震災後初めて木戸川にサケの稚魚放流

楢葉町木戸川漁協は15日震災後初めてサケの稚魚約1万匹放流した。稚魚はいわき市夏井川で育成されたもの、松本町長や漁協関係者の手で古巣に戻るサケに帰還住民を託した。

木戸川は請戸と同じ本州有数のサケの遡上で有名、一本釣りや木戸ダムができる前は紅葉の名所でもあった。秋ヤナバの下での地引網捕獲、それに群がるカモメたちの景観は観光客にも人気のスポットであった。

津波で、ヤナバ、ふ化場が壊れたが連休上がり帰還となれば、サケの稚魚より早く戻れることになる。やはり、大熊のじじい部隊のような活躍があればもっと早くに帰還が可能となろう。住民の手に勝る除染はないと思うから。

2012.8に避難区域再編で、木戸川周辺は避難指示準備解除区域となって日中立ち入り可能に、私は同年11.18に木戸川や山田浜などに出かけ撮影、愛知県の元住民に現状を知らせると涙の感動の電話が届いた。

画像上から、2010.11.5木戸川ヤナバ、2012.11.18北田の除染物と木戸川ヤナバ跡、2014.4.15木戸川稚魚放流。