹介
シャキーン! 今日から新年度でぇーす。
事務所は昨日のままですが、気持ちだけは新鮮になろうと思います。

昨年度は、プレミアム商品券発行事業と二宮ブランド開発事業という大きな事業を二つ抱えていましたが、何とか一定の成果を挙げることができました。

さて、さて、今年度は、二宮町商工会は50歳の誕生日を迎えます。半世紀の歴史というのは、とても重いですよね。既に、50周年記念事業を検討する委員会が設置されて、節目の年をお祝いする事業企画が固まりました。

先日の理事会では、記念講演会・記念式典・祝賀会の3点セットに加えて、特別事業の企画と記念誌の発行について了解をいただきましたので、後は5月の総代会での正式な承認を待って本格的な作業を加速させる予定です。

今年度も忙しくなりそうですが、世の中がうつむき加減の時に前向きな仕事ができることの幸せを感じながら頑張りたいと思います。
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