最近、どこぞの知事さんの国外出張費が高額だとか、毎週のように公用車で別荘通いをしているとかが話題になっていますが、岡崎洋・元神奈川県知事を知る者としては、何とも陳腐な話に思えてなりません。
岡崎さんの住まいは藤沢ですが、県庁のある横浜までは東海道線で電車通勤でした。
韓国への出張に同行した折にも、公用車での出迎えは無用とのことで、成田エクスプレスが発車する大船駅に集合です。
出発の朝、岡崎さんは駅のホームに書類カバン一つだけ持って現れました。
短期の出張とはいえ仰天した某が発した一言は、「知事、パンツはどこですか?」だったような・・・
空港に着いてからVIPルームに入ってもらうと、一人では退屈だと言って、出発ロビーのベンチで待っている某の隣に座ってしまうのですから、ホテルの部屋が職員と同じレベルだろうが全く無頓着でした。
しかし、その仕事ぶりは天才的でしたね。
財政がひっ迫して非常事態宣言を出す状況の中で、今こそ市民活動の力が必要だとして、床面積四千㎡のサポートセンターを全国に先駆けてオープンし、市民活動の支援と協働を目的とした総額百億円のファンドを設置したのですから、ビックリポンどころではありませんでした。