ブログ仙岩

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ぺんぺん草の愛称ナズナ(薺)

2014-04-29 08:47:34 | 日記
冬を越した春の七草ナズナ(アブラナ科ナズナ属)の花は終わりに近づいています。

高さが10~50㎝にも伸びるナズナですが、春だけでなく、夏にも秋にも芽を出します。即ち、いつも見られることは地下に沢山の種子倉庫があると考えられます。

七草摘みのころは葉は地面に貼りつかせたロゼットスタイルの根生葉にして寒風から身を守り光合成を行います。だから、冬のビタミン不足期に栄養を蓄えたナズナの葉を粥にして頂き邪気を払い無病息災で過ごせる新年の願いでもあります。根に今の時期に花を咲かせる栄養を蓄え早くに花をつけ子孫繁栄を維持しているわけです。

越年草で、道端、畑、田の畦道などに普通にみられるもの、白い十字の小さな花をつけます。果実がぺんぺん草の名の通り三味線のばちに似ており、果実を下に1~2cm引き下げ、ぷらぷらにし小槌のようにして音を出す子どもの遊びにもなります。