アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

石と芸術の街・金谷

2010-09-27 14:01:50 | アートな旅

千葉県に住むようになって以外に知らない場所が沢山あります。

今回は今年3月に開館した「金谷美術館」を訪ねながら海を見て感じる散策に出かけました。

      JR浜金谷駅から3分に「観光案内所」があります

 
     石の町らしく             のこぎり山の石を掘った道具

 
    石の芸術・1                     石の芸術・2

房総半島の中部に位置する金谷は鋸山(のこぎりやま)を抱え鋸山から切り出された房州石の産地として栄え年間30万本を江戸・横浜へ出荷していました。

石のモニュメントも街のあちこちで見ることが出来ます。


美しい石塀

東京湾フェリーもここから出て久里浜まで30分足らずで着きます。


久しぶりに見たフェリーは大きい。

昔もこのように船で石を運んでいたのでしょう。

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ここからは目的の「金谷美術館」はフェリーの目の前に建ちました。


外壁を鋸山の房州石で装飾した美しい建物

今回の展示は「麗しき宮中・華やぐ浮世」
と題した掛軸や茶碗、書など日本の誇りである
菱川師宣・葛飾北斎・藤原定家・紀貫之・・・
200年から800年前の日本画や掛け軸などは
心が落ち着く素晴らしいものでした。

又別館は100年以上の石蔵にて古美術が展示されていました。


本館から別館に続く木道
右上に見えるのが鋸山


この細い道を通って別館に行きます
心躍りますね。


すべてに行き届いた気遣い。
「石と芸術のまち」を目指して金谷が活気づくことを願った人々の
魂の結晶をうかがい知ることが出来ました。

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帰りは保田の海に出て美しい海をじっと眺めていました。

房総の豊かさを思いました


人生には穏やかな時も波高き危険な時もあります。
そんなことを思いながら保田海岸を後にしました。