アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

大倉集古館にて

2010-09-13 09:14:45 | アートな旅

      欣求浄土(ごんぐじょうど) ~~ ピュアランドを求めて~~
          -大倉コレクション 仏教美術名品展ー

 浄土(the Pure Land)は、人々がこの世の苦しみを離れて正しく導かれる
 仏教の理想郷。
 仏の住まいし場所、菩薩が成仏を目指して精進する世界でもあります。
 仏の尊い心に描くよすがとして悪に充ちた世界と浄土を繋ぐ機能を果たして
  います。
 時には足を止め、心の目でじっくりと御仏に対峙してみるのも良いではないで   しょうか。

仏教というものを漠然としか捉えていない私ですが、上記の言葉に誘われて
東京・神谷町の「大倉集古館」へ行きました。


「大倉集古館」は大倉喜八郎(1837^1928)が創立した美術館
大正6年(1917年)集古館が誕生
建物は中国の古典様式を生かした名作。
平成2年東京都の歴史的建造物に選定され平成10年には
国の登録有形文化財となりました。東洋の絵画、彫刻、書跡、工芸
など国宝3点、重要文化財12点、重要美術品など2.000点に
及ぶ美術品を保管しています。


入り口までの通路にも仏像などが設置されています。


集古館を守っています。


国宝 「普賢菩薩騎像」部分  木造彩色
(絵葉書から)

静謐な場所で静謐に鑑賞する仏教の真髄
心の目で見る出来たか?
暑い最中でも少しは心の中に涼風が吹いて爽やかな気分になりました。

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向かい側のアメリカ大使館門扉
警備がいるのでチョコット撮りました。

大倉集古館の東洋美術品は近隣の大使館やホテルオークラに
滞在の多くの外国人にも東洋美術の睡粋に触れる機会を与えているそうです。